転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2018/12/19 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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給与、人間関係、仕事内容に不満…プロに聞く!ネガティブ理由での転職を成功させるには?

ネガティブ転職をどう成功させるか考えている男性

給与や人間関係への不満など、ネガティブな理由で転職を考えている人は多いことでしょう。その一方で、「こんな後ろ向きな気持ちで転職活動していいのだろうか…」と迷っている人もいるのでは?

転職経験者1500人にアンケートを取ったところ、「転職活動を始めたきっかけ・理由」の上位3つは「給与への不満」、「上司(経営者)への不満」、「仕事内容への不満」でした。転職経験者たちは皆、現状への不満をきっかけに転職活動に踏み切っているのです。

では、具体的にはどのように活動すれば、満足のいく転職が実現できるのでしょう?転職のプロが「ネガティブな理由での転職活動」についてアドバイスします!

株式会社リクルートキャリア キャリアアドバイザー

株式会社リクルートキャリア キャリアアドバイザー_根本さより

根本さより

外資系メーカー営業職を経て、リクルートキャリアに転職。現在、転職エージェントサービスを手掛ける「リクルートエージェント」のキャリアアドバイザーとして、主にインターネット業界全般を担当。

ネガティブな思いの裏側にある「叶えたいこと・目的」に向き合おう

誰しも、現状に対する不満があるから転職を考えるもの。きっかけはネガティブなものであっても全く問題ありません。ただ、それをそのまま面接で伝えるのはお勧めできません。

不満の裏側には、“○○したい”のに今の環境では叶えられないから不満、というように、前向きな思いが必ず隠れています。自身の不満とじっくり向き合い、前向きな思いを掘り起こして転職活動に臨みましょう。

「不満」以外に、重視したい項目、改善したい項目はないか考えよう

なお、目の前に大きな不満がある場合、どうしても「その不満を解消すること」ばかりに力が入りがちです。
例えば、「給与額が不満」という場合、求人情報を探す際に給与額ばかりに目が行ってしまい、仕事内容や働く環境、社風などといったその他の条件の確認がおろそかになる恐れがあります。

給与が上がったからといって、必ずしも楽しくイキイキ働けるというわけではありません。給与以外に重視している条件はあるか、自身がイキイキ働くために必要なことは何か、自分に向き合い、考えてみましょう。

不満別・「前向きな思い」の掘り起し方と伝え方

アンケートで挙がった、「転職活動を始めたきっかけ・理由」の上位3つ「給与への不満」、「上司(経営者)への不満」、「仕事内容への不満」について、その裏にある前向きな思いの掘り起し方、そして前向きな退職理由への変換方法をご紹介します。

【Case1】お給料が不満で転職したい!

<不満の裏に隠された思い>

給与の低さに対する不満は、「自身の努力や成果が評価されていない」という思いから生まれるケースが多いです。これを前向きな視点で考えれば、「努力や成果を正当に評価してくれるところで頑張りたい」という、非常にまっとうな転職理由になります。

<変換例>

「現在の会社では、営業職として新規クライアントの開拓、既存クライアントとの取引拡大に努めてきました。しかし、評価制度が整っていないため、努力や成果が評価されず、徐々にモチベーションが削がれるようになりました。努力や成果を正当に評価してくれる会社で、思う存分力を発揮し、モチベーション高く働きたいと考え、転職を決意しました」

<給与UPを実現したいならば…>

給与レンジは企業によって異なります。現年収にもよりますが、経験が活かせる同業界・同職種転職であれば、「給与水準の高い企業」や「自分の経験を高く評価してくれる企業」を選ぶことで年収アップは十分可能です。企業規模の大きい、小さいは給与額には関係ありません。利益率が高い業界・企業かどうか、利益を社員に還元する姿勢があるかどうかで変わります。ホームページの社長インタビュー欄などから会社の姿勢を確認したり、IR情報欄の「株主向け説明資料」から利益率を確認するといいでしょう。

評価制度が整っている会社で、入社後に力を発揮し「実力で給与を上げる」という方法もあります。評価制度については、企業ホームページに掲載されているケースが多いですが、もしわからなかったら、人事担当者に相談して確認するのも一つの方法。その際、「私は努力や成果を正当に評価してくれる環境で頑張りたいと思っていますが、御社は○○職においてどういう観点で評価をされていますか?」「入社後にはどんどん成果を上げ、ステップアップしたいと考えていますが、御社はどのような評価制度を取っておられるのでしょうか?」など、前向きな思いとともに伝えると意欲や熱意もアピールできます。

なお、求人情報に載っている給与例はあくまで一例であり、応募者の経験やスキルによって変わります。正式な年収は内定前後に確定するため、年収アップを実現したいならばまずは多くの企業に応募してみて選考を進め、比較検討することが大切です。

年収アップ転職の具体的なノウハウはこちら↓
プロに聞いた!年収アップのための転職活動方法

【Case2】職場の上司と合わない!

<不満の裏に隠された思い>

上司が高圧的でついていけない、上司のマネジメント方法が自分と合わない…と悩む人は少なくありません。現状を変えるには、上司もしくは自分が異動・退職するしかありません。合わない上司の下で我慢して働くのはストレスが大きいもの。転職するのは現状を変える一つの方法です。

上司への不満は、「やりたいことが明確だから、上司のやり方にギャップを感じる」、もしくは「上司の思いに共感し、一致団結して頑張りたい」という前向きな思いの表れと考えられます。退職理由を伝える際は、その部分を強調して伝えるといいでしょう。

<変換例>

「以前所属していたマーケティング部では、部の戦略が明確ではなく、メンバーがバラバラの方向を向いていました。チームの雰囲気を変えるために、上司にチームの課題を訴えましたが、私自身の力不足もあり改善することはできませんでした。私は、皆が一致団結して目標に向かって突き進んでこそ、モチベーション高く仕事ができ、かつ高い成果を上げられると考えています。明確な戦略を持ち、思いに共感できるトップや上司のもとで、目標達成のため尽力したいと考え、転職を決意しました」

<共感できる上司のもとで働きたいならば…>

環境を変えたところで、新しい職場の上司も同じようなタイプだった…では転職する意味がありません。「人」については、求人情報からはなかなか見えてこないもの。いいと思える会社の求人にはどんどん応募して接点を増やし、自分の目で見て判断することが大切です。

スキルや経験、自身の部署に合うか合わないかを判断するために、入社後に上司となる人が面接に出てくることが多いので、その機会をうまく活用しましょう。面接でのやり取りを通じて、相手のキャラクターや人となりがつかめ、「合う・合わない」の判断ができるはず。仕事に対する思いや、今の部署、今の業務で目指していること、マネジメントの考え方などを質問してみるのも有効です。

【Case3】仕事内容がイヤ!

<不満の裏に隠された思い>

まずは、今の仕事内容の中で、「嫌だ」と思う部分を洗い出してみるのが、前向きな思いを洗い出す第一歩です。そして、なぜ嫌だと感じるのかどんどん掘り下げていくと、その裏にある「やりたいこと」を見つけることができます。

例えば、「ノルマがあり、1日に何十件も客先を回らなければならないのが辛い」ならば、なぜ嫌だと感じるのか掘り下げてみましょう。1件当たりの顧客との時間が少なすぎるから嫌だと感じるならば、「数字を気にせず、顧客とじっくり向き合って信頼関係を築きたい」という前向きな思いがあるかもしれません。営業は嫌いじゃないけれど、顧客に会って話すことが苦手だと感じるならば、「外回りよりも、顧客の視点に立ち営業戦略を練るほうにやりがいを感じる」という思いがありそうです。

<変換例>

「前職では、1日に20件の飛び込みがノルマとされていました。自分を鍛えるためにも、ノルマ達成のために全力を尽くしましたが、一つの顧客とじっくり向き合う時間を持ちたい、ニーズをつかんで最適な提案につなげ、信頼関係を築きたいという思いが強まり、退職を決めました」

<やりがいのある仕事に就きたいならば…>

「仕事が嫌だ」という思いばかりが強く、やりたいことを見失っている状態では、次を見つけるのは難しいでしょう。やみくもに動いたところで、仕事への思いがあいまいなままだと、内定にはつながりません。

前述したように、まずは「仕事が嫌」と思う中身を洗い出して、何が払しょくされたらハッピーなのかを考えてみましょう。
併せて、業務のどの部分は楽しいと感じたのか、向いていると思えたのか、そして強みと言える部分は何かも洗い出すこと。これらの情報をもとに、「これならば自分の強みを活かし、やりがいを持って取り組めそうだ」と思える仕事を考えていくと、求人を探す際の「軸」ができます。

例えば、

  • 嫌なこと=営業自体は嫌ではない。何十件も飛び込み営業して疲弊するのがイヤ
  • やりたいこと=1社1社とじっくり向き合い、信頼関係を築きたい
  • 向いていると思うこと=マーケットの状況やデータをもとに仮説を立て、顧客の売り上げ拡大戦略を練ること
  • 強み=顧客視点に立って考える力

…であれば、「顧客とじっくり向き合える。企画提案営業」「一定の顧客と信頼関係を築けるルート営業」「顧客の懐に入り込み、売り上げ拡大戦略をともに考える経営コンサルタント」などの「軸」が見えてくるでしょう。

記事作成日:2018年9月27日
WRITER:伊藤 理子 EDIT:リクナビNEXT編集部