残業なしの企業に転職したいです。ポイントや注意点はありますか?【転職相談室】
今の仕事では残業が多く、転職を考えている方も多いかと思います。「残業なし」という条件で企業を探す際にポイントはあるのでしょうか。
残業の少ない職種や選考時の注意点とあわせて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏にお伺いします。
残業なしの企業に転職したいです。ポイントや注意点はありますか?(Sさん/29歳/女性/リテール営業)
現在、生命保険会社で個人向け営業として勤務しています。夜遅くからの商談で残業時間が長くなることが多く、体力的にもきついため転職を考えています。残業なしであれば未経験職も検討したいです。転職活動をする上でポイントや注意点はありますか?
転職の軸を明確にするために希望条件を整理しましょう
残業時間の許容範囲を決める
また、残業なしと記載があっても、未経験転職の場合は業務に慣れるまでに時間がかかるため、残業が発生するケースも少なくありません。繁忙期に業務量が多くなってしまうということも考えられるでしょう。
各企業の募集要項に月平均残業時間として記載されていることがありますが、そうでない場合は面接で確認してみるのも一つです。Sさんは月何時間の残業であれば可能というのはあるのでしょうか?
その他に企業に求める条件はあるか
残業の少ない職種はあるのか
まず、大手企業では比較的残業時間が少ないかと思います。大手企業では作業の効率化を図るためにシステムの導入や人材採用に投資できるほどの予算があるためです。
営業職と言っても、Sさんのような個人を相手にするような仕事もあれば、法人向け営業もあります。どのような企業を相手にするのか、企業の社風などによっても働き方は大きく異なるでしょう。
こういった点も考慮しながら、本当に職種を変えることが残業時間を減らすことにつながるのか検討できるといいでしょう。
転職活動での注意点
転職理由や逆質問の伝え方に注意
どうして残業時間を気にしているのかという「背景」と、仕事には意欲的に取り組みたいという「前向きな姿勢」をセットで伝えられると、ネガティブな印象を持たれることも少なくなるかと思います。
目の前の不満の解消ばかりに目を向けない
そのように不満が出るたびに転職を繰り返してしまうと、再度転職活動をする際に「この人は次もすぐに退職してしまうのではないか」と面接官に懸念を与えてしまう原因になってしまいます。
転職を考えるときは、不満の解消を軸にするのではなく、叶えたいことがあるかどうかと言う目線で検討していくといいでしょう。
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