在職中の履歴書の「現在に至る」と「以上」の書き方|退職予定日の示し方も解説

この記事でわかること
- 「現在に至る」「以上」の意味と正しい書き方・記入位置
- 退職予定日が決まっている・調整中・有給消化中のケース別の書き方
- 本人希望記入欄がある場合の入社可能日・連絡時間帯の書き方
在職中に履歴書を書くとき、職歴欄の最後は「現在に至る」と「以上」で締めるのが基本です。何も書かずに職歴を終えると、在職中であることが採用担当者に伝わりません。
本記事では、在職中の履歴書における基本の書き方見本を紹介します。あわせて、退職予定日が決まっている場合や調整中の場合の職歴欄、本人希望記入欄など、在職中ならではの書き方も記入例付きで解説します。 職歴欄の最後をどう書くか迷っている方は、参考にしてみてください。
組織人事コンサルティング 株式会社YAGAI 代表取締役CEO
目次
在職中の履歴書は職歴欄の最後に「現在に至る」「以上」と書く
在職中の転職活動では、履歴書の職歴欄の最後に「現在に至る」と「以上」を記載します。「現在に至る」は現在もその職場に在籍していることを示す言葉で、「以上」はこれ以上の学歴・職歴はないことを示す締めの言葉です。
何も書かずに職歴欄を終えると、在職中であることが伝わらず、職歴が途切れているように見えてしまいます。書き方の見本と使い分けを確認しておきましょう。
「現在に至る」「以上」の書き方と記入位置
在職中の場合、職歴の最後の行の次に左寄せで「現在に至る」、さらに次の行の右端に「以上」と記載します。
▼在職中の職歴の書き方見本

「現在に至る」とは、「現在もその状態が続いている」、つまり在職中であることを示す言葉です。「以上」には、これより下に学歴・職歴はないという意味があります。
履歴書の「学歴・職歴欄」の書き方と西暦和暦対応表を見ながら、まとめると良いでしょう。
「現在に至る」と「在職中」どちらを書けばよい?
「現在に至る」と「在職中」は履歴書上では同じ意味で使えるため、どちらを書いても選考に影響はありません。一般的に使われるのは「現在に至る」です。
職歴の最後の行と分けて1行で書く場合は「現在に至る」が自然です。一方で、社名など職歴の最後の行に続けて書き添える場合は、「在職中」が収まりが良くなります。
▼職歴の最後の行と分けた「現在に至る」の書き方見本

▼職歴の最後の行に続けて「在職中」と書き添える書き方見本

「現在に至る」と「在職中」のどちらも書かずに職歴欄を終えることは避けましょう。在職中であることが伝わらず、職歴が途切れているように見えてしまいます。
退職予定日の職歴欄の書き方
退職予定日を履歴書に書くかは、確定していてもしていなくても必須ではありません。既に退職予定日が決まっている場合は、書くことで、採用担当者に入社予定日を書類の段階で伝えることができますが、記載するかは自分で決めて構いません。
退職予定日が確定している場合は、カッコ書きで記載する
決まった退職予定日がある場合は、職歴の最後に「現在に至る」を書いた後、同じ行でカッコ書きし、「20XX年X月X日 退職予定」と記します。職歴欄のスペースが足りず書き切れない場合は、本人希望記入欄に記載しても問題ありません。
▼退職予定日の書き方

退職予定日が確定していない場合は、書かなくてよい
退職予定日が決まっておらず調整中という場合は、職歴欄に退職予定日を書く必要はありません。退職予定日が概ね見えている状態であれば、「◯月~◯月退職で調整中」や「◯月末退職で調整中」などと記入する方法もあります。
有給休暇消化中は、「現在に至る」と書く
有給休暇消化中でも、現職に在職中なので、履歴書には「現在に至る」と書きます。有休消化中であることは書く必要はありませんが、下の見本のように書くこともできます。
▼有給休暇消化中の場合の書き方

退職予定日を書くかは状況に応じて判断する
本人希望記入欄がある場合は入社可能日と連絡時間帯を書く
在職中の場合、本人希望記入欄がある履歴書では、入社可能日と連絡の取りやすい時間帯を補足したい場合は、2点を記載しましょう。
入社可能日は、内定からどのくらいの期間で入社できるかを書きます。引き継ぎに必要な期間を踏まえて、現実的な時期を示しましょう。
| 内定後、引き継ぎ期間として1ヶ月半ほどいただければ勤務可能です |
また、連絡の取りやすい時間帯を書いておけば、日中電話に出られなくても連絡の行き違いを防げます。
| 在職中のため、お電話は平日12時〜13時にいただけますと幸いです |
履歴書の本人希望記入欄の書き方は、以下の記事で詳しく解説しています。
職歴欄の行数が足りないときの書き方見本
学歴・職歴が多く、職歴欄の行数が足りない場合は、以下のように1行減らす場合と2行減らす書き方があります。いずれも職歴を省略せずに「現在に至る」と「以上」を書くスペースを確保するための工夫です。
▼行数が足りないときの書き方見本(1行減らす)

▼行数が足りないときの書き方見本(2行減らす)

職歴は短くても省略しないのが基本ですが、多くて書ききれない場合の対処法は、いくつかありますので、収まる工夫をしてみましょう。
履歴書の「現在に至る」「退職予定日」「以上」に関するQ&A
履歴書に記載する在職中の「現在に至る」「退職予定日」「以上」に関するよくある疑問にお答えします。
離職中の場合は何を書けば良い?
離職中の場合は、「現在に至る」は使えません。職歴を書き終えたら改行して左寄せで「一身上の都合により退職」と記載し、次の行に「以上」と右寄せで書きましょう。
「現在に至る」「以上」を書き忘れたら選考に影響する?
「現在に至る」や「以上」を書き忘れても、直接採否に影響することはありません。ただし、詰めが甘い、ビジネスマナーに欠けるといった印象を持たれる可能性はあります。また、正確性や緻密さが必要とされる職種においてはマイナス印象となる恐れもあります。
履歴書の作成後に全体を見返し、誤字脱字などとともに「現在に至る」や「以上」の書き忘れがないかどうか確認するようにしましょう。
在職中と書かないとどうなる?
「現在に至る」や「在職中」を書かずに職歴欄を終えると、採用担当者に在職中であることが伝わらず、職歴が途切れているように見えてしまいます。空白期間があるように誤解される可能性もあるため、必ず記載しましょう。
「退職予定」と「退社予定」、正しいのはどっち?
履歴書に記載する場合は「退職予定」がより適切です。「退社予定」も間違いではありませんが、「退社予定」は会社を辞めるという意味だけでなく、「その日の業務を終えて会社から退出する」という意味も持ち合わせているため、「退職予定」の方が誤解なく伝わります。
パートやアルバイトで在職中の場合はどう書く?
パートやアルバイトの在職中に転職活動をする場合は、職歴には「株式会社◯◯◯◯◯ 入社(パート勤務)」などと記した後に、改行して左寄せで「現在に至る」と書きます。
学歴には「以上」は書かない?
学歴の後に「以上」を書き入れる必要はありません。
履歴書では「学歴・職歴欄」はセットになっているため、学歴・職歴を通して、これ以上の経歴はないことを示す意味で、職歴の最後に1つだけ「以上」と記載するのが一般的です。
組織人事コンサルティング 株式会社YAGAI 代表取締役CEO
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、転職支援や企業の採用支援、人材育成・組織開発など幅広く人事領域のコンサルティング業務に従事している。





