会社が倒産しそうです。自主的な退職と倒産による退職、どちらのほうが転職に有利?
会社が業績不振で倒産しそうなため、転職を考えています。倒産前の自主的な退職と倒産による退職、どちらのほうが転職に有利になりますか?
(Y・Kさん、ほかからの質問)
総合的に見た場合、倒産による退職のほうが有利といえます。
倒産による退職のほうが、会社都合で退職したという明らかな証明となるため、転職で有利になる可能性が高くなります。倒産を予測して、自主的に退職した場合でも、退職理由は自己都合として扱われるため、ほかの理由もあったのではないかと企業側に誤解を招くケースがあるからです。
また、退職後すぐに転職先が決まらず、失業保険を受給することになった時でも、会社都合退職のほうが自己都合退職より有利になります。自己都合退職の場合、1カ月間は給付されない期間(給付制限期間*)があるからです。総合的に考えて、会社都合退職が転職には有利といえます。
(*)正当な理由がない自己都合により退職した場合の給付制限期間は、令和7年3月31日までは、待期期間満了の翌日から原則2か月間となっていましたが、令和7年4月1日より、原則の給付制限期間が2か月から1か月へ短縮されます(ただし、5年間で3回以上の自己都合離職の場合の給付制限期間は3か月)。また、離職期間中や離職日前1年以内に、自ら雇用の安定及び就職の促進に資する教育訓練を行った場合には、この給付制限が解除されます。
しかし、たとえ会社都合退職だからといって、面接時にそればかりをアピールするのはオススメできません。応募先企業は、どのような退職理由であっても、入社後にどのような仕事ができるか、どんな仕事をしたいと考えているかといった今後の展望を聞きたいと考えるからです。面接担当者から深く聞かれない限り、退職理由はさらりと答え、入社後の仕事のイメージを語れるようにしましょう。
この内容は、2025/08/07時点での情報です。
(文責:編集部、アドバイザー:松尾友子、冨塚祥子)
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