転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/19 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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仕事の目標が思いつかない…どうやって目標を設定すればいい?考え方とは?

ペンを持つ手元とメモ帳

会社から与えられる目標以外に、上司から「個人の成長目標を立てなさい」と言われたら――。

そもそもなぜ個人目標を立てたほうがいいのか、どのような視点で考えて目標を設定すればいいのか、Segurosの粟野友樹氏がアドバイスします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

仕事での目標が思いつかない理由

そもそも、自身で個人目標を立てるように言われても、目標を思いつかないのはなぜなのでしょうか。
もしかすると次のような状況、心理があるのかもしれません。

●周囲にロールモデルがいない
「この人のようになりたい」と思えるようなビジネスパーソンが周囲に見当たらないため、具体的に目指す将来像をイメージできない。

●今の仕事が面白くない
今の仕事に対してやりがいや面白さを感じていない。だから新たな目標を目指すモチベーションが湧かない。

●目標に縛られたくない
目標を設定することで、それに対して「行動しなければならない」というプレッシャーを感じるのが嫌だ。

●与えられた目標だけでいっぱいいっぱい
会社から与えられた目標の達成を目指すだけで精一杯。プラスアルファの目標を立てるような余裕を持てない。

●組織の目標と自分の目標にギャップがある
実は、会社や部署が掲げている目標に共感できておらず、自分は違う方向性を目指している。会社から期待されていることと、自分がやりたいこともズレてきている。

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個人目標を設定するメリット

「自分で目標を設定する意義がわからない」「目標を立てるのも、それを追うのも面倒」――そのように感じているとすれば、まず目標を設定するメリット・効果に目を向けてみましょう。仕事やキャリアにとってプラスの効果があるとわかれば、前向きな気持ちで取り組めるのではないでしょうか。

●行動がブレなくなる
目標が定まっていないと、日々行動する中で迷いが生じたり、無意識に軌道を外れたりして、結果的にムダな動きをしてしまうこともあります。目標を見据えていると道筋も明確に見えるので、迷いや行動のブレが生じにくくなります。

●自己認知ができる
目標を立てるプロセスでは、「自己分析」が必要になりますが、自身の能力やスキルを認知することで強みを活かしやすくなるでしょう。また、弱みと自覚した部分については、学ぶなり他の誰かに助けを求めるなり、カバーする方法を選択できるようになります。

●意欲が高まる
会社や上司から与えられるのではなく、自分自身で目標を設定することで「自分で決めたからには達成しよう」というモチベーションが生まれます。主体的に取り組むことで、成長スピードが加速します。

●達成感を得られる
目標を達成すれば、達成感を得られます。仮に会社から与えられた目標が未達成に終わったとしても、個人目標で達成感を得れば、自信もつくでしょう。さらなる成長を目指すモチベーションにつながります。

●チャンスが増える
個人目標を立て、その達成に向けて努力している人は、それをしない人に比べると「意欲がある」と見なされます。例えば新たなプロジェクトに抜擢される、リーダーを任されるなど、チャンスを与えられる機会が増えると言えるでしょう。

根本がズレているなら、環境を変えてみるという方法も

このように目標を立てることでさまざまな効果が期待できますが、そもそも部署や会社が目指す方向性と自身が目指したい方向性が一致していないため、目標を立てづらいという人もいるでしょう。

「提案をしても『部署の方針とは違う』と却下された」「チャレンジしたいが『チャレンジの方向性がずれている』と言われ許可が下りない」などという場合は、思いが叶えられそうな部署に異動を願い出るか、場合によっては自身の目指す方向性と合いそうな会社に転職するという選択肢もあります。

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仕事の「目標設定」のステップ

個人目標を立てる際の基本的なステップをご紹介します。

【STEP1】会社の評価基準を把握する

自身が所属する組織がどのような評価項目を設定していて、どの項目を重視しているのかを知っておくことは大切です。

評価基準を把握した上で目標を設定しないと、「努力して目標を達成したのに、あまり評価されない」という残念な結果を招く可能性があります。

【STEP2】上司に相談し「期待値」をすり合わせる

上司と話し合いの場を設け、自身に対してどのような期待を寄せているかを確認してください。

例えば、自身では「売り上げを伸ばすことを期待されている」と思っていても、実は上司は「後輩を育成してほしい」と思っているかもしれません。実際に話し合い、期待値のすり合わせを行っておきましょう。

【STEP3】3つの指標をもとに目標を設定する

人事考課制度は、一般的には次の3指標で構成されています。

  • 業績……目標の達成率や達成状況
  • 能力……業務遂行に必要な能力やスキル
  • 情意……業務に向き合う努力や姿勢

この3つをベースに、「組織の中で自身が果たすべき役割」と「自分はどのように成長したいか」を組み合わせて考えましょう。

なお、目標設定においては、「SMARTの法則」を活用する手もあります。「SMART」とは、目標設定に必要なポイントの頭文字をとった言葉で、目標を達成するための5因子とされています。Sから順に行うことで、目標設定が完了します。

  • Specific(具体的に)…誰が見てもわかる、具体的・明確な言葉で目標を定義する
  • Measurable(測定可能な)…目標を数値化して、達成度が客観的に判定できるようにする
  • Achievable(達成可能な)…立てた目標の難易度が高すぎないか、達成可能かどうかを確認する
  • Relevant(関連性)…何のために目標設定するのか、目標達成の先には何があるのか意義や関連性を確認する
  • Time-bound(期限がある)…目標達成の期限を明確に設定しておく

【STEP4】行動目標を設定する

目標が決まったら、その目標を達成するための行動目標を設定します。

目標に近づくための効果的な手法については、上司や先輩からアドバイスを受けましょう。「この研修・勉強会に参加してみるといい」「あの部署のこの人に、成果を挙げるコツを聞いてみるといい」などのアドバイスに基づき、行動計画を立てましょう。

例えば「後輩の指導・育成」を目標に置いた場合、その手段としては「1on1ミーティングでじっくり対話する」「研修プログラムを企画・実施する」「営業活動に同行する」「コンテストやキャンペーンを企画する」など、さまざまな方法があると思います。

自分の強みを活かせそうな方法を選び、行動目標を決めるといいでしょう。

目標設定する上での注意点

目標を設定する上では、達成度合いが客観的に判断できるよう「具体的な数値」を定めるのがポイント。数値で測れない目標の場合は、達成までにいくつかの段階を定めておくなど、客観的に評価できる形で設定するといいでしょう。

また、あまりにも高い目標を設定すると、達成が難しく、モチベーションを維持できないこともあります。目標を高く置きたい場合も、「背伸びすれば手が届く」ぐらいのレベルに設定しましょう。

記事作成日:2023年2月8日 WRITER:青木典子 EDIT:リクナビNEXT編集部

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