転職活動におすすめのバッグの選び方
服装や靴と合わせて、面接時に意外と見られているのがバッグです。ビジネスバッグを選ぶ際のポイントは、基本的に男性用・女性用ともに大きな違いはありません。
TPOに合ったバッグ選びのポイントを、多くの経営者、政治家、コンサルタントなどのパーソナルブランディング、イメージアドバイスを行っている木暮桂子さんに伺いました。
アドバイザー
株式会社ディグニータ 代表取締役
木暮桂子さん
シンガポール航空にて、フライトアテンダントとしてシンガポールに駐在。その後帰国し、株式会社グロービスの創業期から現在のグロービス経営大学の立ち上げに関わる。その後、独立。経営者、政治家等をクライアントにした外見力強化のコンサルティング、スピーチトレーニング、企業向け研修などを手がける。これまで1000名以上の見た目を変え、外見力強化を実施、依頼が後を絶たない。著書に「ビジネスという勝負の場は一瞬、しかも服で決まる」「印象はしゃべらなくても操作できる」がある。
目次
バッグ選びのポイント① 自立すること
面接中、バッグは足元に置くのが基本です。くしゃっと形が崩れてしまう布製のトートバッグや、リュックサックはカジュアルすぎますし、ビジネスシーンには不向きです。自立して書類が取り出しやすい形を選びましょう。
また、面接の際にやってはいけないのは、バッグを隣の椅子の上に置くこと。バッグの底面は汚れていることが多いため、椅子の上ではなく足元に置いておきましょう。
バッグ選びのポイント② A4サイズの書類が入る大きさ
ビジネスシーンで使うバッグの基本は、履歴書といったA4サイズの書類が入る大きさです。小さなバッグは普段のお出かけ用バッグの印象を与え、気になる面接担当者がいるかもしれません。
一方、大きすぎるバッグは、スーツスタイルに合わせると野暮ったく見え、多少違和感が出てしまいます。荷物が多い場合はサブバッグにまとめ、面接前に最寄り駅のロッカーに預けておくなど工夫するといいでしょう。
バッグ選びのポイント③ シンプルな色とデザイン
バッグの色は、黒や紺、グレーや茶色(女性の場合はベージュも可)といったスーツスタイルに合ったシンプルな色がおすすめ。汚れが目立つ色の場合は、出かける前にチェックを徹底しましょう。
派手なデザインや一目で分かる高級ブランド品は、バッグが余計な目を引く可能性があります。本人が意図していなくても、「ブランドバッグをわざわざ面接に持ってくるのはどうしてだろう」などと気になってしまう面接官がいないとは限りません。面接でアピールしたいのは、これまでのキャリアや実績です。外見で過度に目を引くアイテムは避けた方がいいでしょう。
バッグ選びのポイント④ 就活バッグは控えましょう
就活で使ったバッグを転職活動で使うと、“新卒感”が拭いづらくなります。場合によりますが、キャリアの浅さを与えてしまう可能性も拭いきれません。この機会に就活で使ったアイテムは卒業し、機会があれば買い直してみてはいかがでしょうか。
また、女性の場合、荷物が多いことも多く、手持ちのままだと重く感じてしまうという方も少なくありません。そのような方には、手持ち用にも肩かけ用にもなる「2wayバッグ」がおすすめです。
普段使いのバッグを使う場合の注意点
バッグは、使い慣れたものが一番心地よく、転職活動においても使おうと考えている方も多いかもしれません。
ただ、手持ち部分がボロボロになっていたり、手あかで変色していたりと、使っていると気づかない汚れやほつれ、素材の劣化が激しい場合もあります。
転職活動で、普段使いのビジネスバッグをそのまま使おうと思っている方は、清潔感が保たれているか、改めて確認しましょう。
まとめ
服装や靴と同じように、バッグにも転職活動にふさわしいものがあります。服装や靴をばっちりきめても、バッグだけカジュアルだったり清潔感がなかったりとちぐはぐな方は少なくありません。身につけるアイテム全体でバランスが取れているか、一度ご自身で見直しをしてみてはいかがでしょうか。
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