転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/17 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職を成功に導く「転職後」の過ごし方。会社に馴染むコツや辛い時の対処法も

資料を持った女性転職を成功させるには、「転職後」の過ごし方も大切。

新しい会社に馴染み、成果を出すためには、どんなことをすると良いのでしょうか。

同僚との関係構築のコツや、辛い時の対処法、前職の取引先との付き合い方、よくある悩みなども紹介します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

「転職に成功した」と満足するためには、転職後も大切

転職活動中は、希望企業から内定をもらうことにばかり目が行きがちですが、「この会社に転職して成功だったな」と自分なりに満足感を覚えるためには、転職後の動きも重要。円満な人間関係を築いたり、仕事で成果を出してキャリアを積み重ねていったりと、実際に行動をすることで、転職で叶えたいことを1つ1つ実現していくことができるからです。

ただ希望の会社に入社するだけでは、ひとときの達成感は感じられるかもしれませんが、継続的に充実感を感じることは難しいと言えるでしょう。

転職後に充実感を感じることができないと、「やっぱり違う会社の方が自分には合っているかもしれない」と、再転職を考えるようになるかもしれません。

再転職は悪いことではありませんが、どこに行っても不満を感じて短期間で転職を繰り返してしまうのは危険。キャリアが積み重ならず、将来的には行き詰まりを感じてしまうこともあります。

そうならないために、転職後も気を緩めず、会社に馴染む努力をして、成果を出すために行動を心がけましょう。

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転職後の過ごし方

それでは転職後に会社に馴染み成果を出すためには、どんな風に過ごすと良いのでしょうか。以下に、行動例とスケジュール目安をまとめたので、参考にしてみてください。

尚、ここで提示している内容はあくまでも一例となります。実際には、会社の成長フェーズや、社員数・売上規模感などによっても変わってくるでしょう。

例えば、急成長をしているベンチャー企業や、人手の足りない会社などでは、1ヶ月で3ヶ月分のキャッチアップと成果を求められるといったことも考えられます。自分が転職した会社では、どのくらいのスピードが理想とされるかは、上司に確認をしてみると良いでしょう。

入社前

この時期の目標は、「集められる情報にとにかく触れる」ことです。

転職先の会社のWebサイトを読み込んだりして、会社が大切にしていることを把握すると良いでしょう。

また、採用担当者や、上司となる人に、改めて与えられる業務の内容を確認して、仕事で必要になりそうな知識を確認しておくことも有効です。

一方で、よくある失敗パターンとして、情報を集めて妄想や計画をしすぎると、入社後のギャップに苦しむこともあります。

概要を知っておくに越したことはありませんが、仕事は相手ありきのことなので、臨機応変な対応も必要です。ある程度情報を集めたら、入社までは先入観を持たずに適度にリフレッシュしながら待つことも大切です。

入社後1週間

この時期の目標は「現状把握をする」ことです。

社内の暗黙のルールや、部署内の上下関係、承認フローなどを把握するように努めましょう。また、仕事を進める上で必要な業務ツールに慣れることも大切。

この時期に注意したいことは「前職ではこうだった」「自分はこうやって成功した」という、過去の体験に囚われすぎないことです。違和感や改善したいことなどもあるでしょうが、この時期は新しい会社のやり方や考え方に慣れることを優先してみましょう。

最初は納得できないやり方でも、言われた通り素直にやってみると、今まで気がつかなかった良い面が見えてくるかもしれません。

入社後1ヶ月

この時期の目標は、「一通り仕事や会社に慣れる」ことです。

仕事の全体像を把握して実際にやってみることで、細かいフローも含めて業務を理解するように努めましょう。また、特殊な社内用語を把握したり、キーマンとの交流を心がけたりと、社内で人脈を作って馴染んでいくことも大切です。

この時期はまだ「お客さん扱い」をしてくれる会社も少なくありません。「入社したばかりなので分かりません」という言い訳が使える時期でもあります。

疑問や不安は、なるべくこの時期に解消しておくと良いでしょう。ただし、同じような内容を何度も質問してしまわないように、メモを取ったり学んだ内容を整理したりすることを忘れてはいけません。

入社後3ヶ月

この時期の目標は「小さくてもいいので仕事で成果を出す」ことです。

成果を出すことで、周囲に認められて自信がつき、会社にもより馴染みやすくなります。自分で手をあげて仕事を引き受け、仕事に対するフィードバックを積極的にもらうようにして、好まれる仕事の進め方を模索していくと良いでしょう。

また、最近は「入社後3ヶ月プラン」といって、入社後3ヶ月後でできるようになってほしい内容を上司と設定する会社も増えています。そういったプランがある場合は、目標達成に向けて定期的に上司と進捗確認をすると良いでしょう。

この時期までは「成果を出すためにはフォローが必要な時期」と上司や同僚も思ってくれていることが多いので、失敗を恐れずに試行錯誤を繰り返してみることをオススメします。

一方、仕事を任されることで、小さな疑問が生まれたり、やりづらさを感じたりしやすい時期でもあります。転職後には、大なり小なりの不満は誰もが経験するもの。溜め込まずに、周囲に相談をして、精神的なバランスを保つようにすると良いでしょう。

入社後半年〜1年

この時期の目標は「既存社員と同等の成果を出す」ことです。

会社の業務にはある程度慣れてくるはずなので、自分なりに仕事の進め方を改善していきましょう。どんな人が社内で活躍しているかなど、周囲のことも見えてくるので社内でのキャリアプランや目標を設定するのもオススメです。

落ち着いていろんなことに取り組める時期でもあり、入社後3ヶ月の時点で不満に思っていたことも、この時期には展望が見えているもしれません。

会社に慣れたことに満足せずに、自分が期待されている役割を再確認して、中途採用された即戦力として既存社員と同等、またはそれ以上の成果を出すことを心がけると良いでしょう。

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転職後、スムーズに同僚と馴染むコツ

会社に馴染み、成果を出していくためには、円満な人間関係は不可欠です。

まずは、気軽に質問や相談をできる人を社内に作りましょう。そのためには、最初の自己紹介でパーソナルな部分をしっかり伝えることが大切。

出身地や出身学校、趣味、好きな音楽のジャンルや映画など、なんでもいいです。その自己紹介を聞いた人が、あなたとの共通点を見つけ出して、声をかけやすい雰囲気を作りましょう。

入社後は「色々聞かせてください」と言って、同僚と1 on 1でのミーティングを設定するのもオススメです。

相手の仕事内容や、これまでのキャリアなどをインタビューするつもりで質問していけば、相手も答えやすいですし、そこから人柄も知れるでしょう。気が合いそうであれば、少しずつプライベートな話に展開していくこともできます。

特に最初の3ヶ月は、印象を決める大事な時期です。朝会での発表などがあれば最初のうちに引き受けたり、社内イベントに参加してみたり、自分を知ってもらう機会をとにかく増やしましょう。

転職後、ギャップや辛さを感じた時の対処法

転職後、辛いと感じることは誰にでもあるもの。まずは「転職にギャップはつきものだ」「歓迎されないことも珍しくない」と、理解しておくことも大切です。

例えば、採用担当者からは強い勧誘を受けて入社したのに、実際に入社してみると現場の同僚は淡々としていて温度差に戸惑う…といったことがあるかもしれません。

新しい環境では誰しも、「歓迎されること」を期待しがちですが、周りのメンバーは“いつもと変わらない仕事の日常”を送っています。後任者がずっと決まらず仕事が停滞し続けていたなどのケースでもない限りは、明確な「歓迎」ムードにはならないことも珍しくありません。

こういった状況に陥った時は、「自分は歓迎されていない」と落ち込むのではなく、「そういうこともある。もっと1人1人と交流をしてみよう」と前向きに捉えてみましょう。

それでも、どうしても辛くて辞めたい…と感じてしまった時には、転職の目的を振り返るようにしましょう。

転職した目的を、実現できそうな場合はもう少し様子を見てみることをオススメします。例えば、「とりあえず3ヶ月は頑張ってみよう」などと、期間を決めてみるのも良いでしょう。

リクナビNEXTが実施したアンケート調査によると、新しい職場に馴染めなくて辞めたいと思ったことがある人のうち、約半数の45.7%が「辞めたいと思っていたのは入社後3か月以内」と回答しています。期間を定めて頑張り続けるうちに、自然と辞めたい気持ちも解消されるかも知れません。

一方で、どう考えても転職目的を実現できそうにない場合は、再度転職を考えてみるのも一つの手。その時は、改めて転職の目的を明確にして優先順位をつけ、今回の転職が「なぜ失敗したか」振り返るようにしておきましょう。

▼関連記事:「転職後、辛くて辞めたい」と悩んだ時にはこの記事もおすすめ

転職後、辞めた会社の同僚や取引先に連絡をする時の注意点

転職後に前職の同僚や上司、取引先に連絡したいと考える人は少なくありません。取引先に、「転職先でもまた一緒に仕事をしたい」という意向を伝えたい場合もあるでしょう。

これらは基本的には問題ありませんが、競合他社への転職後などは注意が必要です。

あからさまな取引の横取りや、情報漏洩など、前職からのクレームにつながるようなことは避けましょう。転職先での仕事内容や任されているポジションなどをメールでご報告し、前向きかつ簡潔に要件を伝えて前職の不満を書かないのがポイントです。

件名に自分の名前を入れるなどして、誰からのメールかを明確に伝える配慮も忘れてはいけません。

また、会社によっては、情報発信の際のセキュリティが厳格だったり、就業規則等で業務以外でのメール使用を禁止していたりする場合もあります。

業務とは関係のない個人的な連絡をする際は、企業のアカウントではなく、個人のアカウントから送るようにしましょう。

リクナビNEXTが運営する「転職成功ノウハウ」では、転職後のよくある悩みもフォロー

転職後には、何かと不安や心配が尽きないもの。

新しい職場に馴染めない、転職先の同僚と合わないなど、転職後に困ったことや悩んでいることがあれば、ぜひリクナビNEXTが運営する「転職成功ノウハウ」を頼ってみてください。

転職活動中だけではなく、転職後の悩みに寄り添った記事も多数用意して、あなたの転職成功を応援しています。

▼転職後の悩みに関する記事一覧

▼転職に成功した人たちの「体験談」

記事作成日:2021年10月8日 EDIT:リクナビNEXT編集部

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