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内定承諾後の辞退は可能?メール・電話での断り方やマナーなど

スマートフォンを見ながら考え事をしている人

内定承諾後に状況や考えが変わり、辞退を希望した場合、内定承諾後の辞退は可能なのでしょうか。

この記事では、内定承諾後の辞退に関する法的な考え方や企業へのリスク、メール・電話での断り方について解説します。

監修 粟野友樹

国家資格 キャリアコンサルタント,組織人事コンサルティングSeguros 代表

内定承諾後でも辞退は可能

一度、内定承諾の返事をした手前、断るのは不可能だと考えてしまいがちですが、結論としては、内定承諾後でも辞退することはできます。ここでは、法律上の解釈と根拠について解説します。

「入社の2週間前まで」に申し出るのが目安

民法では、期間の定めのない雇用契約において、労働者が解約を申し出てから2週間が経過すれば雇用契約は終了すると定められています。この規定に基づき、入社日の2週間前までに辞退を伝えれば、入社日当日には法的に契約を解除できる状態となります。

しかし、これはあくまで法律上の原則であり、実務上、入社直前は企業の受け入れ準備も最終段階にあり、辞退による影響は極めて大きくなります。法的には2週間前までと理解しつつも、可能な限り早期の連絡と誠実な対応が肝心です。

内定承諾書の提出後でも辞退可能

企業からの「内定通知」に対し、「内定承諾書」や「入社承諾書」を提出した後であっても、辞退することはできます。これらの書類は、入社の意思を改めて確認し、企業側が正式に受け入れ準備を開始するための書類です。法的には、署名や捺印を済ませた後であっても、労働契約の解約(入社辞退)は認められています。

ただし、書類を提出した時点で企業側は備品の手配や配属先の調整など、多大なリソースを割いて準備を進めています。辞退によって企業に多大な負担をかけることを念頭に置き、誠実な対応が求められます。

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内定承諾後に辞退するリスク

辞退すること自身は可能であるとはいえ、内定承諾後の辞退には相応のリスクが伴います。辞退を伝える前に、内定承諾後の辞退が及ぼす影響について正しく理解しておきましょう。

稀に損害賠償を求められることがある

内定辞退を理由に企業から損害賠償を請求されるケースは、実際には極めてレアケースです。

ただし、入社に合わせて企業側が特別に転居費用を負担していたり、個別に高額な研修を準備していたりする場合など、企業に具体的な実損害が発生していれば、その賠償を求められる可能性が全くないとは言い切れません。


関連企業や子会社の選考に影響が出る可能性もある

内定を辞退した企業と、将来的に関わりがないとは言い切れません。

特に大手企業やグループ企業の一括採用などで、応募時に「グループ内での個人情報の共有」に応募者が同意している場合、過去の経緯が関連企業にも共有されることがあります。その場合、内定承諾後に不誠実な辞退をしてしまうと、将来、その企業の関連企業や子会社に応募する際、過去の経緯が選考に影響を及ぼす可能性も否定できません。業界が狭い場合も同様に、思わぬ形で評判が伝わるリスクがあることを意識し、丁寧な対応を心がけましょう。

転職エージェントとの信頼関係やサポートに影響する可能性もある

転職エージェントを利用している場合、内定承諾後の辞退は、転職エージェントとの信頼関係を損なうだけでなく、今後の転職活動のサポートに影響を及ぼす可能性があります。

転職エージェントは、単に求人を仲介するだけでなく、企業の採用計画(組織・人員計画)の実現を支援する立場にもあります。内定承諾後の辞退が発生すると、転職エージェントは企業側の期待に応えられず、評価を下げてしまうことになりかねません。

このような事態を回避したい転職エージェントの立場からみると、内定承諾後に辞退をする人材は自分たちの評価を下げるリスク要因ともなるため、今後の転職活動支援の優先順位が下がったり、対応スピードが落ちたりする可能性もあります。

もし、内定承諾後の辞退を検討しているのであれば、まずは転職エージェントの担当者に正直に相談し、経緯を詳しく共有することが重要です。

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内定承諾後の辞退で守りたいマナー

内定の承諾後辞退は、ほかの面接辞退・内定辞退以上に、入社準備を進めてきた企業に対して迷惑をかけてしまいます。社会人としてマナーに則り、最大限の誠意を持って対応しましょう。

辞退を決めたらすぐに連絡する

辞退の意思が固まったら、迷わずすぐに連絡を入れましょう。

企業は内定承諾を受けた時点で、入社に向けた配属先の調整、また、他の応募者へのお断り連絡などを済ませている可能性があります。心苦しさを感じる連絡ですが、一日でも早く伝えることが、相手企業に対する最大の配慮となります。

まずは「電話」で連絡し、メールで履歴を残す

内定承諾後の辞退は、通常の内定辞退よりも緊急性・重要性が高い内容です。そのため、まずは少しでも早く連絡がとれ、直接謝罪を伝えられる「電話」で事情を説明し、その後に記録として「メール」を送るのが最も望ましい方法です。

もし担当者が不在であれば、時間を置いてかけ直すか、伝言をお願いできる場合は「急ぎの件である」旨を伝えてもらいましょう。

誠実に真摯な対応を心がける

内定の承諾に至るまで、企業は選考の調整やオファー面談、入社前の手続きなど、多くの時間と労力を割いて対応してくれています。内定承諾後の辞退を伝える際は、まずその尽力に対する感謝と、期待に沿えないことへの謝意を誠実に伝えましょう。

理由は「家族と何度も話し合い、慎重に検討を重ねた結果、現職に留まる決断をした」など、熟考の末のやむを得ない判断であることを丁寧に伝えます。

厳しい言葉をかけられる可能性もありますが、感情的にならず、真摯に謝罪する姿勢を通しましょう。

転職エージェントを利用している人は、転職エージェント経由で伝える

転職エージェントを利用して内定を得た場合は、企業に直接連絡するのではなく、まず担当のアドバイザーに連絡するのが基本です。転職エージェントは企業との間に立ち、入社条件やスケジュールを調整しているため、独断で企業に連絡するとかえって混乱を招く恐れがあります。

ただし、転職エージェントから「直接企業へも連絡してほしい」と指示があった場合は、それに従います。

内定承諾後の辞退理由は「一身上の都合」でも良い?

内定承諾後の辞退では、「一身上の都合」という言葉はなるべく避けましょう。全く理由を伝えずに辞退するのは、この段階までくると不誠実な印象があります。

詳細な辞退理由を伝える必要はありませんが、「キャリアの方向性を再検討し、転職活動を中断することにした」「現職に留まることにした」など、結論の方向性までは伝えるようにしましょう。

さらに担当者から経緯を聞かれた場合に備え、「自身の適性をより活かせると判断し、学生時代から目指していた〇〇の資格取得に専念します」など、事実をベースにしつつ、言葉を選んで誠意を持って伝えられるようにしておきましょう。

内定承諾後の辞退の電話トーク例

内定承諾後の辞退を電話で伝える際は、まず謝罪の意を明確に示すことが重要です。ここでは2つのトーク例を紹介します。

  • 基本の会話例
  • 担当者が不在だった時の会話例

電話で伝える際のポイント

電話をかける際は、静かな環境を選び、担当者が忙しいと思われる時間帯(始業直後や昼休み、終業間際)を避けるのがマナーです。手元にはメモを用意し、辞退の結論、お詫びの言葉、簡単な理由を整理しておきましょう。

担当者に伝える基本の会話例

担当者に直接つながった場合は、まず自己紹介を行い、内定をいただいたことへの感謝を述べた上で、辞退の旨を伝えます。

自分:「お世話になっております。先日内定をいただきました○○(氏名)です。採用担当の○○様(担当者名)はいらっしゃいますでしょうか」
担当者:「はい、私です。どうされましたか?」
自分:「先日は内定をいただき、誠にありがとうございました。実は、一度承諾のお返事を差し上げたのですが、検討を重ねた結果、大変心苦しいのですが入社を辞退させていただきたくお電話いたしました。ご多忙の中、多大なご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます」
担当者:「そうですか。差し支えなければ理由を伺えますか?」
自分:「はい。承諾のお返事をした後、退職の意向を伝えたところ、次のプロジェクトで責任ある立場を任せたいと強く要請されました。自身のキャリアプランを改めて見つめ直し、現職での責任を全うしたいと考え、残留を決意しました。期待を寄せていただいたにもかかわらず、このような結果となり、申し訳ございません」

担当者が不在だった時の会話例

担当者が不在の際は、電話に出た相手に改めてかけ直す旨を伝え、失礼のないように対応します。

自分:「お世話になっております。先日、御社の〇〇職で内定をいただきました○○(氏名)です。採用担当の〇〇(担当者名)様はいらっしゃいますでしょうか」
受付(別の社員):「あいにく〇〇(担当者名)は外出しており、本日は戻らない予定です」
自分:「承知いたしました。それでは明日、改めてお電話させていただきます。内定の件でご相談があり、お電話差し上げたことお伝えいただけますか」
受付(別の社員):「承知いたしました。申し伝えます」
自分:「お手数をおかけいたします。失礼いたします」

電話を切った後、すぐに担当者宛に「お電話いたしましたがご不在でしたので、まずはメールにて失礼いたします」とメールを送っておくとより確実です。

内定承諾後の辞退のメール例文

電話で辞退を伝えた後、改めてお詫びの意を込めて送る、あるいは担当者が不在で連絡が取れない場合のバックアップとして送る際のポイントを解説します。

  • 電話連絡後のメール例文
  • 担当者と電話で連絡が取れない時のメール例文

電話連絡後のメール例文

件名:入社辞退のご連絡(氏名)
株式会社〇〇
人事部 採用担当 〇〇様
お世話になっております。
先ほど入社辞退のお電話を差し上げました、○○(氏名)です。
お忙しい中、お電話にてお時間をいただき誠にありがとうございました。
改めて、本状にて入社辞退のご連絡を申し上げます。
一度は入社を承諾いたしながら、
このようなご連絡を差し上げることとなり深くお詫び申し上げます。
貴社の期待に沿えず、また採用に関わってくださった皆様のお時間を無駄にしてしまいましたこと、心より申し訳なく思っております。
末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
——-
氏名(フルネーム)
〒xxx-xxxx 住所XXXXXXX
Tel :XXX-XXXX-XXXX
mail:xxx@xxxx.com
【書き方のポイント】
電話で辞退を伝えたあとのフォローメールは、電話での謝罪内容を補完し、記録として残す意識で作成しましょう。定型文になりすぎないよう誠実な言葉を選びます。また、誤字脱字は不誠実な印象を与えるため、送信前に細部まで確認が必要です。

担当者と電話で連絡が取れない時のメール例文

件名:入社辞退のご連絡(氏名/お電話の件)
株式会社〇〇
人事部 採用担当 〇〇様
お世話になっております。
先日、貴社への入社承諾をいたしました○○(氏名)です。
先ほどお電話を差し上げましたが、ご不在でしたので、まずはメールにて失礼いたします。
この度、一度は入社のお返事を差し上げながら誠に恐縮ですが、
検討の結果、入社を辞退させていただきたくご連絡申し上げます。
内定承諾後、改めて自分のキャリアプランや適性を熟考し、現職で取り組んでいるプロジェクトの責任を全うすることを決断いたしました。
ご期待を寄せていただいたにもかかわらず、
このタイミングでの勝手な決断により、多大なるご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。
本来であれば直接お詫びすべきところ、取り急ぎメールにて失礼いたします。
のちほど改めて、お電話にて直接お詫びを申し上げたく存じます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
——-
氏名(フルネーム)
〒xxx-xxxx 住所XXXXXXX
Tel :XXX-XXXX-XXXX
mail:xxx@xxxx.com
【書き方のポイント】
メールの件名は、一目で内容と差出人がわかるように記載します。本文では、内定への感謝、辞退の結論、お詫び、そして本来は電話で伝えるべきところをメールでの連絡になったことへの謝罪を盛り込みます。

引き止めや呼び出しされた場合の対処法

内定承諾後の辞退を伝えると、企業から理由を深掘りされたり、再考を促されたりすることがあります。中には強い引き止めに遭う可能性もありますが、自身の決断を尊重しつつ、失礼のないよう毅然とした態度で臨むことが大切です。

引き止められた場合

企業から「条件を再提示する」「もう一度考え直してほしい」と引き止められた場合、自身で考え直す気持ちがあれば応じて構いませんが、入社辞退の意思が固まっていれば、感謝を伝えつつもお断りして差し支えありません。曖昧な返答は、かえって相手に期待を持たせ、事態を長期化させる原因になります。

答え方の例
「お示しいただいた条件は大変ありがたいのですが、改めて自分のキャリアプランを見つめ直し、熟考を重ねた結果、今回は別の道へ進む決意をいたしました。誠に申し訳ございませんが、ご理解いただけますと幸いです」

呼び出された場合

「一度、直接会って話をしたい」と面談を求められた場合、必ずしも応じる必要はありません。自分自身の判断を優先させましょう。

基本的には、電話やメールで丁寧にお詫びを伝え、謝罪の意が尽くされているのであれば、訪問を辞退しても失礼にはあたりません。

答え方の例
「本来であればお伺いすべきところですが、自身の決意は変わらず、これ以上貴重なお時間をいただくわけにはまいりませんので、辞退という形でご理解いただければと思います」

内定承諾後の辞退に関するQ&A

内定承諾後の辞退に関するよくある疑問に答えます。内定を承諾した後の辞退は、心理的な負担も大きいものです。考え方や振る舞いの参考にしてください。

内定承諾後に辞退するのはよくありますか?

内定承諾後の辞退は、内定通知段階での辞退に比べて少なく、一般的に「よくある」とはいえません。現職からの強い引き留めを受けて決意が変わるケースも稀にありますが、ごく一部に限られます。

内定承諾後の辞退は企業の採用計画に多大な影響を与えるため、可能な限り避けるべき事態です。しかし、どうしてもやむを得ない事情が生じた場合は、直ちに連絡を入れ、誠実に事情を説明して対応してください。

内定承諾後に辞退した企業に再応募はできますか?

再応募することは自体は可能ですが、現実的に選考を通過するハードルは極めて高いと言わざるを得ません。辞退者や選考落ちした人は一定期間、再選考しない会社もあるようです。 特に内定承諾後に辞退しているのであれば、再応募には相手が納得できるだけの理由を用意する必要があります。再応募を検討する際は、当時の経緯を振り返り、慎重に判断しましょう。

内定承諾後に辞退したら怒られますか?

電話で辞退を伝えた際、企業側から厳しい言葉をかけられたり、理由を問い詰められたりする可能性はあります。企業としては、あなたの採用のために多大な労力を割いてきたため、落胆や不満が言葉に出てしまうこともあるでしょう。

内定承諾後の辞退は、現実的には可能ですが、本来は「入社する」という決断を下したことを意味します。内定承諾することの重み、また企業の採用計画や多くの関係者に与える影響の大きさを、まずはしっかり考えるようにしましょう。

粟野友樹
監修 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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