秋は転職のベストシーズン?秋に入社する4つのメリット
9~11月の「秋」シーズンは、転職する時期に適しているのでしょうか。秋に入社するメリットや転職活動のスケジュールについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏が解説します。
※9~11月に転職活動を始めたい場合は、「冬に入社する4つのメリット」をご覧ください。
「秋」に転職(入社)する場合のスケジュールは?
転職活動にかかる期間の目安は、一般的に「情報収集~書類作成」で2週間、「応募~面接」で1~2カ月、「内定~入社」までは1~3カ月程度です。逆算すると、最短でも3カ月前には転職活動をスタートする必要があります。
そのため、9~11月の秋シーズンに転職先企業への入社を検討している場合は、転職活動を6~9月に始めるのがスケジュールの目安。例えば「〇月は繁忙期なので退職は難しい」「有給休暇を完全に消化してから入社したい」など、自身の状況や希望する退職・入社時期に合わせて、スケジュールを立てておきましょう。
秋の採用傾向
多くの企業が3月を決算期としており、10月から下半期がスタートします。中途採用を行う企業の多くは、年間の採用計画を立てています。9月前後に上半期の採用状況を振り返り、下半期の採用計画を見直しますが、上半期の採用人数が計画を下回っている企業の場合は、採用計画見直し後に採用活動を強化し始めます。一方で、上半期の途中で新たな人材ニーズが発生し、下半期に採用することが決まった採用枠に関しては、8~9月から募集を開始するケースもあります。
ただし、10月入社者で採用枠が充足した企業を中心に、10月以降は採用活動が落ち着いてきます。もちろん、採用予定数に満たなかったり、事業拡大中で通年採用を行っていたりする企業では、10月以降も採用活動を継続していますが、もし「期末の区切りの良いタイミングで仕事を変えたい」と考えている場合は、秋シーズンの中でも「10月入社」を目指して転職活動を始めると、現職の引継ぎや入社後の業務開始が、比較的スムーズに行うことができるでしょう。
秋に転職するメリットとは?
6~9月は気温が高まる時期。面接に足を運ぶ場合は、応募企業に少し早めに到着して汗が引くまでの時間を設けたり、こまめに水分を補給したりするなど、暑さ対策を心掛けて。秋の入社を目指して、このシーズンに転職活動するメリットをご紹介します。
期末期初で仕事の区切りをつけやすい
4~9月を上半期、10~3月を下半期として、プロジェクトや目標も通期や半期、四半期で設定している企業が一般的です。10月入社を目指す場合は、ちょうど下半期の仕事を終えてから退職し、入社した企業では下半期のスタートラインに立てるため、区切りをつけやすい時期と言えるでしょう。
異動や組織変更に伴い、受け入れ態勢が整っている
10月は人事異動や組織変更を行う企業が多いため、入社時に異動者や他の中途入社者がいて、まとめて研修が行われるなど「受け入れ態勢が整っている」というメリットがあります。まとめて研修が行われる場合は、他部署配属の同時期入社者との接点を作りやすいという側面もあるでしょう。
10月入社に向けて企業が採用を強化している
大手企業を中心に、10月入社の求人が増加することもメリットのひとつです。4月入社ほど活発ではありませんが、10月入社を目指して企業が計画的に採用を行うケースも多いため、この時期の転職は短期間、または少ない選考機会で内定が出たり、思いもよらない企業で入社が決まったりすることもあります。
ボーナスを受け取ってから転職できる
秋の入社を目指して7~8月に転職活動を行う場合は、ボーナスを受け取ってから転職することができます。もし6月に転職活動を開始する場合は、退職を告げるタイミングによってはボーナスに影響する可能性があるので、支給条件を確認して進めるようにしましょう。
秋は転職のベストシーズン?
採用傾向の段落で、転職市場の動向や時期による傾向を解説しましたが、“転職のベストシーズン”は人によって異なります。例えば、10月入社を希望して転職活動をしていても、早々に内定企業が決まって「8月に出社してもらえないか」と打診を受けたり、ボーナスを受け取ったらすぐに退職しようと考えていても、強く引き留められて退職時期が延びてしまったりと、転職は、思い描いていたようなスケジュールで進まないこともあります。
そのため、目安となるスケジュールは立てておく必要がありますが、時期にこだわるよりも、自身の状況に合わせて柔軟に対応しましょう。
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