突然の出向・転籍を命じられましたが会社の命令に従う必要はありますか?
来月一日付の人事で、子会社への出向・転籍を命じられました。突然の辞令に驚いています。この命令には従わなければならないのでしょうか?
(T・Tさん、ほかからの質問)
出向は拒否できませんが、転籍は拒否できます。
出向か転籍かによって、辞令を拒否できるかどうかは異なります。転籍は、移籍する先がグループ会社であろうとも、今の会社とは別な会社と新たに雇用関係を結ぶものであり、一時的な人事異動ではありません。そのため、転籍は本人が拒否した場合は成立しないという判例があり、本人の同意が必要なものと考えられています。
一方、出向については、同意は必要とされてはいますが、以下の条件を満たしている場合には、同意があったものとして会社は出向命令ができ、拒否はできないことになっています。
(1)就業規則、労働協約等で「出向命令権」と「出向応諾義務」が定められている
(2)就業規則、出向規程等に出向中の労働条件が定められている
(3)出向後の労働条件に著しい不利益を含む変更がない
(4)出向先がある程度予想されており、かつ過去にその出向先に(1)(2)(3)の規定にそって出向の実績がある
ただ、次のような場合には、出向命令が権利の濫用にあたるものとして、出向命令そのものが無効になるケースもありますので、まずは出向の理由を会社に確認することをオススメします。
(1)業務上の必要性を欠く場合
(2)人選の合理性を欠く場合
(3)家族の病気など家庭の事情により、著しい生活上の不利益を受ける場合
(4)職種が全く異なる場合や、勤務形態の著しい低下を招く場合
(5)復帰が予定されない場合
(6)労働組合との出向協定に定める手続きに違反する場合
この内容は、2016/03/10時点での情報です。
(文責:編集部、アドバイザー:松尾友子、冨塚祥子)
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