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転職活動が長期化する原因と、長期化を防ぐための解決策

転職活動の長期化「希望の求人が見つからない」「書類選考が通過しない」「最終面接で落ちてしまう…」など、転職活動でつまずいて長期化してしまうケースもあります。長期化を防ぐためにはどのような対策が必要でしょうか。

今回は、転職活動が長期化する原因と、長期化を防ぐための解決策を、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏にアドバイスいただきました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職活動は、どのくらい長引いたら「長期化」に該当する?

転職活動は、応募から内定獲得まで1~2カ月、内定獲得から入社まで1カ月程度かかるのが一般的です。企業に在籍しながら転職活動している場合、面接の日程調整などで時間がかかるために3カ月を超すことも珍しくはありませんが、早く内定を得たいのに半年以上経っても転職先が決まらない場合は、「転職活動が長期化している」と考えた方がいいでしょう。なお、「いい会社が見つかったら転職したい」など、初めから中長期を視野に入れて転職活動している場合は問題ありません。

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転職活動が長期化した場合のデメリット

転職活動が長期化することで、どのような問題が考えられるのでしょうか。3つのデメリットをご紹介します。

ブランク期間が長くなる

転職活動長期化のデメリットのひとつに「ブランク期間が長くなる」という点が挙げられます。例えば「短期留学」「資格取得」「家族の介護」など、ブランク期間に明確な理由がない場合、応募企業は「他社で採用が決まらない理由があるのでは」「計画性に欠けるのでは」などの懸念を抱きます。もちろん、ブランク期間があっても経験・スキルや人柄などを評価されて内定に至るケースもありますが、キャリアの選択肢を減らさないために、できるだけブランク期間は短い方がいいでしょう。

生活が不安定になりやすい

すでに会社を辞めている場合、転職活動が長引くことで生活が不安定になりやすい点もデメリットです。離職して失業の認定がされれば雇用保険の基本手当を受けることもできますが、失業中の生活費だけでなく、面接に必要な交通費や書類作成・郵送にかかる費用など、転職活動にもお金がかかります。そのため、「どうしても希望を叶えたい」「転職先に求める条件が高い」など、当初から転職活動の長期化を覚悟しているのであれば、できるだけ退職せずに転職活動を始めましょう

不本意な選択をしやすくなる

転職活動が長期化すると、仕事が決まらないことへの焦りや不安から、不本意な転職先を選んでしまうケースが増える傾向があります。納得ができていないまま入社すると、なかなか仕事で成果を出すことができなかったり、不満が解消できずに再び転職を選んでしまう可能性があります。充実したキャリアを築くために、長期化の原因を早めに解決することが重要です。

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転職活動長期化の原因の探り方

転職活動は、一般的に「求人応募」「書類選考」「面接」というステップを経て「内定獲得」に至ります。

リクナビNEXTの調査によると、応募数の平均は7.5社、面接した企業の平均は3.4社、内定が出たのは一人あたり平均1.4社という結果となっています。平均すると、応募から書類選考の通過率は約5割、面接からの内定率は約4割です。

転職するときの適切な応募数とは?転職成功者の平均応募数・内定率

上記のデータから適切な応募数を考えると、1社内定を目指すなら平均の7社~8社、2社内定を目指すなら倍の15社、3社内定なら3倍の23社程度を目安に応募するのが良さそうです。

「転職活動が長期化している」と感じたら、これまでの転職活動を振り返って、応募数は足りていたか、書類選考や面接の通過率は何割くらいだったのかを分析し、つまずいているステップを明らかにしましょう

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転職活動のステップ別・長期化解決策

「求人応募」「書類選考」「面接」のステップ別に、長期化した場合の解決策をご紹介します。

応募する求人が少ない

応募する求人が少なく、結果的に選考を通過しない場合は、希望条件の見直しを図りましょう。求人に記載している情報に興味を抱かなかったとしても、面接で詳しく話を聞いてみたら魅力を感じ、当初は想定していなかった企業に入社するケースは少なくありません。また、経験・スキルや面接での評価が高かった場合、求人に記載していなかったポジションや待遇に調整してもらえるケースもあります。そのため、求人だけを判断して応募する条件を限定しすぎると、可能性を狭めることになってしまいます。

また、実際に企業に話を聞くことで、自身の経験・スキルへの採用ニーズを掴むこともできます。転職活動の参考になる可能性もあるので、まずは応募社数を増やし、選考のステップに進みましょう。

書類選考を通過しない

書類選考を通過しない場合は、「求人の探し方」「応募企業」「応募書類」の見直しを図りましょう。

求人の探し方を見直す

転職サイトや転職エージェントは、掲載・保有している求人が限られています。例えば企業の採用ページや特定の転職サイト・転職エージェントのみで求人を探している場合は、他のルートがないか考えてみましょう。他社の転職サイト・転職エージェントだけでなく、ビジネスSNS、会社説明会、知人の紹介など、応募する範囲を広げることで書類選考を通過する可能性が高くなります。

応募企業・職種を見直す

人気の高い大手・有名企業や各種団体ばかりに応募していると、ライバルとなる他の応募者も多いため書類選考の通過率が下がる傾向があります。また、異業界・異職種などにキャリアチェンジする場合も、経験者の応募があった場合は選考で不利になってしまいます。応募企業・業界・職種が限定的な場合は、条件の緩和も検討しましょう

応募書類を見直す

書類選考を通過するだけの経験・スキルがあっても、応募書類のアピール不足で選考を通過できていない可能性もあります。応募する求人を確認し、求められている経験・スキルを十分にアピールできているか見直してみましょう。企業の採用担当者は日々数多くの応募書類に目を通しているため、数秒で経験・スキルや人物像を把握できる「読みやすさ」も重要です。どのように直していいか分からない場合は、応募する職種の職務経歴書のサンプルを見たり、転職エージェントに相談したりして改善を図りましょう。

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面接を通過しない

面接を通過しない場合は、「面接日程の調整が難航する」「面接対策が足りない」の2つの理由が考えられます。

面接日程の調整が難航する

仕事を続けながら転職活動する場合、面接日程の調整に難航することがあります。仕事が忙しいとなかなか調整ができないケースもありますが、中途採用は採用枠が埋まってしまうとその段階で募集は終了してしまいます。例えば、一次面接の日程を調整している間に、条件の良い他の応募者の面接がスムーズに進み、入社が決まってしまう可能性があります。他の応募者に先んじて内定を獲得するために、有給休暇を活用したり、オンライン面接を打診したりして効率化を図りましょう

面接対策が足りない

一次面接、二次面接、最終面接など、面接の段階で聞かれることや判断するポイントが変わります。特に転職が初めての場合は、面接に慣れておらずうまくアピールできていない可能性があるため、面接対策は入念に行いましょう。自分では上手に話しているつもりでも、採用担当者から評価されていないケースもあります。「自己紹介」「転職理由」「志望動機」「自己PR」といった、必ず聞かれる質問への回答は事前に練習しておき、家族や転職エージェントなど第三者の視点でアドバイスを受けることも大切です。自分でチェックしたい場合は、スマートフォンなどで回答している様子を動画撮影し、後から見直してみましょう。

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離職していないのであれば「転職理由を振り返る」という方法も

離職中に長期化している場合は転職活動の改善を図ることが急務ですが、仕事を続けながら転職活動している場合は、「転職理由を振り返る」ことで方向性が明確になることもあります。「自分に合った仕事を見つけたい」「もっと条件がいい仕事を探したい」など、転職理由が急を要しない場合は、転職活動自体を見直すことも考えてみましょう

転職活動を一時休止し、転職理由を具体化してから転職活動を再開しても、大きなリスクはありません。転職以外にも、異動や副業、プロボノ活動など、選択肢を広げてみてもいいでしょう。

記事制作日:2021年4月12日 EDIT&WRITING:只野 志帆子
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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