第二新卒で一般職から総合職に転職するには
総合職とは、特定の職務に限定せず「企業のコア業務に携わる職務」を指します。
新卒採用で多く使われる表記ですが、中途採用でも、将来的に幅広いキャリアの選択肢を残すため、求人情報に「総合職」と記載されていることがあります。
今回は、第二新卒で一般職から総合職に転職したい場合に知っておきたいことや注意点を解説します。
中途採用の「総合職」とは?
中途採用での「総合職」という職種名は、基本的に“職種を限定しない採用”という意味で求人情報に使用されているケースが多いようです。
特に多くの従業員を抱えている企業の中には、退職に伴う人員変動と組織変更に個別対応しながら採用活動を行うことが難しいため、一度に「総合職」として複数名を採用し、組織のバランスと採用状況によって配置を決めているケースもあるようです。
そのため事業所が全国にある場合は、求人情報では勤務地を特定せず、入社後に地方への配属が発生することもあります。
ただし、職種を限定していなくても、「事務系総合職」「営業系総合職」「技術系総合職」など、ある程度の領域を定めている企業もあります。
入社後のキャリアパスや担当領域は、事前に求人情報で確認しておきましょう。
第二新卒として一般職から総合職に転職は可能?
第二新卒の場合は、基本的にポテンシャル重視の採用であることが多く、一般職から総合職への転職も可能です。
経験に不安がある場合は、総合職で「未経験者歓迎」の求人を探すという方法もあります。
総合職に転職したい場合は、まず求人情報を見てどのような人材を求めているのかを確認し、応募する仕事に活かせそうな経験と工夫したポイントなどを自己PRとしてまとめ、転職理由や志望動機とともにアピールしましょう。
ただし、第二新卒や総合職の求人は人気が高く、応募者が集まりやすいので倍率も高くなる傾向にあります。そのため、応募する求人を絞らずに、興味を持った企業にはできるだけ積極的に応募するようにしましょう。
総合職に転職する場合の注意点
総合職の採用の場合は、先に述べた通り職種や配属先が未定であるケースもあるため、「やりたい仕事」「希望勤務地」が決まっている場合は、総合職採用よりもポジション採用をしている企業の方が向いている可能性が高いです。
総合職の求人の中でも、ある程度領域が決まっている求人か、ポジション採用の求人を中心に探した方が、納得度の高い転職を実現できるでしょう。
もし希望する職種や勤務地が明確にあって、入社したい企業が総合職採用しか行っていない場合は、履歴書や職務経歴書、面接でしっかりと伝えておきましょう。
希望を汲んでもらえるかは企業によりますが、意思表示をしておくことで配属時に配慮される可能性もあります。
配属先が分かるのはいつ?
総合職の採用で、配属先が明らかになるタイミングは企業によって異なります。
面接で転職理由や経験を聞きながら選考中に配属先を決めて内定通知書に記載するケースや、入社日に明らかにするケースなど様々です。
入社後に研修を行う企業の場合は、研修中に面談や研修状況を通じて適性を図り、研修後に配属先を明らかにすることもあります。
配属先が気になるようであれば、面接の質問を求められたときに、配属先が分かるタイミングを聞いてみましょう。
EDIT:リクナビNEXT編集部
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