転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/19 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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転職で応募資格を満たしていない求人に応募は可能?選考通過のポイント

応募資格求人の多くに記載されている「営業経験3年以上の方」「簿記2級をお持ちの方」などの“応募資格”。とても惹かれる求人だけれど、自分は応募資格を満たしていない…と応募をためらった経験はありませんか?

応募資格を満たしていない求人に応募してもいいものか、選考通過の可能性を少しでも上げるにはどんな工夫をすればいいのか、組織人事コンサルタントの粟野友樹氏に詳しく伺いました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

応募資格を満たしていなくても応募は可能

結論から言えば、応募資格を満たしていなくても応募すること自体は可能です。例えば、「営業経験3年以上の方」と明記されている求人に、営業経験1年の方が応募しても問題ありません。

応募資格として明記していても、それが絶対条件だと捉えていない企業が大半です。「できればこういう条件を備えた人に来てほしい」という希望が反映されていたり、「以前求人募集したときはこうだったから」という理由で応募資格が記載されていたりする場合もあります。

実際、応募資格を満たしていない方からの応募を受け付けるケースは少なくありません。企業側も、応募書類を見て「応募資格を満たしていないけれど、力を発揮してくれそうだ」と思えたら、面接で一度話を聞いてみようと考えるものです。

ただ、応募資格を満たしている方のほうが有利であるのは間違いありません。そのため、第一関門である書類選考を突破するには、応募書類の段階で「応募資格に準ずる経験・スキルがある」ことをアピールするのが何より重要です。

なお、募集職種の業務を遂行するにあたり必須となる資格の場合は、資格を取得していない方の書類通過は難しいでしょう。例えば、弁護士資格を必要とする法務職や、公認会計士資格を求める財務会計コンサルタント、車の運転が必須のドライバーや営業担当者における「普通自動車免許」などがそれにあたります。

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応募資格を満たしていなくても選考通過の可能性が高い求人とは?

「〇〇の経験必須」ではなく、「〇〇経験3年以上の方歓迎」「△△の知識がある方優遇」「□□の経験があれば尚可」などの表現をしている求人は、応募資格を満たしていなくても、それに準ずる経験があれば選考通過となる可能性があります。「人柄重視」「ポテンシャル採用」など、条件よりも応募者一人ひとりの可能性を評価したいという姿勢が示されている求人も狙い目でしょう。

また、「教育研修が充実」などと明記している企業は、多少経験が足りなくても自社で育てる体制があるので、応募資格を満たしていなくても書類選考通過の可能性がありそうです。

応募職種にも注目してみましょう。例えば、事務系総合職のように「〇〇系総合職」などと記されている職種は、採用後の配属先がいくつかの部署にわかれているということです。応募資格を満たしていなくても、複数職種の中から「この職種ならば可能性があるかも」と判断され、面接に進めるかもしれません。

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選考通過するためのポイント

応募資格を満たしていない人が選考を通過するためには、いくつかのポイントがあります。応募書類、面接に分けて解説します。

応募書類

まずは応募書類の段階でポテンシャルを理解してもらわないと、その先には進めません。業務経験が足りていない場合は、足りない期間を埋めるぐらいの経験やスキル、知識があることをアピールしましょう。短い期間であってもしっかり実績を上げ活躍してきたことが伝われば、書類通過の可能性は大いにあります。どんな姿勢で業務に臨み、どんな努力や工夫で実績を上げてきたのか、エピソードを交えてわかりやすく伝えましょう。

たとえ未経験であっても、応募職種に活かせると思われる経験やスキルをアピールできれば、可能性を感じてもらえるケースがあります。例えば、営業経験者を求める求人であれば、コールセンターでのアウトバウンド業務(顧客に電話を掛けて提案をする業務)で高い実績を上げてきた経験のある人や、販売職で店舗ノルマを追い続けてきた人などは、営業経験者と見なされる可能性があります。未経験だからと臆することなく、これまでの実績をアピールしましょう。

応募企業の事業計画・事業展望を読み込み、今後必要とされそうな知識や経験をアピールするのも有効です。例えば、今後は医療業界を新規開拓したいと考えている企業の場合、求められる職種経験がなかったとしても医療業界に関する知識があることが伝われば、書類通過の可能性はぐんと上がります。

なお、業務を遂行するにあたり必須となる資格を持ってない場合、資格の勉強中であることや、いつ頃取得予定であることなどを伝えれば、面接に進める可能性があります。私が選考に関わった例で言えば、財務会計コンサルタントの募集で「資格はまだ取得していないものの、論文試験に合格している」人を書類選考通過としたケースがあります。

面接

書類選考を突破したということは、応募企業にポテンシャルを感じてもらえたということ。ポテンシャルを裏付けるようなアピールを心がけましょう。その際、大切なのは熱意と意欲。応募資格を満たしている人との差を埋めるには、経験やスキルのほかに「この会社で働きたい」という揺るぎない思いを伝えることが重要です。応募企業の事業内容や業務内容を十分に調べたうえで、この会社ならではの応募理由を伝えることが重要です。

その際、自身の足りない部分を理解し、それを埋める努力をしていることを伝えられれば、「自己理解ができている人」と評価される可能性があります。例えば、「個人向け営業の経験はあるけれど、法人営業の経験は浅いので、入社後は積極的に客先を回りノウハウを身に付け、1日でも早くキャッチアップしたい」などと伝えられれば、伸びしろの大きさと覚悟のほどが伝わり、好印象につながるでしょう。

迷っているならば、まずは応募してみよう

応募資格を満たしていない時点で、「どうせ無理だ」と応募対象から外してしまう方もいるようですが、興味を惹かれた求人ならば応募しないのはもったいない。前述のように、アピール次第では選考通過の可能性は大いにあります

もちろん、中には応募資格を重視している企業もあるので、書類選考で落ちるケースも少なくないでしょう。それでもあきらめず、気になる求人にアプローチし続ければ、ポテンシャルを感じてくれる企業にきっと出会えると思います。

また、求人を出したばかりの頃と出してからしばらく経った頃では、企業を取り巻く状況が変わっている場合もあります。採用活動を行った結果、「経験者の応募が予想より少ないから、未経験者にも間口を広げてみよう」「応募数そのものが少ないから、母集団を増やすために書類通過の条件を緩和しよう」など選考方針自体を変えているケースもあるでしょう。応募すること自体にはリスクはないので、ぜひ気になる求人には積極的に応募して、チャンスを広げてほしいと思います。

記事公開日:2021年12月17日 EDIT:伊藤 理子

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