転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/24 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職活動を長引かせたくない!何に気をつければいい?

転職はできるだけ効率的に進めていきたいものですが、転職先が決まらないまま時間ばかりが過ぎてしまうことも。

転職活動を長引かせないためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか。組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏にアドバイスをもらいました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職活動が長引く要因とは?

転職活動をだらだら長引かせてしまう要因として、以下のようなことが考えられます。

転職の目的が定まっていない

方向性がぶれた状態での転職活動では、意思決定にもぶれが生じやすくなってしまいます。

成長している企業、昇進が期待できそうな企業、残業が少なくワークライフバランスが保てそうな企業…など、世の中にはいろいろな求人が多数存在します。転職の目的が定まっていないと、その時々の気分で「いいな」と思った企業に場当たり的に応募してしまいがち。

その結果、選考途中で迷いが出たり、面接で志望理由をうまく伝えられず選考に落ちてしまったり、内定を獲得しても回答期限までに決断できずなんとなく辞退したりなど、なかなか先に進めなくなる可能性があります。

逆に、目的が定まっていないことで、求人企業のどこに着眼していいかわからず、応募先をなかなか選択できず、初めの一歩が踏み出せない…というケースもあります。また、仮に内定を獲得できたとしても、「もっといい転職先があるかもしれない」と迷ってしまい、長引く可能性もあります。

スケジュールのイメージができていない

「緊急度」と「重要度」で考えると、一般的に人は緊急度が高い方を優先してしまうものです。特に在職中に転職活動を行う場合、転職活動を頑張りたいと思ってはいても、目の前の仕事など今日やらなければいけない日常のことに追われ、転職活動がついつい後回しになりがちです。

あらかじめ転職のスケジュールがイメージしておかないと、ゴールが定まらず、ずるずると長引いてしまう恐れがあります。

応募のタイミングや数が適切ではない

一次選考、二次選考と順調に進んでも最終選考で不合格となれば、また最初から転職活動のやり直しです。1社ずつ応募して丁寧に向き合うことは悪くありませんが、転職先が決まるまでの期間はどうしても長くなってしまいます。

また、応募企業を厳選しすぎてしまい、応募数が1~2社程度と少なくなってしまうケースや、逆に一度に多くの企業に応募しすぎてしまい、面接の準備や面接日程の調整がうまくできないケースも、結果として長引いてしまう可能性があります。

面接に落ちたあとの振り返りをしていない

転職活動はスキルの積み重ねとも言えます。

例えば、面接で志望動機をうまく話せなかったせいで選考に落ちたのであれば、次の面接でもまた同じところでつまずいてしまう可能性は高いでしょう。

退職準備ができていない

就業規則を確認していなかったがために適切な退職交渉を行えず、希望の時期に退職できないことがあります。

もしくは、退職時期が繁忙期にぶつかっていたり、担当プロジェクトが終わるタイミングを考慮していなかったりなど、退職準備に問題があることで現職側から引き留めにあい、退職に時間がかかってしまうこともあります。

準備から内定・退職までの転職活動期間は一般的に3~6カ月程度と言われています。転職活動を長引かせたくないのであれば、その期間内で収めることを目指し、集中して活動するといいでしょう。

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転職活動を長引かせないためのポイント

上記のような転職活動を長引かせてしまう要因には、下記のような対策を取るといいでしょう。

転職の目的を明確にしておく

転職活動を長引かせないためには、まず転職の目的を明確にしておくことがポイントです。

退職したい理由と転職したい理由をそれぞれ洗い出し、今回の転職で自分は何を叶えたいのか整理しましょう。自分の向かう方向が定まれば、応募先も探しやすくなり、行動のぶれや迷いは消え、意思決定もスムーズになっていくはずです。

なお、転職先に希望する条件が複数ある場合は、優先順位をつけておくとより応募先選定がしやすくなり、複数内定を得た場合にもジャッジしやすくなります。

目的の明確化が難しい場合は、相対評価の中で現実解を探していくという方法もあります。

例えば、いくつかの求人に応募してみて、企業から評価されたこと、感触がいいと感じたことをもとに目的を定めていったり、スカウト登録してみてオファーの内容から自身の強みをつかみ、目的化するといったやり方が考えられます。

転職サイトで実際にどんな求人があるかを確認したうえで、転職エージェントと相談しながら自分に適した求人を探していく方法もあります。

ゴール時期を決め、ざっくりとしたスケジュールを立てておく

転職のゴール時期を決めずにズルズルと活動をすることが、転職活動を長引かせてしまう一因でもあります。

3~6カ月を転職活動期間の目安とし、仕事や家庭の状況を鑑みながらゴールの時期を設定しましょう。そこから逆算して大まかなスケジュールを立てておけば、計画的に活動を進められます。

転職活動の中で「集中期間」を設けるのもお勧めです。人気企業の求人ほど、応募から面接までのタイミングはスピード感ある対応が鍵となります。

例えば「面接が集中する期間だけは、転職活動を最優先する!」と決め集中して臨むことで、気持ちにメリハリもつき、いい結果にもつながる可能性があります。

複数の求人に同時並行で応募する

1社内定を目指すなら、応募数の目安は平均で7〜8社というリクナビNEXTの調査データがあります。応募から選考結果まではある程度の日数がかかりますから、1社ずつ応募して結果を待って次を受けるスタイルでは、時間ばかりが経っていきます。

複数の求人に同時並行で応募するスタイルの方が効率的であることは明らかです。

転職活動は、求職者側もいろいろ比較検討して自分との相性がよい企業を探していく作業でもあります。面接を受けた会社には絶対に入社しなければいけないというわけではありませんから、想定よりも多く書類選考を通過して面接の数が増えてしまった場合は、優先順位をつけておいた希望条件と照らし合わせ、取捨選択をしていけばよいのです。

比較検討材料がひとつでなければ、よりよい選択をしていくことができます。

面接の振り返りを行う

面接当日にうまく話せなかったことは、できれば当日中に振り返り整理し直しておきましょう。同じ失敗を減らし、転職活動の長期化を防ぐことができます。

面接担当者の反応などを思い出し、悪かったこと良かったこと両面で振り返ることで、面接スキルの向上にもつながります。

客観的な視点での振り返りが難しい場合は、自分で面接の模様を再現し、録画してセルフチェックするのも手。

転職エージェントで模擬面接をしてもらいフィードバックをもらう、エージェント経由で企業にヒアリングしてもらうなどの方法もあります。

引き継ぎ準備はあらかじめ進めておく

転職活動のゴールは内定獲得だけではありません。現職の会社を円満退社することも転職活動の一部です。引き留めにあうことなく円満退社するには、退職に関わる就業規則をきちんと確認して把握しておくことがポイント。

退職するのに適したタイミングを見計らって段取りしておくこと、スムーズな引き継ぎのため資料などを準備しておくことも大切です。

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辞めてから?働きながら?どちらのほうがスムーズ?

辞めてからの転職と、働きながらの転職では、それぞれにメリットとデメリットがあります。転職活動を長引かせないためには、自分にとってどちらがベストなのか比較検討してみましょう。

辞めてから転職活動する場合

仕事を辞めてからの場合は、時間に余裕があることで転職活動に集中しやすく、面接の日程調整も容易というメリットがあります。「早く次の仕事に就かなければ」という意識が強く働いて、転職活動がズルズルと長引くことも防げるでしょう。

その一方で、収入面の不安はつきまといます。もし思ったように転職活動が進まなければ、焦って転職先を決めざるを得ない状況になってしまう恐れもあります。

また、ブランクが長くなるほど企業の印象はどうしても悪くなるため、「辞めてから転職」したことの正当な理由をきちんと伝えられるようにしておく必要があります。

もし、辞めた後に少し休暇を楽しみ、その後に転職活動を始めようと思っているならば、ダラダラと休んでしまわないよう、「〇月〇日には転職活動を始める」など区切りの日を決めておくといいでしょう。働いていたころの生活リズムを崩さないこともポイントです。

働きながら転職活動する場合

働きながら転職活動するメリットは、職歴にブランクができないこと、収入が安定しているので腰を据えて転職活動ができることなどが挙げられます。

一方で、現職の仕事が忙しく、活動に割く時間が思うように取れないというデメリットがあります。ゴールの時期を決めて計画的に動かなければ、ズルズルと先延ばしになってしまう恐れがあるので、効率を考えて行動しなければなりません。

活動を始めてから3カ月〜半年が経ってもまだ転職先が決まっていない場合は、いったん活動をストップして仕切り直しするのも一つの方法。転職活動の目的や応募先選定、応募書類や面接の内容などすべてを見直した上で、転職活動の再開を目指しましょう。

記事作成日:2022年11月16日 WRITER:タナカトウコ EDIT:リクナビNEXT編集部

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