転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2018/07/20 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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素晴らしいマッチングを実現した転職エージェントを称える“GOOD AGENT AWARD 2017” イベントレポート

一人ひとりがイキイキと働く社会の実現を目的に、プロ意識に基づいて企業や求職者の本質的課題をとらえ、マッチングを行う転職エージェント。そのなかでも、「人」が介在しなければ決して生み出されることのなかった、特に高いレベルのマッチングを成し遂げた転職エージェントに贈られるのが、「GOOD AGENT AWARD」だ。

2017年は、205件ものエントリーがあった。今年の主な評価ポイントは、「求人企業・求職者への踏み込み」「求人企業の事業成長、求職者のキャリアアップ」「マッチングの希少性、新規性」。これら3つの視点から、高く評価された転職エージェントが金賞の対象となる。また、これらとは別に、「この案件で世の中がどうよくなるのか」という社会視点の水準が特に高い案件には、特別賞が与えられることがある。

去る11月10日、事前審査で選ばれた金賞受賞者5名、特別賞受賞者3名を表彰し、金賞受賞者のなかから大賞およびオーディエンス賞を決める「GOOD AGENT AWARD 2017」が開催された。当日は、約250名の転職エージェントや企業の人事担当者が来場したとあり、注目度の高さがうかがえる。

金賞受賞者5名がマッチング事例をプレゼンテーション

リクルートキャリア事業開発室執行役員の木塚敬介氏による開会のあいさつで幕を開けた「GOOD AGENT AWARD 2017」。

経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室 参事官の伊藤禎則氏による基調講演「働き方改革と求められる人材像〜人事・転職エージェントのこれからの役割〜」に続き、金賞受賞者5名のプレゼンテーションが行われた。

同イベントでは、このプレゼンテーションを踏まえ、審査員により大賞、来場者のWEB投票によりオーディエンス賞がそれぞれ選出される。

基調講演「働き方改革と求められる人材像〜人事・転職エージェントのこれからの役割〜」

 

プレゼンテーション1番手は、株式会社アールストーンの小須賀陶子氏。「日本の研究のあり方を変えるため、自分の研究領域でビジネスを発展させる実績をつくりたい」という目標を持つ技術研究者の転職を支援。当てはまる求人がなかなか出てこない厳しい状況のなか、あらゆる可能性を模索。企業のニーズを発掘し、求職者の研究領域が活かせる新たなポジションの創出に成功。日本の研究者の新たな可能性を切り開いた。

2番手は、株式会社リクルートキャリアの橋本尚弥氏。圧倒的な社会起点で想いを語る求職者との出会いをきっかけに、製造業における知財部門に着目。あらゆる手段で情報を収集し、業界全体の負を解消するべく動き出した。そして、従来は公募のみで採用を行っていた大手機械系メーカーから、指名で知財人材の求人依頼を受注。SNSを駆使して1300名の知財人材ネットワークを構築し、クライアントに最適な人材を紹介。全5名の採用決定を生み出した。
3番手は、株式会社エグゼクティブリンクの鈴木大輔氏。「もうひと花咲かせたい」と、転職を希望する超大手自動車メーカー勤務の60歳男性と出会い、上場をめざす歯科技工所を紹介。求職者にとって企業規模や年収は大幅な縮小となるが、やりがいを感じられる転職となるよう、企業と求職者双方への根回しを密に行った。そして、「人生100年」といわれるこの時代に、60歳からのチャレンジを後押しする成功事例を創出した。
4番手は、株式会社アドバハンティングサービスの上田隆寛氏。東海地方にて、赤字続きで、店長が3回も変わっている中堅建設会社の新たな店長職採用を支援。しかし、同社が提示する、「ハウスメーカー等での経験を持つ30〜40代女性」に当てはまる候補者は集まらなかった。そこで、「本当に必要なのは、“お母ちゃん”らしさなのでは」と提案。採用されたのは、子育てを経て社会復帰した50代女性。彼女の入社後、クライアントに黒字化の兆しが見えてきているという。
5番手は、株式会社ムービン・ストラテジック・キャリアの近藤義男氏。「成長意欲の強い個人・企業を応援したい」をモットーとする同氏が出会ったのは、20歳・中卒・経験社数4社の求職者。サイバーセキュリティの知識が豊富で熱意ある彼を応援したいと、自身の経験をフルに活かしたサポートを実行。わずか1カ月足らずで、転職成功へと導いた。新天地で活躍する彼は、入社9カ月でマネージャーに昇格。既成概念を揺さぶる成功事例となった。

大賞・オーディエンス賞が同じ転職エージェントに!

プレゼンテーション終了後は、投票および審査が行われ、お待ちかねの表彰式へ。まずは、事前審査で選ばれた特別賞3名が表彰された。特別賞の場合、それぞれの事例の特徴から、独自の賞が与えられる。今回は、シーディエスアイ株式会社RGF HR Agent Japanの神田美穂氏に「グローバルギャップ解消賞」、マッケン・キャリアコンサルタンツ株式会社のゆうよう子氏に「起業家からの転職支援賞」、レバレジーズ株式会社の西澤貫氏に「エンジニアへのキャリアチェンジ開花賞」が与えられた。
特別賞の受賞者3名の詳細 >

続いて、あらためて金賞5名が表彰された。また、そのなかから大賞とオーディエンス賞がそれぞれ発表されるのだが、今回は偶然にも1人の転職エージェントが2つの賞を受賞。株式会社アールストーンの小須賀陶子氏がその名誉に輝いた。表彰後、審査員5名からプレゼンテーションについての講評が行われた。

●株式会社ライアスサーチ 代表取締役社長 前原路代氏

「多くの転職エージェントは、大手企業のクライアントを担当すると、その社名に甘えてしまい、詳細なヒアリングをおざなりにしがちです。そんななか、株式会社リクルートキャリアの橋本尚弥さんは、クライアントに踏み込み、驚くほどの質と量のヒアリングをされていました。踏み込み度については、ダントツでナンバー1といえるのではないでしょうか。これからのご活躍にも期待したいと思います」

●経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室 参事官 伊藤禎則氏

株式会社エグゼクティブリンクの鈴木大輔さんのプレゼンテーションは印象的でした。この事例は、一人ひとりのキャリアが大きく変わるなかで、60歳の方のチャレンジを後押しするという、まさに『人生100年時代』を象徴する事例といえるのではないでしょうか。特に、日本では年齢に制限を設ける傾向があります。今回の事例においては、もともと年齢に制限を設けていた企業と丁寧な対話を重ね、本当に必要なものを突き詰めていかれました。そこに、転職エージェントの存在意義があるのです。今後も、転職することで、さらにその方のステージが上がるような転職を実現していってほしいと思います」

●Indeed Japan 代表取締役 ゼネラルマネジャー 高橋信太郎氏

株式会社アドバハンティングサービスの上田隆寛さんのプレゼンテーションは、求職者が50代女性とのことで、同じ50代の私としては大変興味深かったです。“お母ちゃん”らしさという言葉も印象的でしたし、求職者をとおして世の中をよくしていくという点にも共感できました。また、地方の企業では人が採れずに悩む企業が非常に多いのですが、上田さんの事例から、採用条件を見直すことで可能性を広げられるということがよくわかりました。今後も、こうした事例をどんどん生み出してほしいと思います」

●株式会社スマートドライブ 執行役員 永井雄一郎氏

株式会社ムービン・ストラテジック・キャリアの近藤義男さんの事例のスピード感には驚かされました。求職者と出会って、1週間ほどで内定承諾とは、なかなかない事例です。意思決定者と密接な関係を構築し、潜在的なニーズを汲み取ることで成し得たのでしょう。また、ディープラーニング、AIなどにより、様々なものがクラウド化される時代において、求職者の持つサイバーセキュリティの知識は、今後より重要となっていきます。転職された彼は、この時代に大きく貢献されることでしょう」

●一般社団法人at Will Work 代表理事 藤本あゆみ氏

「大賞・オーディエンス賞を受賞された株式会社アールストーンの小須賀陶子さんの事例は、何もないところからニーズを顕在化させ、企業と求職者の両方の可能性を広げたところが素晴らしかったです。私自身、以前から研究者のポジションが海外へ流れてしまっているということを耳にしていたので、こういう可能性の広げ方があるのだな、広まっていくといいな、と心から感じました。プレゼンテーションをされたみなさま、お疲れ様でした。小須賀さん、おめでとうございます」

喜びのコメント「転職エージェントは一生楽しく続けられる仕事」

最後に、大賞・オーディエンス賞を受賞した株式会社アールストーンの小須賀陶子氏から喜びのコメントをいただいた。

「このたびは、貴重な賞をいただき誠にありがとうございました。実は、本日この会場へ来る前に、先ほどご紹介した事例にて転職された方とお会いしてきました。その際、『ぜひ、賞をとってきてほしい』と激励していただいたので、受賞の報告ができることを大変うれしく思っております。また、これを機に、より多くの方に研究者の現状を知っていただけることに期待しています。次から次へと新しいものが生まれ、新しい市場がつくられていくこの世の中で、転職エージェントは一生楽しく続けられる仕事です。今回の事例を経て、あらためてそう感じることができました」