履歴書のTOEICの書き方。何点から書ける? 注意点・志望企業別スコア目安

履歴書の資格欄にTOEICスコアを書けるのは何点以上なのでしょうか。ここでは、履歴書に書けるTOEICスコアの目安や書き方をはじめ、スコアが低い場合、取得した時期が古い場合、複数回受験している場合など気になる疑問について解説します。
目次
履歴書に書けるTOEICの点数は 600点以上が目安
一般的に、履歴書の免許資格欄に書けるTOEIC® Listening & Reading Testの点数は、600点以上が目安とされています。高度な英語力が求められる職場では、求められるスコアが変わります。
| 応募する企業・職種 | 履歴書に書く目安 |
|---|---|
| 一般的な企業 | 600点以上 |
| 英語を頻繁に使う職種 | 730点以上 |
| 外資系企業の国内勤務 | 800点以上 |
| 海外勤務 | 850点以上 |
| 英語が公用語の企業 | 900点以上 |
※TOEIC Listening & Reading Test のスコアの場合
TOEICスコアの履歴書への書き方(見本付き)

「正式名称 点数 取得」と書く
TOEICの履歴書への基本的な書き方は、「TOEIC」+「受験種別の正式名称」+「〇〇点+「 取得」です。なお、TOEIC の正式名称はTest of English for International Communicationですが、履歴書では「TOEIC」と書きます。
TOEICには6種類あり、履歴書ではテスト種別の正式名称を書く必要があります。
<TOEICの種類>
- TOEIC® Listening & Reading Test
- TOEIC® Speaking & Writing Tests
- TOEIC® Speaking Test
- TOEIC Bridge® Listening & Reading Tests
- TOEIC Bridge® Speaking & Writing Tests
- TOEIC® Program IPテスト
履歴書の年月は公式認定証の取得日を書く
取得した年月は、公式認定証またはスコアレポート(個人成績表)に記載された日付を書きます。公式認定証の上部に記載されている「Test date」の日付を確認しましょう。
日付は、履歴書全体で西暦か和暦に統一しましょう。企業の指定がない場合は、西暦・和暦のどちらを選んでも問題ありません。
TOEICスコアを履歴書に書く際の注意点や疑問
取得時期が古い場合や、目安の点数に満たない場合、複数回受験している場合など、ケース別での注意点や疑問について解説します。
Q.2年以上前のTOEIC点数でも、書いてもいい?
TOEICは「スコアの有効期限は2年間」と考えるケースと「有効期限はない」と考えるケースがあります。これは、TOEICテスト開発元のETSではスコアの有効期限を2年と設定しているものの、企業によっては2年の有効期限に関係なくスコアを認めるケースもあるようです。
取得から2年以上経過している場合は、事前に企業が定める個別の有効期限を確認しておくと安心でしょう。
Q.TOEICの点数が低くても、書いた方がいい?
TOEICが有効なアピールになるのは一般企業で600点以上、英語が公用語の企業で900点以上と言われていますが、これよりも低いスコアを履歴書に書いてはいけないというわけではありません。
上記スコアを下回っていても、実務で使った経験や留学した経験などを応募書類で補足してアピールすると良いでしょう。
Q. 公式認定証などの提出は求められる?
履歴書に書いたすべての資格で証明が必要なわけではありません。提出不要なケースの方が多いでしょう。ただし、英語力が必要な仕事へ応募した場合や、選考での評価指標として英語力が重要な企業などでは、証明書類の提出が必要なケースもあります。特に官公庁や公的機関の選考では、提出を求められる可能性が高いようです。
紛失した場合は、再発行の手続きを行いましょう。公開テストの試験日から2年以内に限り、最新スコアの公式認定証を再発行することができます。
Q.複数回受けている場合、一番高い点数を書いてもいい?
問題ありません。履歴書には有効期限内の最高スコアを記載し、取得日は最新ではなく「最高スコアを出した受験日」を記載してください。
Q.英検、TOEFL、TOEICなど、複数受けている場合はどれを書けばいい?
応募企業が求める語学力に合わせて関連性が高いものにしぼると良いでしょう。一般的に、日本企業であればTOEIC、外資企業であればTOEFL、日本国内の教育系の募集であれば英検が重視されやすいことが多いです。
Q. TOEIC Bridge® TestsやTOEIC® Program IPの点数は履歴書に書いてもいい?
「TOEIC Bridge® Listening & Reading Tests」と「TOEIC Bridge® Speaking & Writing Tests」は、初・中級者の英語力をアピールできる資格で、履歴書に書いてもあまり評価はされません。
「TOEIC® Program IPテスト」は、公式認定証が発行されないため、企業によっては英語力を証明する資格として認めないケースもあるようです。応募条件に一定以上のTOEICスコアがある場合は、IPテストでも問題ないか事前に確認しておくと安心です。IPテストでも良いと企業から言われた場合は、テスト自体の難易度は通常のオフライン版TOEICテストと同じため、特別不利になることはないでしょう。
履歴書で英語力をアピールできるTOEIC以外の資格
履歴書で英語力をアピールできるTOEIC以外の資格には以下のようなものがあります。
英検(実用英語技能検定)
一般的に英検と聞いて思い浮かべるのは、実用英語技能検定でしょう。日本英語検定協会が主催しており、国内の高校・大学の入学試験に活用されるなど学生向けの印象が強い検定ですが、実際にはビジネスシーンでも活用できます。履歴書に書ける目安は2級以上とされています。
日商ビジネス英語検定
日商ビジネス英語検定は、日本商工会議所が主催する英語能力検定で、学生から国際ビジネスの第一線で活躍する社会人まで広く活用されています。
実際の国際ビジネスにおいて、企業内外の利害関係者と円満な人間関係を構築し、ビジネスの目的達成を果たすために必要な英語力を重視しているのが特徴です。
英検と同じく、履歴書に書ける目安は2級以上とされています。
ケンブリッジ英語検定
ケンブリッジ英語検定は、英国のケンブリッジ大学英語検定機構が主催している英語能力検定です。世界的な知名度と活用度は、実用英語技能検定(英検)や日商ビジネス英語検定よりも高いでしょう。
文部科学省の資料によると、ケンブリッジ英語検定最上位レベルの「C2 Proficient」は実用英語技能検定の1級よりもより高い英語力を保持している可能性が高いとされています。
履歴書に書ける目安は、B2 First(旧FCE)以上とされています。
TOEFL
TOEFLはTest of English as a Foreign Languageの略称で、米国ニュージャージー州にある非営利教育団体ETSが主催し、世界160カ国で実施されています。
合否ではなくスコアで国際基準の英語運用能力を評価するテストで、最高スコアは120点。ビジネスシーンよりも大学や大学院などに入学を希望する際の英語力の証明に使われることが多いのが特徴です。
履歴書に書ける目安は70点以上とされています。
IELTS
IELTSはInternational English Language Testing Systemの略称で、日本では日本英語検定協会がブリティッシュ・カウンシルと共同運営しています。
合否ではなくスコアで英語力を評価するテストで、最高スコアは9.0。世界140カ国で実施され、英語圏での就労や永住権取得などのビジネスシーンで使われる IELTS General Training と留学などで使われるIELTS Academicがあります。
履歴書に書ける目安は6.0以上とされています。
英語力を生かせる仕事
英語力を生かして働きたい場合は、以下のような職種を検討するのも良いでしょう。
参考として英語が求められるシーンと求められる英語レベルの目安例を一覧表でまとめました。
| 英語力を生かせる職種例 | 英語が求められるシーン例 | TOEICスコア目安例 | 英検級数目安例 |
|---|---|---|---|
| 貿易事務 | – 輸出入書類の作成 – 英文メール – 通関関連のやり取り | 600〜730点 | 2級以上 |
| 海外営業 | – 海外企業との商談 – 英文契約書・資料作成 – 展示会対応 | 730〜850点 | 準1級以上 |
| 通訳・翻訳 | – 会議や資料の同時通訳・逐次通訳 – 社内外文書の翻訳 | 900点以上 | 1級 |
| 外資系企業の営業・事務職 | – 海外拠点との社内メール – 会議 – 資料共有 | 800〜900点 | 準1級以上 |
| ホテルスタッフ | – 海外顧客の対応 – 観光案内 – チェックイン/アウト | 600〜730点 | 英検2級以上 |
| 英文事務 (バイリンガルアシスタント) | – 英文メール – スケジュール管理 – 報告書作成 | 700〜800点 | 準1級相当 |
| 海外人事・海外駐在サポート | – 現地スタッフとの連絡 – 就労ビザ申請 – 社内報告書作成 | 730〜850点 | 準1級以上 |
| 空港職員 | – グランドスタッフ – キャビンアテンダント – 英語アナウンス – 搭乗案内 – トラブル対応 | 600〜750点 | 2級以上 |
| 英語講師英会話スクールスタッフ | – 英会話レッスン指導 – 保護者対応 – カリキュラム作成 | 800点以上 | 準1級以上 |
※TOEICスコアの目安は TOEIC Listening & Reading Testの場合を一例として記載しています
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