転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2024/04/24 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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はじめての転職活動。就活とはどう違う?準備~内定・入社まで

資料を持つ女性はじめて転職活動をする場合、学生時代の就活とどう違うのかなと、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、大まかな転職活動の流れとポイント、就活との違いを組織人事コンサルタントの粟野友樹さんに聞きました。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

そもそも転職活動にはどんなステップがあるのか

転職活動は、企業などで就労経験のある人が、求人募集を出している別企業を探し、履歴書などを提出し、筆記・面接試験を受け、再就職するという一連の活動のことを指します。

その活動期間の目安は全体で3~6カ月くらい。その内訳として、転職ステップは大きく5つに分かれます。

  1. 自己分析・情報収集など
  2. 応募書類の作成
  3. 求人に応募する
  4. 面接対策する
  5. 内定・入社

それぞれで必要な期間は人にとって異なりますが、一般的な目安は、ステップ1・2「自己分析・情報収集などから応募書類の作成」に2週間。ステップ3・4「求人に応募して面接対策する」のに1〜2ヶ月。ステップ5「内定・入社」までは1〜3ヶ月程度だと言われています。

はじめて転職活動をする人の中には、「応募書類の作成や、求人への応募、面接対策などは、学生時代の就活で経験しているから、そんなに準備しなくても大丈夫だろう…」と思う方もいらっしゃるようですが、実はそれは大きな間違い。

就活の時と同じノリで挑んだ結果失敗してしまった…なんてことにならないように、それぞれのステップごとに、就活との違いとポイントを押さえておくと安心です。

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転職活動の5つのステップ別!就活との違いとポイント

それでは早速、5つのステップごとに、就活との違いとポイントをみてみましょう。

ステップ1.自己分析・情報収集など

自己分析

自己分析は、多くの人が就活でやったことがあるでしょう。だからこそ、注意も必要。就活の自己分析をそのまま使い回そうとする人も中にはいますが、「今の状態の自分」で改めて分析することをおすすめします。

就活のときの自己認識と、仕事経験を得た今の自己認識とでは、きっと異なっているはずです。また、転職活動では人間性の自己分析だけではなく、仕事における得意・不得意、興味やモチベーションの源泉といった働く上での分析も必要。

手間はかかってしまいますが、自己分析をし直すことで、転職で叶えたいことは何なのか「軸」を見つけることもできます。軸ができれば、面接の時の志望動機にも活かすことができますよ。

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情報収集

情報収集は、就活との違いに戸惑う人が多い部分と言えるかもしれません。

就活は、キャリアセミナーやインターンシップなどがあり、企業も学生も、同じタイミングで同じような動きをしますが、転職活動はより個別性が高くなります。

求人募集のタイミングも企業によってバラバラですし、同じ企業を受けている転職者同士での情報交換なども滅多にできません。

企業サイトには商品情報しか掲載していないというケースも多く、仕事内容をイメージしにくいこともあるでしょう。その上、就活の時にはあったインターンシップやOB・OG訪問は、転職活動では一般的ではないため、企業情報の少なさに戸惑う人が多いのです。

「こんなに少ない情報で、どうやって企業分析をすればいいのだろう…」と悩む方もいるかもしれませんが、その条件はみんな同じ。企業サイトの他にも、業界研究本、会社四季報、プレスリリース、採用担当者が書くブログやSNSアカウントなどをうまく活用していくのがポイントです。

仕事内容や働き方などが知りたい場合には、転職エージェントやキャリアアドバイザーに話を聞くのも有効です。

ステップ2.応募書類の作成

転職活動で、最初に提出が必要なものは「履歴書」と「職務経歴書」です。他にも、必須ではありませんが、例えばデザイナー職の場合には、これまでの作品を記した「ポートフォリオ」、エンジニア職では「GitHubのURL」の提出を求められるケースもあるようです。

就活では、履歴書と企業ごとに異なるエントリーシートで応募することが多かったと思いますが、企業ごとのエントリーシートを求められることは、ほとんどないと言ってもいいでしょう。そのため、基本的には同じ内容で、そのまま複数社に応募ができるようになります。

ただし、この時に注意したいのは、履歴書のフォーマット。志望動機の記入欄があるものを選んだ場合には、そのまま使い回さず、しっかり企業ごとに書き分けましょう。

もちろん、志望動機の記入欄がないフォーマットを選んでも問題はありません。履歴書に志望動機が書いていないからといって、志望度が低いとみなされることはないので安心してください。どのフォーマットを選んだとしても、志望動機は、面接でしっかりと確認されるからです。

はじめての転職活動の場合、最も戸惑う作成書類は「職務経歴書」かもしれません。

職務経歴書とは、具体的な業務と、その業務でどのような経験を積み、スキルを習得してきたかなど、これまで携わってきた職務内容を記載したものです。

はじめて職務経歴書を書くときのコツは、転職サイトや転職エージェントなどが用意しているフォーマットを使うことです。こういったフォーマットは、企業の採用担当者も見慣れていることが多く、必要な情報の記入欄が過不足なく、わかりやすい位置に収まるように設計されているからです。

変にこだわってオリジナリティを出そうとするよりも、まずは基本となるフォーマットの中で、業務内容と課題に対してどうアクションをして何を学んだかを、具体的に事実と数字ベースで書くことを心がけましょう。

ステップ3.求人に応募する

求人に応募するだけだと思っていても、始めてみると就活との違いに戸惑う人は少なくありません。

中途採用では、配属されるポジションありきで採用が行われるため、必要人数のみ採用するケースが多く、若干名の募集が基本となります。

いい人がいればすぐに募集終了してしまうことも。そのため、「気になる求人を見かけたけど、仕事が忙しくて1~2週間保留していたら、次に応募しようとした時にはもう募集終了していた」なんて失敗も珍しくありません。

「あの時、応募しておけばよかった…」と後悔することがないように、転職活動ではタイミングを逃さずに、いいなと思った求人にはまず応募してみる姿勢が大切になります。

他にも、就活と比べて、大手企業の求人が少ないことにショックを受ける人もいます。

大手企業など、新卒採用に力を入れている企業は、毎年一定数の人員確保ができているため、定期的な中途採用を行うことはそう多くありません。

募集をするのは、必要なポジションに欠員が出た場合や、新規事業に参入するために経験者を採用したい場合など、タイミングがとても限られていることが多いのです。

そのため、就活の時に知名度のある大手企業を中心に応募していた人の場合、はじめは戸惑うかもしれません。

しかし、一般消費者には知られていないだけで革新的な技術を持っている企業、ユニークな社内制度を設けて働きやすさを追求している企業、取引先の多くが海外にあり日本では知られていないだけで海外では有力な企業など、魅力的な企業はたくさんあります。

知名度だけではなく、次のキャリアと「転職をすることで叶えたいことは何なのか」を考えて、企業の求人を探していくことが大切です。

ステップ4.面接対策する

転職活動では、一般的に求人に応募をして、書類選考を突破すると面接からスタートすることがほとんどです。就活の時のようなグループディスカッションがない分、面接でしっかりと人柄と仕事へ意欲などを確認されるので、対策にもしっかり時間をかけておくと安心です。

就活の選考では、問題解決力、リーダーシップ、素直さなど、ポテンシャルを重視する傾向にあると言われています。対して、転職活動の選考では、経験してきた業務内容や経歴、志向性がポジションに合うかを重視する傾向にあります。

そのため面接は、これまでの業務経験を、新しい仕事でどう活かせるのか、どんなキャリアを形成したいかといったことをより具体的に問われるようになります。

企業の採用担当者が、「この人ならこういう活躍をしてくれそうだな。採用したい〇〇部署にマッチしそうだな。」と具体的にイメージできるように、これまでの仕事で培ったスキルや経験を5W1Hで整理しておきましょう。

また、事前に企業研究を進めて、企業や募集職種と自分のスキルがマッチするポイントを見つけておくと、志望度の高さをアピールする時にも役立ちます。

ステップ5.内定・入社

内定

新卒採用は、経団連の取り決めにより、企業は内定を出していい時期も、入社の時期も決められています。そのため企業は、労働契約を結ぶ「内定」を出す前に、最終選考を合格した人に「内々定」を出します。

人によっては、内々定を1社もらった後にも2~3ヶ月は就活を続けて複数社の内々定を得てから、ゆっくり1つの企業に絞ったという経験があるのではないでしょうか。

中途採用では、このような「内々定」のシステムはありません。

そのため、最終選考を合格した後に、労働契約を結ぶ「内定」を受け入れるかどうかを、就活の時よりも早く決める必要があります。一般的に、回答期限は1週間程度に設定されることが多く、長くても2~3週間程度以内での回答が求められます。

同時期に応募し他企業の選考がまだ終わっていないなどの理由で回答期限を延ばしたい場合には、説明や交渉をしなくてはいけません。企業側が事情を考慮してくれるケースもあるでしょうが、それでも就活の時ほど長くはありません。

内定承諾までの期間が短いので、選考を進めながら、本当に入社したいかどうかを見極めることが大切。もしも気になることがある場合は、面接の時にしっかりと確認をしておくと安心です。

入社

新卒採用では、多くの企業が1週間~数ヶ月の新人研修を行いますが、中途採用ではこういった大々的な研修はあまり多くありません。

一般的には入社日の午前中に部署での業務説明を受け、パソコンなど業務に必要な機器のセットアップなどを行い、午後からは関係部署の人や同僚と個別に話す時間を設定したりして、徐々にOJTが始まっていくケースが多いでしょう。

同月入社の中途の同期がいない場合もあり、新卒の時のように研修期間中に仲良くなっていくプログラムが組まれているといったことも少ないので、自分から組織に溶け込んでいく努力が必要になります。

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これから転職活動をはじめる人へのアドバイス

転職活動には、就活の時とは違う点も多く、はじめは戸惑うかもしれません。

しかし、転職活動の良いところは、年齢や学歴とは関係なく、自分の経験やスキルをもとに、キャリアを主体的に選ぶチャンスがあるということです。

日本には約400万社の企業があると言われています。そのうち大手就職サイトに求人を掲載して新卒採用をする企業は、わずか1%と言われています。中途採用は、時期によっては応募していない企業もありますが、これまで知らなかった魅力的な企業に出会えるチャンスです。

「転職で叶えたいことは何なのか」を明確にして、より自分にマッチした企業と働き方を手に入れるためにも、一歩を踏み出してみてください。

記事作成日:2021年5月14日 EDIT:リクナビNEXT編集部

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