転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2022/01/26 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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大手から大手への転職を成功させるために知っておくべきこと

Office tall building「大手企業に勤務しているが、転職したいと思っている。大手企業ならではのメリットは手放したくないから、次も大手企業に行きたい」

そう考えている皆さんに、大手から大手への転職を図る場合に知っておきたいこと、注意すべきポイントなどを、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー

粟野友樹さんプロフィール画像

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント

粟野友樹

約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

大手企業が中途採用を行う背景・目的とは

そもそも人材の層が厚い大手企業がなぜ中途採用を行うのか――採用の背景・目的を知っておきましょう。もちろん、企業によって事情は異なりますが、大きく分けると次のようなパターンが挙げられます。

自社にない知見・ノウハウを導入したい

変化が激しい今の時代においては、大手企業といえどもこれまで築いたブランドや実績だけでは勝負できません。時代の変化に対応し、新たな領域へ踏み出す必要に迫られています。

例えば、これまでの事業や業務オペレーションにITを導入する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を推進する動きが活発。また、他社・研究機関・自治体などと連携して新たな社会的価値やビジネスモデルの創出を図る「オープンイノベーション」に注力する企業も多数あります。あるいは、これまでの事業とは異なる領域に進出し、新規事業を立ち上げる動きもあります。

こうした取り組みに際しては、自社内に知見やノウハウを持つ人材がいないため、外部から人材を招き入れるというわけです。

組織変革・風土変革を図りたい

時代の変化に対応するため、組織体制や風土そのものを変革しなくてはならないと考えている大手企業も多数。組織に新しい風を送り込み、固定観念を打ち破るような組織づくり・風土づくりを推進してくれる人材を求めています。

近年では、「ダイバーシティ(多様性)推進」「女性活躍推進」「働き方改革」などが重要課題となっていますので、そうした施策の策定から実現までを手がけた経験者を受け入れています。

新卒採用予定数が満たなかったため、中途採用で補いたい

少子化が進む中で、大手企業でも新卒採用に苦戦する企業が多数あります。特に、BtoBの事業を手がける企業は、上場企業であっても一般の知名度が低く、学生が集まりにくいため、新卒採用予定数を満たせていないケースが多く見られます。そこで、新卒採用の未充足分を補うため、社会人1~3年程度の「第二新卒」を中心に、若手を中途採用しているのです。

もちろん、上記以外の背景・目的もあります。興味がある企業の採用背景・目的をつかむなら、求人情報や採用サイトだけでなく、ニュースリリースやメディアの記事、経営陣によるSNSでの発信などにも目を通してみるといいでしょう。その企業が抱えている課題や新たな取り組み、将来ビジョンなどを理解し、「中途採用人材に求めるもの」をイメージしてください。そこから、自分の転職目的に合っているか、選考で何をアピールすればいいかを考えてみることをおすすめします。

大手企業から大手企業への転職成功事例

企業の採用目的が「自社にない知見・ノウハウを導入したい」「組織変革・風土変革を図りたい」などである場合、経験・スキルをしっかりアピールすることで異業種への転職を果たしている事例が複数あります。

下記は、新たな領域に進出する、あるいは既存の手法を変革しようとする大手企業が求める「経験・スキル」にマッチしたことで採用に至った事例です。

【転職前】大手電機メーカーの生産現場のデータ収集・分析
【転職後】大手金融機関の顧客データの分析・新サービスのプロジェクト責任者
【転職前】大手製薬メーカーの研究・マーケティング
【転職後】大手IT企業のヘルスケア分野での新規事業の立ち上げ
【転職前】大手金融機関の事業企画
【転職後】大手メーカーの金融関連の事業企画
【転職前】大手メーカーの生産管理・物流企画
【転職後】大手ECサイト運営会社のSCM(サプライチェーンマネジメント)戦略のプロジェクトを担当
【転職前】大手飲料メーカーの営業
【転職後】大手医療機器メーカーで新たな販売手法の導入を担当

一方、「新卒採用の補充目的」「若年層の増員」などを目的とした中途採用では、ビジネス経験そのものは問わず、「ポテンシャル」に期待して20代の人を採用している例が数多くあります。

【転職前】メガバンクの法人営業
【転職後】大手自動車メーカーの海外営業
【転職前】大手エレクトロニクスメーカーの海外営業
【転職後】大手消費財メーカーのマーケティング
【転職前】大手証券会社の個人向け営業
【転職後】大手情報サービス企業の法人営業

大手企業から大手企業への転職活動で注意すべきポイント

「大手出身者」であることに市場価値があると過信しない

大手企業で働いていた人の中には、ご自身の経験・スキルを過信している人もいらっしゃいます。しかし、中途採用選考では、会社の戦略や商品のブランド力、優秀なチームメンバーなど、本人の実力以外の部分で成果を挙げられたのではないか……と、シビアな目で見られることもあります。これまでの経験・スキルを転職先企業でも活かせるのかどうかを客観的に見つめることが大切です。

また、「大手出身」という経歴は転職市場で高く評価されるはず……と考える方も多いようです。しかし、大手企業の募集は転職希望者にも人気があり、優秀なライバルが多数集まります。また、募集人数も少ないため、新卒の就活時以上に競争が厳しく、門戸が狭いということを覚悟しましょう。

転職の「目的」を明確にする

現在勤務している大手企業を辞めたいという人に理由を聞くと、こんな答えがよく返ってきます。

「上のポストが詰まっていて、裁量権を持てるまで5年も10年もかかってしまう」
「稟議や根回しに時間と手間を取られるのがストレス。スピード感を持って仕事をしたい」
「会社都合で異動・転勤させられ、自分が望むキャリアを積めない」

こうした不満は中小ベンチャーに転職することで解決できる可能性が高いといえますが、転職活動を進める過程では、ついネームバリューのある大手企業に目を奪われてしまう傾向があります。大手ならではの安定感、福利厚生、ステイタスを「やはり失いたくない」という気持ちも出てくるのでしょう。

そうすると、転職活動の目的を見失い、企業選びの軸がブレてしまいます。大手企業のネームバリューやブランド力だけにとらわれず、「転職によって本当に実現したいことは何か」を突き詰めて考えることをおすすめします。

求人が出てくるタイミングを逃さない

大手企業では、多くの場合、年間の採用スケジュールがきっちりと決まっているものです。決まった時期に募集を開始し、選考期間や入社時期も定められています。応募したい企業がいつ頃、募集~選考を行うのか、情報収集しておいてください。

なお、中小ベンチャーなどであれば、面接日程や入社日などについて、応募者の都合に合わせてくれることも多いのですが、大手の場合、よほど強く求めている人材でないかぎりは融通を利かせてもらいにくいといえます。「この日に入社できないのであれば不採用」ということもあり得ますので、スケジューリングに注意が必要です。

また、中小企業と並行応募する場合、大手企業のほうが選考期間が長くなるケースが多いため、なるべく内定が出る時期を揃えられるように調整してください。

まとめ

大手企業への転職は、募集人数が少ないことや他社から優秀な人材が集まるといった理由から競争率が高く、大手出身という経歴だけで転職活動が有利に進むことはない、ということをお伝えしました。

転職活動を始めるにあたっては、そういった採用背景を知った上で、転職の目的を明確にし、企業選びの「軸」を定めることが大切です。自分がやりたいことができる会社、理想とするキャリアを積める会社とはどんな会社なのかを考えてみましょう。それを実現できるのは、中堅中小企業やスタートアップベンチャーなどかもしれません。企業規模だけにこだわらず、視野を広げて企業探しをすることをおすすめします。

記事作成日:2020年8月25日 WRITER:青木典子 EDIT:リクナビNEXT編集部

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