転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/24 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職を繰り返してきましたが、今度こそ本気で転職を成功させたいです【転職相談室】

外を見ているビジネスウーマンさまざまな職種を転々としてきた30代女性のFさん。

ようやく自分の強みに気づき、「今度こそ本気で転職を成功させたい」と話します。

転職回数や経験職種の多さといった懸念点をどう解消すべきか、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんが答えます。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職を繰り返してきましたが、今度こそ本気で転職を成功させたい会社があります。(Fさん/クリエイティブ/30代/女性)

相談者
相談者
これまで、制作会社や広告代理店、Webメディア会社などへの転職を5回繰り返し、コピーライターやデザイナー、Webコンテンツ企画やディレクター、営業や事務など興味のある仕事は一通り経験してきました。
その中で、自分の一番の強みはコンテンツ企画とディレクションだと気づき、その道でキャリアを深めていきたいと考えています。
ちょうど最近、ずっと憧れていた企業でコンテンツプランナーを募集していると知り、「コンテンツのスペシャリストを目指して、この会社で長く活躍したい」と本気で思えるようになりました。
これまでは、職に就く前から飽きたら次を探せばいいという気持ちがありましたが、今は「たくさんのヒットコンテンツを手掛けるプランナーになりたい」と、初めて明確な目標が持てています。本気で転職を成功させるためのアドバイスをいただきたいです。

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本気で転職したい会社に応募する際に意識したいポイント

アドバイザー
アドバイザー
「今度こそ」という前向きな思いがよく伝わってきます。
ただ、Fさんが本気で転職を成功させる上で、一番の懸念点はやはり転職回数の多さでしょう。
企業側は、5回の転職でそれぞれ異なる職種における経歴を見て、「飽きっぽく、継続する力が足りないのではないか」「またすぐに辞めてしまうのではないか」と不安を感じる可能性があります。
確かに、転職回数の多さは自分でも引っ掛かるところです。
しかし、スキル・業績にはそれなりに自信があります。
その点を理解してくれる企業に出会えたらよいのですが…。
応募の際に意識すべきポイントは何でしょうか?
相談者
相談者

転職回数は事前に開示し、培ったスキル・経験がどう活きるのかをアピール

アドバイザー
アドバイザー
Fさんは、得意分野に関してはかなりの実績をお持ちですね。
しかし、志望動機・自己PRがただ「好奇心旺盛に行動力をもってチャレンジしてきた」などのアピールでは、スキルや経験重視の中途採用において、企業側になかなか響かないでしょう。これまでFさんが経験してきた複数の職種経験がコンテンツプランナーの仕事にどう活きるのかを、一貫性を持って伝えられるように職務経歴書を作り込む必要があります
書類選考の段階では、コンテンツ企画やディレクター経験だけ書いた方がいいのかと思っていました。
転職経験の多さについてあらかじめ理由を伝えるべきでしょうか?
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
そうですね。企業側は「どうして1~2年ごとに転職しているのだろう」と純粋に疑問に思うはずなので事前に伝えた方が安心かもしれません。
なぜなら、書類の段階で転職の意図や得られたスキル・経験、反省点などをすべてオープンにして経歴を理解してもらった上で選考に進む方が、お互いに齟齬がなく、スムーズなコミュニケーションが可能だからです。

ポジティブな転職理由を伝える

確かにそうですね。
まずは転職理由から整理して考える必要がありますね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
Fさんの経験・職種はさまざまですが、業界は一貫して広告・メディア系です。
同業界内で転職した理由を、スキルアップの視点で振り返ってみてはいかがでしょうか。
例えば「より現場に裁量権のある会社に身を置き、コンテンツ企画に挑戦したかった」「クライアントのニーズをより正確に捉えられるよう、制作経験だけではなく営業経験も積みたかった」など、転職を決めたポジティブな理由にフォーカスして伝えてみてはいかがでしょう。
上記のように、今回希望するコンテンツ企画やディレクション業務に十分に活かせそうな観点で転職理由を整理してみましょう。
もしも、家庭の事情など然るべき理由がある場合は、それも書類の段階で伝えましょう。

職務経歴書は「キャリア式」フォーマットを活用し、スキル重視で作りこむ

アドバイザー
アドバイザー
転職経験が多い場合、スキルの書き方にも工夫が必要です。
Fさんが今回一番伝えたいのは、コンテンツ企画やディレクション経験の実績だと思いますが、すべてを時系列で経歴を書くと、せっかくアピールしたいポイントが埋もれてしまうかもしれません。
最初にコンテンツ企画とディレクション業務の経験年数、これまで手掛けたヒットコンテンツの詳細など具体的な実績を書きましょう。
その際は、応募先企業が求める募集内容とFさんのスキル・実績に共通点を見出し、そこを丁寧に伝えると良いでしょう。
書き方については、職務内容ごとに分けてアピールすべきものから順にまとめると、見る側もわかりやすくなります。

例:

□Webコンテンツ・ディレクションに関わる経歴

2016年4月~2017年9月 株式会社〇〇〇〇
【職務・実績】
オウンドメディアにおけるコンテンツの立ち上げを任され、ディレクション業務を担当

2017年10月~2019年6月 △△△△株式会社
【職務・実績】
女性向けWebメディア「***」の企画・運用を担当し、月間〇万PVを達成。人気コラムニストの連載から書籍・ドラマ化を進めるなど、今も続くヒットコンテンツを手掛けた

アドバイザー
アドバイザー
Fさんのように複数のキャリアでスキルを積んだ人や、転職回数が多い人には、職務内容ごとに経歴をまとめた「キャリア式」の職務経歴書が適しています。
ぜひ、参考にしてみてください。

▼キャリア式の職務経歴書テンプレートはこちら

キャリア式テンプレート01 キャリア式テンプレート02
キャリア式職務経歴書テンプレート01 キャリア式職務経歴書テンプレート02
Word形式:A4(1枚) Word形式:A4(1枚)
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転職先を一社に絞るのではなく、併願先も見つけよう

転職理由の整理や、スキル・経験をアピールするイメージが、だいぶ具体的になってきました。
志望企業のことももっと調べてみて、自分との共通点を探していきます。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
そうですね。
Fさんは1社への想いがとても強いからこそ、あえて複数の企業を見て比較する視点も大切なんです。
スキル・実績を整理していくと自分の強みが明確になっていくので、その強みを活かせそうな会社が他にないか、もう一度フラットに見てみてはいかがでしょうか。
「本気で転職に成功したい」とのことですが、転職における成功とは、Fさんに本当に合った企業に出会うことです。
もしかしたら、併願した他の会社に思わぬ魅力があるかもしれませんし、今志望している企業の上司・社員と話をしてみたら、カルチャーフィットに不安を感じて、志望度が下がるかもしれません。
いくつかの企業を比較することで転職を決める際の納得度も高まるでしょう。
なるほど…。
本気で転職するならこの会社だと思い込んでいましたが、その会社に内定をいただけるかわかりませんし、複数受けた方が転職できる可能性も高まりますね。
相談者
相談者
アドバイザー
アドバイザー
はい。転職活動では、自分の力が及ばないところで選考に落ちる可能性も否めません。
例えば、「社内異動により募集していたポジションに人が充足した」「予定していたプロジェクトが頓挫して採用計画が崩れた」「事業の方向性が変わって採用の必要がなくなった」など想定外のことも起こり得るでしょう。
上記のことからも、さまざまな可能性を考えて色々な会社を見ていくことをおすすめします。
わかりました。本気で自分に合った会社を探すためにも、改めて企業選びから考えていきたいと思います。
ありがとうございました。
相談者
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記事作成日:2020年11月13日 WRITER:田中瑠子 ILLUST:安西哲平 EDIT:リクナビNEXT編集部

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