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既卒者の仕事探しの進め方は?よくある疑問と探し方のコツ

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「既卒は新卒採用にも中途採用にも応募できない」は間違い。実際にはどちらにも応募できるケースがあります。

既卒者の仕事の探し方、使える支援サービス、面接や書類準備のポイントなど、よくある疑問と志望動機の例文を、組織人事コンサルタントの粟野友樹氏が解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

既卒者の仕事探しは「新卒採用」と「中途採用」の両方からできる

在学中に就職先を決定せず、卒業後にも就活を行っている場合、「自分は既卒だから、新卒採用にも中途採用にも応募できない」と思い込んでいる人は少なくありません。

実はこれは大きな間違い。

既卒者は、状況によっては新卒採用にも中途採用にも応募できるのです。

そもそも既卒者の定義は?

一般的に、就職活動や採用活動における既卒者とは、「大学などを卒業した後にも就活を行う社会人未経験者のこと」を指します。

ただし、ここでの「社会人未経験」はどういった状態を指すのか明確に決まっておらず、企業や就職支援サービスによっても細かな定義が異なるケースも多いようです。

そのため、「学校卒業後に1年以上継続して同一の事業主に正規雇用された経験がない人」を既卒者とするケースもあれば、「学校を既に卒業し、かつ正規の仕事に就いたことがない、あるいは正規の仕事を早期離職した○歳未満の若者」を既卒者とするケースもあるようです。

フリーターの人が、既卒者として扱われるケースもあるでしょう。

既卒者も卒業後の3年間は「新卒採用」に応募できる

卒業後に既卒者として仕事探しをする場合にポイントとなるのは、細かな既卒の定義の違いではなく、「卒業してから何年が経過しているか」かもしれません。

なぜならば、厚生労働省は、若者雇用促進法に基づく指針を通して、既卒者が卒業後少なくとも3 年間は「新卒枠」に応募できるようにすることと、できる限り上限年齢を設けないように努めることを企業に推奨しているからです。

これにより、多くの企業では、卒業後3年以内の既卒者を新卒採用枠で選考しています。

もちろん、リクナビなどの新卒採用サイトも利用可能です。

既卒者は、正社員としての就労経験がなくても「中途採用」に応募できる

また、既卒者は正社員としての就労経験の有無に関わらず、中途採用にも応募できます

もちろん、転職・求人情報サイトのリクナビNEXTでも、就労経験のない既卒者のサイト登録や求人応募を歓迎しています

実際にサイト上で、「既卒」「社会人未経験歓迎」とキーワードを入力して求人検索をしてみると、多くの企業の求人票がヒットするでしょう。

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就労経験がない既卒者が「転職サイト」を利用するときの疑問を解消!

既卒者がはじめて転職サイトを利用する際、新卒採用サイトとの違いに戸惑ってしまうこともあるでしょう。

ここでは、就労経験がない既卒者が転職サイトを利用するときに、ぶつかりがちな疑問について解説します。

Q:就労経験がない既卒者でもリクナビNEXTは使えますか?

A:就労経験がない既卒者の方でも、リクナビNEXTは利用できます。

既卒応募歓迎の求人も多数あるので、実際に登録をして求人検索をしてみるのもよいでしょう。

「社会人未経験歓迎」などの検索項目もあるので、既卒の方でも仕事探しをしやすいサイトになっていると思います。

Q:既卒者が、就職のために転職サイトを使うのは不利ですか?

A:転職サイトであっても、「既卒応募歓迎」「第二新卒歓迎」「未経験歓迎」などの求人は多くあります。

企業によっては、ポテンシャルや柔軟性に期待をして、あえて社会人経験が少ない人材を求めているケースもあるくらいです。

一方で、即戦力となる人材を求めている企業もあります。

そういった企業では、経験が豊富な人がライバルとなるため、自身の経歴を不利に感じてしまうケースもあるかもしれません。

しかし、いずれのケースにせよ、転職や就職で大切なのは、企業と自身とのマッチングです。

既卒であるなしに関わらず、あなた自身を評価する企業はきっとあるので、就活サイトだけに拘らず転職サイトも使って、幅広く求人に応募してみるのもよいのではないでしょうか。

Q:既卒者でも採用されやすい企業の求人は、どうすれば見つけられますか?

A:「未経験歓迎」「第二新卒歓迎」「既卒歓迎」の求人や、採用予定人数が多い求人、応募者全員と面接をするなど人柄重視の採用をしている企業、新卒採用よりも中途採用で人材確保をしている企業の求人を探すと良いでしょう。

例えば、リクナビN E X Tでは、フリーワードで「既卒」と入力して検索するほか、こだわり検索のチェックボックスによって、以下のように具体的に絞り込んで検索することもできます。

▶募集の特徴

  • 社会人未経験歓迎
  • フリーターから正社員を目指す
  • 第二新卒歓迎
  • 職種未経験歓迎
  • 業界未経験歓迎

選考の特徴

  • 採用予定数10名以上
  • 応募者全員と面接

従業員の特徴

  • 中途入社50%以上

Q:既卒で就労経験がないので、職務経歴書に書くことがありません。提出しなくてもいいですか?

A:職務経歴書は職歴以外にも、略歴や自己P R、取得資格、スキル、就労意欲や志望動機なども記入するため、就労経験の有無に関わらず提出が必要なケースがほとんどです。

まず略歴欄には、卒業後にどう過ごしていたのか、なぜ正社員登用を目指したいと思ったのかなどを書きましょう。

資格取得のために勉強をしていた、アルバイトをしていたなど、どんな内容でも大丈夫です。

もしも、病気や就職先の倒産、災害などにより、在学中に就職しなかった事情がある場合は、書ける範囲で理由を書くのもよいでしょう。

職歴欄には、在学中や卒業後にアルバイトやフリーランスとして働いた経験、インターンシップなどに参加した経験がある場合は、雇用形態や役割、工夫したことなどを記入します。

既卒者の中には、「職務経歴書」という言葉に尻込みをしてしまう人もいるかもしれませんが、何も提出しないと自分をアピールする機会が1つ減ってしまいます。

仕事歴をアピールする場ではなく、自分をアピールする場だと捉えてみてください。

Q:既卒で就労経験がないのに、エントリー時に「転職理由」を聞かれます。未回答でいいですか?

A:中途採用におけるエントリーフォームのデフォルト設定に転職理由が含まれている可能性もあります。

未回答は避け、既卒であることを説明した上で、求人に応募した理由や、就職したい理由などを書くとよいでしょう。

Q:既卒で就労経験がないのに、転職サイトへの登録時に、プロフィールやレジュメ用に「仕事経験」を聞かれます。未回答でいいですか?

A:転職サイトに登録する、プロフィールやレジュメは、登録後の求人のレコメンドや、企業からのオファーなどに使われることがあります。

より自分に合った求人に出会うためにも、アルバイトやフリーランスとして働いた経験がある場合には登録するとよいでしょう。

仕事経験を登録する際には、雇用形態もあわせて聞かれるケースが多いので、正社員として働いた経験以外のことも入力して問題ありません。

Q:「未経験歓迎」「第二新卒歓迎」「既卒歓迎」と書かれていない求人にも応募していいですか?

A:どの求人に応募するかは求職者の自由です。

気になる求人がある場合には積極的に応募をしてみましょう。

既卒歓迎と書かれていないからといって、採用されないというわけではありません。

即戦力を求めている企業であっても、社風や組織などとマッチすれば採用される可能性もありますし、「まずは契約社員からスタートするのはどうか」などの打診もあるかもしれません。

就職の可能性を広げるためにも、幅広く応募してみるとよいでしょう。

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既卒者が就職を成功させるコツ

既卒者が就職を成功させためには、企業が既卒者に期待していることを理解し、既卒としての経験を履歴書や職務経歴書、面接などで前向きに伝えることが大切です。

企業が既卒者に期待することを理解しよう

企業は既卒者や第二新卒など、若い世代には「成長のポテンシャル」「仕事への前向きなスタンス」「柔軟性」を期待しています。

特に20代の求職者に対しては、具体的な仕事のスキルや実績よりも、成長意欲や仕事に対する前向きなスタンス、人柄などを評価し、成長の伸び代やポテンシャルに期待をして採用するという企業も珍しくありません。

社会人としての経験がない、あるいは経験が浅いからこそ、企業の仕事の進め方や人間関係など、社風に馴染んでいく柔軟性を期待しているケースもあるでしょう。

履歴書や職務経歴書、面接では、自分のパーソナリティを伝えながら、仕事に対して前向きに取り組み、成長していきたいという意欲を伝えることが大切です。

既卒としての経験を前向きに伝えられるように準備しよう(志望動機の例文あり)

既卒として過ごした中で得た学びや、自分について新たに気がついたことを、履歴書や職務経歴書、面接などで伝えられるように準備しておきましょう。

例えば、卒業後に取り組んだアルバイトや、資格試験のための勉強など、どんなことでも良いので、取り組んできたこと、身につけたスキルや学びを記し、なぜ正社員として働きたいと思うようになったのかという背景とともに、就業意欲や成長意欲を志望動機で伝えると良いでしょう。

既卒者の志望動機(例文)
在学中は自分のやりたい仕事が分からず、就活になかなか本気で取り組めないまま、卒業してしまいました。しかし、既卒として様々なアルバイトを経験する中で、商品の良さを理解してお客様におすすめしていくことにやりがいを感じるようになり、営業職としてこの力をもっと高めたいと思い、貴社の求人に応募いたしました。

これまで取り組んだアルバイトの中で、特に注力していたのは家電量販店での家電アドバイザーの仕事です。お客様の生活スタイルなどをヒアリングし、その人にとって本当に使いやすい商品を、他の商品とはどう違い、なぜおすすめなのかを端的に説明することを心がけてきました。丁寧なヒアリングを心掛けた結果、先月は、顧客アンケートの接客態度の良かったスタッフランキングに入賞することもできました。

アルバイトのままでは任される仕事にも限界があるため、営業としてもっと責任ある仕事にも取り組み、自身のキャリアアップを図りながら企業の売上にも貢献したいと考えています。
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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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