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現職よりも大規模な企業に転職するのは難しい?大手企業への転職実現のポイント

オフィス街

大手企業に「待遇が良い」「制度が整っている」といった印象を抱き、転職しようとする方も少なくありません。では、現職よりも規模の大きい企業に転職することは可能なのでしょうか。

そこで今回は、調査データを元にした企業規模別の転職の傾向と、大手企業への転職のポイントについて、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏が解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

企業規模別に見ると、「現職よりも小規模企業」への転職が多い

規模の異なる企業への転職実態として、リクルートワークス研究所が発表している「なぜ転職したいのに転職しないのか ―転職の“都市伝説”を検証する―」の調査データのうち、「企業規模間の移動状況(※)」を見てみると、2018年~2022年の正規雇用転職者の転職前後の企業規模は、前職より規模の大きな企業へ転職した人は企業規模が1~99人の場合で31.6%、100~299人で30.4%、300~999人で22.3%、前職よりも小規模企業へ転職したのは、100~299人で40.5%、300~999人で50.8%、1000人以上で57.9%。

全体で見ると、前職と同程度もしくは小規模の企業への転職が多いことが分かっています

企業規模間の移動状況データ2023

(※)出典:「なぜ転職したいのに転職しないのか ―転職の“都市伝説”を検証する―(PDF)」P19│リクルートワークス研究所

さらに、同職種に転職した場合に限定して、1000人以上規模の企業に移動した人の割合を分析したところ、事務職で1~99人の企業から1000人以上の企業に移動した人は5.6%、専門職でも、1~99人の企業から1000人以上の企業に移動した人は6.7%となっています。

同職種転職の場合、大規模企業への転職する人の割合は多くないようです。

ただし専門職のうち、ソフトウエア・インターネット関連技術者とインターネット関連専門職を合わせたIT関連職では、従業員数1~99人の企業から1000人以上の企業に移動した人が11.6%いました。

また、100~299人の企業から1000人以上の企業に移動した人の割合も、他職種より高いという結果が出ており、IT関連職については、相対的に大企業への転職が生じやすいようです。

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場合によっては大手企業への転職は可能

前述のアンケート調査の結果では、IT関連職以外では前職と同程度もしくは小規模の企業への転職が多いと解説しましたが、大手企業に転職する方はゼロではありません。

ただし、大手企業の多くは新卒採用を行っており、中途採用をする場合はそれなりの理由があります。

特に大手企業とは社風や仕事の進め方が異なる中小企業から迎える場合は、社内には存在しない“異能人材”をあえて採用するケースもあります。

大手企業に転職を希望する場合は、企業の採用背景を理解し、応募企業に響くようなアピールを準備しておくことが重要です。

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中小企業出身者を採用するケース

大手企業があえて中小企業出身者を採用する、代表的なケースをご紹介します。

採用ニーズが極めて高い職種

採用ニーズが極めて高く転職市場に経験者が少ないエンジニアなどの専門職種では、出身企業の規模にこだわると人材獲得が進まないため、大手企業が中小企業出身者を採用するケースが見られます。

自社にない専門性

企業が新規事業や新しい領域にチャレンジする場合、その分野の経験者が必要になりますが、社内にいない場合は外部から採用することがあります。

販路拡大のために、同業界や同地域の経験者が営業として採用されるケースもあります。

視野の広さやマネジメント経験

大手企業の多くは生産性向上のために業務の役割分担が進んでいるため、例えば「人事部門の新卒採用の説明会・イベント業務担当」「広報部の社内広報冊子担当」など、特定業務を担当する傾向があります。

一方で中小・ベンチャー企業の場合は担当範囲が広く、場合によっては兼務することもあるため全体を見て判断する経験を持つ人材が少なくありません。

視野の広さや主体的に判断してきた経験を評価されてマネジャー候補として採用されるケースもあります。

現職よりも大規模企業に転職するポイント

所属している企業よりも規模の大きい企業に転職を検討している場合の、企業選びのポイントをご紹介します。

積極採用を行っている大手を狙う

大手企業の中でも不動産や保険などの業界では、積極的に営業を中途採用しているケースがあります

未経験者にも門戸を広げていることが多いためチャレンジしやすい求人と言えますが、成果主義の評価をする傾向があり実績を上げ続ける必要があります。

大手企業なので全国に拠点を持つことも多く、成果を出せば待遇にも反映するという魅力がある一方で、厳しい環境に飛び込む強い意志が必要です。

新しい分野にチャレンジする大手を狙う

新規事業を積極的に行っている企業では、その分野の経験者を採用するケースがあります

ニュースやプレスリリースなどを通じて自分の知識・経験が役立ちそうな事業を始める企業を見つけたら、同業界の競合他社なども含めて同じような動きがないか確認してみましょう。

時間がかかることを覚悟し採用を始めるのを待つ

大手企業の場合、常に中途採用しているとは限りません。

また、中途採用を始めたとしても、4月や10月入社など、入社時期が決まっているというケースも多いものです。

もし興味のある業界や企業が決まっている場合は、じっくりと腰を据えて中途採用が始まるまで待つという方法があります。

ただし、中途採用がいつ始まるかは企業によって異なり、始まったとしても内定が出るとは限らない点に注意が必要です。

企業規模にこだわりすぎない

中小企業と比較すると、大手企業の方が給与や福利厚生などの待遇が恵まれている傾向があるため、転職先選びでは企業規模の大きさにこだわる方も多いようです。

ただし、“VUCA”と呼ばれる予測不能な時代において、大手企業だからといってずっと安定しているとは限りません。

転職先を選ぶ際は、企業規模ばかりにこだわらず、自分の実現したいことや譲れない条件、活かせる経験・スキルなどを軸に選ぶようにしましょう

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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