「成長実感が湧かない」原因とは?実感を得るための方法が知りたい【転職相談室】
一見して成果が見えにくい総務の仕事。成長実感を持てないことから、自分の頑張りが足りないのだろうかと不安を抱く方もいるようです。
そう思ってしまう原因や成長実感を得る方法など、組織人事コンサルティングSegurosの粟野友樹氏にお聞きしました。
目次
成長実感がなくて不安。どのように成長度合いを判断すればいい?(Aさん/26歳/男性/大手メーカー総務)

メーカーで総務を担当しています。成果が見えにくい仕事なので、自分が成長できているのかわからず不安です。どうすれば成長実感が湧くのでしょうか?自分の成長度合いを測る方法が知りたいです。
成長実感が湧かない理由
アドバイザー
社内のあらゆる部署を縁の下で支える総務の仕事は、会社の業績に影響を与えていないように思われるかもしれません。
しかし、従業員の働きやすい環境づくりにダイレクトに関われるのが総務の仕事。売り上げや利益など直接的な数字で計ることはできませんが、間接的にはAさんも十分に貢献できているはずです。そういった総務の仕事の意義を理解できていないことが、成長実感が湧かないことにつながっているのではないでしょうか?
相談者
確かにそうかもしれません。目の前の与えられた仕事を日々こなすだけで、そういった視点では考えていませんでした。
アドバイザー
コロナ禍ではオフィスの縮小や移転、リモートワークの対応など、総務が活躍する場面が多かったのではないかと思いますが、Aさんはどうでしたか?
相談者
オフィスの縮小・移転などはなく、リモート比率も以前と変わらない状況で、仕事内容はコロナ前とさほど変化はありませんでした。
アドバイザー
そうでしたか。では現在、どのような仕事を担当されていますか?
相談者
私の担当は、施設管理、備品管理、文書管理、慶弔対応などです。実は入社以来、こういった管理業務しか経験していないんです。
成長実感を得るための方法を試してみよう
アドバイザー
変化の少ないルーティン仕事では成長実感を得られず、不安に思う気持ちはわかりますが、もしかしたら「成長できていない」と自分で思い込んでいるだけかもしれません。成長度合いを確認する方法の一つは、周りからフィードバックをもらうことです。直属の上司や先輩などに、自分の働きぶりはどうか、聞いてみましょう。
また、上司や先輩が日々どういう意識で働いているか、何にやりがいを感じているのかを聞いて、自分の仕事に「意味づけ」をするのも一つの方法です。
相談者
わかりました、聞いてみます。
アドバイザー
働き方改革、健康経営、安全衛生管理、BCP(事業継続計画)、社内文化の醸成など、最近では総務の仕事の範囲も広がっています。他社の総務職の方々と交流して刺激を得たり、若手社員の声を代弁してユニークな福利厚生制度を起案したりするなど、受身の総務でなくアクティブな総務を目指して戦略的に動いてみると、成長を実感できるかもしれません。
相談者
うちの会社は縦割り組織で、総務の中でも役割が明確に決まっているんです。自分の守備範囲でしか動けないのですが、他に方法はありますか? 営業のように成果が数字で測れればいいのですが…。
アドバイザー
総務の仕事でも、数字で見える化できることはいくつかあります。例えば、PCのリース内容を見直してコスト削減を図る、といったことです。単なるコストカットではなく、従業員の使い勝手なども加味して精査できれば、従業員からのよいフィードバックも得られ、成長実感が得られやすくなるのではないでしょうか。
他の方法としては、社会保険労務士、メンタルヘルス・マネジメント(R)検定、衛生管理者、マイナンバー実務検定、キャリアコンサルタントなど、総務に関する資格取得を目指してみるのもいいと思います。資格がなくても総務の実務は行えますが、資格取得のためのインプットを通して自身の成長を実感できるでしょう。
それでも成長が感じられず不満が残るのであれば、転職も一つの方法
アドバイザー
さまざまな方法を考えてみましたが、そうは言っても大きな縦割り組織の中では思うようにいかないケースもあるかもしれません。その場合は、転職を検討するのも一つの方法です。
相談者
転職を検討する場合、どんな企業を選んだらいいのでしょうか?
アドバイザー
もし若いうちにいろいろ経験したいならば、スタートアップやベンチャーなどの総務もありかもしれません。組織が小さい分、新しい提案も通りやすいうえ、総務の仕事の他に人事労務や経理なども担当するケースが多く、守備範囲が広がります。
Aさんが現在お勤めのような大手企業では仕組みや制度が整っていますが、若い企業ではまだ何も整備されていないケースが多々あります。そういう企業では、大手企業で総務を経験していることがAさんの強みにもなります。
新しい制度を導入する際には、従業員満足度がどのくらい上がったか、離職率はどのくらい下がったかなど、数値化して判断する場面も多いはず。「自分の成長を数字でつかみたい」というAさんの思いにもフィットするのではないでしょうか。
相談者
ありがとうございます。
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