転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2019/12/13 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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30代後半でパートから正社員へ転職できますか?【転職相談室】

パソコンを使う女性「パートから正社員への転職ってできるの?」というお悩みについて、女性の転職サポートの経験が豊富な株式会社リクルートキャリアキャリアアドバイザー依田 奈都子さんにお話を聞きました。

パートから正社員への転職の仕方について、ご相談にお答えします。

キャリアアドバイス

リクルートキャリア アドバイザー

依田 奈都子さん

現在パートで事務職に就業中。正社員の企画職に転職したい(Bさん/学校事務/37歳/女性)

相談者
相談者
<相談内容>
30歳までメーカーの企画職に正社員で就業していましたが、夫の海外転勤もあり、出産を機に退職しました。子どもが幼稚園に入った頃帰国し、近くの大学で事務職の募集があり、週3回パート勤務で通うようになりました。今、子どもが小学生になり、もう少し勤務時間を増やせるようになったので、以前のように企画職の正社員に就きたいと思っています。ただ、まだ小学校低学年なのでできれば時短制度を利用し、残業のない働き方を希望しています。

アドバイス:まずは優先事項を整理しましょう

アドバイザー:お子さんが小学生になり、手が離れてきて、そろそろまとまった時間が確保できるようになってきたのですね。お子さんが小学校に入ったタイミングで復職される方は、確かに多くなっています。

以前は30代後半になってからの正社員転職は難しかったのですが、今は生産労働人口の低下という背景もあり、積極的に採用する企業も出ています。子育てが落ち着いて、今後ライフステージの変化が少なく、仕事に集中できる人材をと考えると、例えばお子さんが小学2年生や3年生になった頃の女性を即戦力と捉える企業もあるようです。

相談者:そうなのですね。時短勤務で正社員として働き始めることもできるのでしょうか。

アドバイザー:小学校に入ったばかりでしたら、まだおうちで夜までお子さん一人で過ごすのは心配ですよね。17時には帰宅していたいというご希望も、多くうかがいます。

ただ、はじめから時短勤務というのは難しい場合が多くなります。会社で時短勤務制度があっても、制度利用できるのは入社一年後から、などと規定があるためです。入社当初から時短で働ける企業はほとんどないのが現状です。

特にBさんが考えているような企画職ですと、多くの場合、他部署との連携も多く、残業も発生しがちです。例えば事務職などの職種であれば比較的残業も少なく働ける場合が多いので、時短勤務とはいかないまでも、勤務時間は少ないはずです。まずは、今の段階でプライベートと仕事の何を優先したいか、整理してみた方がいいですね。

相談者:企画職の正社員で17時までに帰宅、というのは難しいようですね。企画職で正社員への転職であれば、フルタイム勤務できる状態ではないといけないということですよね。

アドバイザー:少なくとも正社員で時短勤務からのスタートは難しい企業が大半です。また、企画職の経歴からキャリアのブランクが7年ほどあるので、即戦力としては見てもらいにくいかもしれません。

企画職としてのキャリアを構築したいのであれば、フリーランスやパートも含めて、雇用形態に捉われずに企画職の仕事に就くか、正社員にこだわりたいのであれば、残業が比較的発生しにくい事務職の正社員に転職する等が選択肢になるかもしれません。

また、前職の上司や同僚とのつながりがあれば、前の職場に戻ることができないか相談することも有効です。元上司や同僚が別の企業に転職していればその職場で貢献できるポジションはないかを相談してみてもいいでしょう。

アドバイス:「譲れない条件」は本当に譲れないのか、改めて検討を

相談者:できれば企画職に就きたいけれども、企画職か正社員かの選択であれば、正社員として組織・企業に所属したい、という想いの方が強いです。

事務職でも、自分の会社の仕事として責任を持ってできる方が合っていると思います。正社員であれば、そこから企画職へのチャレンジもできるかもしれませんし。ただ、子どもが学童保育から戻ってくる17時には帰宅していたいのですが……。

アドバイザー:正社員へ転職することを優先するのであれば、物理的な条件を整理して、それに合う企業を探すことになります。17時に帰宅という条件はどうしても譲れないでしょうか?学童保育によっては延長保育ができるところもあったりしますので、視野を広げて検討してみませんか?

家族や友人の協力を依頼できるかもポイントです。旦那さんにどこまで家事や育児を協力してもらえるか相談することは、必須です。その上で、勤務地・土日祝日は休み、など譲れない条件を絞っていくのがいいでしょう。必須条件を絞った上で、それを満たす求人を広く応募していく、というのが次のステップになります。

もし、どうしても17時に帰宅ということでしたら、紹介予定派遣として一定期間派遣社員として働いた後に、正社員登用を前提とした求人などもあるので、そういったものも検討してもいいかもしれません。

相談者:帰宅時間の制限がある中で、正社員への転職というのはやはり難しいのですね。

アドバイザー:残念ながらそうなってしまいます。
正社員になりたいという希望を叶えるには、いまのBさんの転職の選択肢は大きく捉えると2つ考えられます。一つは帰宅時間や勤務地、休日などの日常を送る上で譲れない条件を整えて、条件を満たす正社員募集(例えば事務職等)に応募すること。もう一つは、正社員になるタイミングはもう少し先に延ばして、違う働き方で徐々に正社員に近づけていくことです。

例えば、週3日のパートから週5日のパートへと勤務日数を増やしてみる、週3日でも勤務時間を延ばしてみるなど、少しずつ仕事の時間を増やしていきます。

だんだん勤務時間が増えるのであれば、お母さんが長い時間働くことに家族も少しずつ慣れるので、お母さんの仕事復帰も円満にいったり、ご自身のスキルも徐々に向上したりと、ゆるやかに着実に働く環境を整えられます。

実際にお子さんの成長と共に働く時間を延ばし、雇用形態をパート・派遣社員と段階的に変化させて、満を持して正社員になりたいと相談にいらっしゃる人もいます。

それでも、書類選考を通過するのはなかなか難しいです。企業としては、キャリアブランクやお子さんがいることで突発的に休みになることへの懸念があるためです。

アドバイス:面接では企業の懸念を払拭しましょう

相談者:やはり一度離職して子育て中心の働き方になると、書類選考も厳しいのですね。子どもがいることは履歴書などに書かなくてはならないでしょうか。

アドバイザー:キャリアがブランクになっている理由を書く必要があるので、子育てで離職していたことは書く必要があります。

また、面接では、お子さんの突発的な病気などがあった場合、お母さんが必ず休まなければならないのか、旦那さんの協力を得られるのかは質問されることが多いので、答えを用意しておきましょう。
残業についても、「事前にわかっていれば週3日程度は可能です」など、どこまでは対応できるか、家族と相談して、回答の準備をしておきましょう。

パートから正社員への転職は、簡単とは言えませんが、働くことへの条件を整え直し、長期的にキャリアを捉えて、希望を叶えられるようにチャレンジしてみてください。応援しています。

記事作成日:2019年11月15日 WRITER:衣笠可奈子 EDIT:リクナビNEXT編集部

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