面接対策ガイド|事前準備、服装や当日マナー、質問など

転職活動で受かる秘訣の1つが面接対策です。面接でよく聞かれる質問の受け答えを整理したり、持ち物や服装などを前もって確認したりなど、当日を想定したしっかりと面接対策をすることで、面接での緊張や不安も少なくなり、落ち着いて面接に集中しやすくなります。
国家資格 キャリアコンサルタント,組織人事コンサルティングSeguros 代表
目次
転職の面接対策で準備すべきこと
転職の面接対策で重要なのは、事前の自己分析や企業研究をしっかり行うことから始めることです。即戦力としての期待感を企業に持ってもらえるよう、自己PRや志望動機などの質問に対し、自分なりの受け答えを準備しておきましょう。
自己分析
転職活動では自己分析が重要になります。自己分析のやり方は、まずこれまでのキャリアを棚卸し、自身の強みや仕事に対する価値観、実績などを洗い出します。キャリアを洗い出した結果、共通する強みや仕事のこだわりが明らかになるでしょう。自分の強みやこだわりが、ポータブルスキルやアピールポイントになります。自己分析の結果は、応募する企業選びだけでなく、面接で聞かれる「自己PR」や「志望動機」などにも活かすことができます。
企業研究
企業研究も面接対策では重要です。応募企業を詳しく知ることで、企業の魅力や競合優位性、社風や働き方などが明らかになり、志望度も高まります。応募企業の社風や働き方が自身の強みや仕事に対する価値観にマッチしていれば、入社後にギャップが生じることも少なくなるでしょう。
また、企業研究の結果は「志望動機」や「転職理由」などの回答に活かすことができます。応募企業を詳しく調べてもわからないことは、面接の最後に設けられる「逆質問」で確認すると良いでしょう。
面接で必ず聞かれる質問への準備
面接で聞かれやすい質問に対しては、当日に焦らないように事前に準備をしておきましょう。自己分析や企業研究で明らかになった要素を活かして、回答のあらすじを考えておきます。鏡の前や動画を使って自分の話し方をチェックしておくと、表情やスピードなども調整できるでしょう。
<面接で必ず聞かれる質問>
- 自己紹介
- 職務経歴
- 自己PR
- 志望動機
- 転職(退職)理由
転職面接で必ず聞かれる質問対策
転職の面接で必ず聞かれる質問と回答について解説します。面接前に答え方を考えて準備しておきましょう。面接対策として、話す練習をするのもおすすめです。
自己紹介
面接の冒頭では「自己紹介」を求められるのが一般的です。1~2分程度でこれまでの職務経歴や強み、実績などを通じて、自分の人物像を伝えます。緊張した場を和らげる「アイスブレイク」の役割も果たすため、自己紹介をスムーズに話せるようにしておくと、採用担当者との対話が進めやすくなるでしょう。
●自己紹介のポイント
- 1~2分程度にまとめる
- 氏名→職務経歴→アピールしたいこと→締めの言葉の順でまとめる
- わかりやすさを心掛け、要素を詰め込みすぎない
| 本日は、面接の機会をいただきありがとうございます。 |
| ○○(氏名)と申します。大学卒業後、人材サービス会社の株式会社〇〇にて、法人営業に約○年間従事してまいりました。「顧客以上に顧客のことを知る」をモットーに情報収集することで信頼関係を構築し、着実に契約につなげることで、今期は目標数字に対して〇%上回るペースで実績を上げています。 |
| これらの経験・スキルをぜひ御社でも発揮し、収益拡大に貢献したいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 |
| 【関連記事】 面接で好印象を与える自己紹介のポイントと例文 |
職務経歴
職務経歴を聞く理由は、募集している業務を任せられるか、入社後に成果を出せるかを確認するためです。社会人経験が短い場合は、卒業後の職務経歴全般を伝えますが、社会人経験が長かったり職種が変わっていたりする場合は、直近の職務経歴に焦点を当てて聞かれることもあります。
●職務経歴の答え方のポイント
- 専門用語は使わない
- 応募する仕事に関連する経歴を中心に伝える
- 担当範囲や役割を交える
| 現職ではSaaS系サービスの法人営業職として、既存顧客のフォローと新規顧客開拓を手掛けてきました。〇年前からはエンタープライズ営業に携わっており、大手顧客に時間をかけて入り込み、さまざまな部署と信頼関係を築くことを得意としています。前期は大手消費財メーカーA社の業務系ソフトウェアのリプレイスに成功、目標数字に対して150%の売り上げを実現し、社長賞を獲得しました。 |
自己PR
自己PRは、自分の強みを活かして成果を出したエピソードと実績を伝えます。自己PRを聞くことで、採用担当者は応募者のこだわりや仕事への姿勢、社風にマッチするかどうかを確認しています。
自己PRを考える際は、自己分析を行って強みを言語化することが大切です。また、求人を確認して応募するポジションで発揮できそうな強みを選ぶのもポイントです。
●面接での自己PRのポイント
- 具体的なエピソードを交える
- 応募企業で活かせる強みを選ぶ
| SEとして技術力をブラッシュアップし続ける一方で、常にチームワークを重視することで高い成果を収めてきました。現在、クライアントの経理システム更新プロジェクトのリーダーを務めていますが、技術的・スケジュール的に難易度の高い要望を受けることがあります。その際にはメンバー全員にすぐに共有し、どのように対応すれば実現が可能か皆で意見を出し合うようにしています。どんな意見でも一つひとつ実現可能性を考えることで、思いもよらないアイディアにつながることが多く、クライアントの満足度向上につながっています。 |
志望動機
志望動機を通して、採用担当者は自社の理解度と志望意欲の高さを確認しています。自社を深く理解して志望していれば、入社後のミスマッチが生じにくく、長く活躍してもらえるからです。
そのため、志望動機を考える際はしっかりと企業研究を行い、応募企業の魅力や入社後の働くイメージをつかんでおくのが大切です。また、自分の経験・スキルや強みがどのように発揮できるのかも交えることで、説得力が増すでしょう。
●面接での志望動機のポイント
- 応募企業ならではの魅力を伝える
- 自分の経験・スキルが活かせることを加える
| 営業職として、顧客から信頼され感謝される喜び、やりがいを感じながら働いてきました。ただ、今の会社の商材では、顧客の要望に応えきれないことがあり、本当に課題解決に貢献できているのか不安を覚えることもありました。御社は、○○分野において豊富な商材を展開されていますが、顧客の要望を商品に反映した結果、ここまでのラインナップになったと伺いました。顧客第一の姿勢に共感するとともに、豊富な商材を組み合わせることで顧客の要望によりきめ細かく応えたいと思い、御社を志望いたしました。 |
転職理由・退職理由
転職(退職)理由を聞くことで、応募者が自社に入社した後に同じ理由で辞めてしまわないか、転職の目的を実現してイキイキと働けるかを確認しています。ただし、転職や退職の理由がネガティブな内容だった場合に、それだけを伝えてしまうと「入社後に同じことが起こった場合は辞めてしまうのでは?」と不安を与えてしまいます。そのため、転職(退職)理由を聞かれた場合は、「転職(退職)のきっかけ」に加えて、「転職で実現したいこと」を伝えるようにしましょう。
●転職(退職)理由の伝え方のポイント
- 「転職で実現したいこと」を伝える
- 前向きな内容を心掛ける
| 人事職として、主に新卒採用・中途採用を○年間担当してきました。今後のキャリアを考え、人事評価や人事制度の設計・運用、教育研修など、採用以外の業務にも幅を広げたいと思っているのですが、今の勤務先では当面叶えられそうにないことがわかりました。人事として幅広い業務を手掛けることで会社に貢献し、自分自身もスキルアップしたいと考え、転職を決意しました。 |
逆質問
面接の最後には「何か質問はありませんか?」と聞かれる「逆質問」が設けられるのが一般的です。応募者から質問を受けることで、疑問や不安を払しょくして入社意欲を高め、相互理解を深めてミスマッチを防ぐのが目的です。面接の最後まで、アピールの機会に活用できるよう、事前に企業研究を行い、何点か事前に洗い出しておくと良いでしょう。
●逆質問の伝え方のポイント
- 質問数は3~5程度に絞り優先順位をつける
- 質問の意図を添えて伝える
- 一次、最終など面接の段階に応じて質問を考える
転職面接の服装・身だしなみマナー
社会人の転職の場合、服装や髪型は基本的なビジネスマナーに則っていれば問題ありません。基本はスーツを着用し、「服装自由」の場合はオフィスカジュアルを意識すると良いでしょう。服装も髪型も身だしなみも、最も気をつけたいのは「清潔感」です。清潔感を意識していれば外見で印象を大きく下げることはありませんが、マナーに対して細心の注意を払いたい場合は、作法を理解している方が安心です。服装や身だしなみを万全にして、自信を持って面接に向かいましょう。
| 【関連記事】 転職面接の服装の基本|スーツ、ビジネスカジュアル、服装自由、カバンなど 転職活動の面接で気をつけたい髪型・髪色のマナー 転職面接の靴選びガイド|男女別のおすすめと失敗しない選び方 面接時にマスクは着けていてもOK?マナーや話し方のポイントも解説 |
転職面接当日の持ち物
面接当日に忘れ物をして慌てないよう、前日までに必要な書類や小物をリストアップし、入念に準備しておきましょう。面接でのメモは、手書きが主流なので筆記用具とノートなどのメモ帳は持っていきましょう。パソコンやタブレットでのメモができるかは、事前に確認すると良いでしょう。
履歴書や職務経歴書などの応募書類は企業から指示がない場合は持参の必要はありませんが、志望動機や自己PRなど、どのようなことを書いたのか事前におさらいしておくと、応募書類と面接の回答の齟齬を防ぐことができます。
必須の持ち物
| □ 筆記用具 □ メモ帳 □ 携帯電話 □ 現金 □ 印鑑(指示があった場合) □ 応募書類(指示があった場合) |
いざという時のための持ち物
| □ ティッシュ □ ハンカチ □ 折り畳み傘 □ 携帯充電器 □ 鏡 □ 口臭ケア用品 □ 予備ストッキング(必要に応じて) |
転職面接の当日マナー(到着〜受付~入退室)
面接当日、会社や店舗についてからの流れを解説します。企業によっては、事前に受付方法の案内をされるケースもあるので、採用担当者からのメールを確認しておきましょう。
面接場所へのルートと時間を確認する
面接会場までの交通手段と駅やバス停からの道順は、事前に確認するのが重要です。初めての場所は、想定以上の時間を要することがあります。電車の遅延など何かあった時のために、時間にはなるべくゆとりを持つと安心です。当日に慌てて面接に集中できないことがないよう、面接の機会を最大限に活かすために、準備は怠らないようにしましょう。
面接は10~15分前に到着
面接会場への到着時間の目安は10~15分前です。大規模なオフィスビルの場合は、フロアによって受付やエレベーターが異なることもあります。また、時間によっては受付が混雑していることもあるので、早めに到着しておいた方が安心です。時間に余裕があれば、受付前に身だしなみや面接での受け答えなどを確認することができるでしょう。
| 【関連記事】 面接は何分前に到着すべき?受付を済ませる時間は? |
受付での挨拶
受付は5分前を目安に済ませましょう。受付の内線電話などで直接採用担当者に連絡するように指示があった場合は、1~2分前でも問題はありません。
受付では、氏名と訪問理由、面接の約束をしている採用担当者の部署と名前を伝え、案内を待ちましょう。
面接の部屋への入退室
面接官があらかじめいる部屋に入る場合は、ドアノックを3回して入室します。先に部屋に通された場合は、面接官が入ってきたら立ち上がって挨拶をします。
面接前にあらためて部屋への入室マナー、退室マナーをおさらいしておきましょう。
オンライン面接の場合
WEB(オンライン)面接の場合は、企業から面接用のURLを共有されます。ツールによってはダウンロードが必要なケースもあるため、事前に使い方を確認しておくと安心です。
面接当日は、3~5分前にリンク先に入室します。面接担当者が承認すると面接が開始されるのが一般的です。面接が開始したら、「初めまして。○○(氏名)と申します。本日は面接の機会をいただきありがとうございました。よろしくお願いいたします」と挨拶をしましょう。
面接が終わったら、お礼を伝えます。面接担当者から退出を促されたら「失礼いたします」と伝えて終了すると良いでしょう。
面接の日程調整やお礼メールの書き方と例文
面接の日程調整やお礼など、面接に関連するメールの書き方と例文について解説します。
面接の日程調整メール
面接の日程調整には、3つの種類があります。
- 企業から面接日程を指定される場合
- 企業から面接日程の候補を提示された場合
- 入社希望者から面接日程の候補を提示する場合
基本的に、企業の採用担当者から届いた面接の案内に対して返信し、面接実施のお礼と可能な日程を選択、または自身が面接可能な日程候補を送ります。
| 件名:Re:面接のご案内 |
| 株式会社○○○○ 人事部 ○○様 |
| お世話になっております。 面接日程のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 では、下記日時に貴社にうかがわせていただきます。 |
| ○月○日(水):13時 |
| お忙しいところお時間を作っていただき、心より感謝申し上げます。 恐れ入りますが、当日は何卒よろしくお願い申し上げます。 |
| ——————————— 氏名 住所 連絡先(携帯電話など) ——————————— |
面接へのお礼メール
面接後にお礼のメールを送ることもできます。お礼メールは必ず送らなければならないものではありませんが、応募企業に感謝を伝えたい場合はできる限り早く送るようにしましょう。
| 件名:【一次面接のお礼】○○○○(氏名) |
| 株式会社○○○○ 人事部 ○○様 |
| お世話になっております。 本日○時より、一次面接をしていただきました、○○○○です。 |
| ○○様からお話を伺ったことで、貴社での仕事の進め方や業務内容について より理解を深めることができました。 |
| 今回の面接を通じて、貴社で○○の仕事をすることで、 ○○○を実現したいという想いがより一層強まりました。 |
| お忙しいところを面接の機会をいただきまして、誠にありがとうございました。 |
| ——————————— 氏名 住所 連絡先(携帯電話など) ——————————— |
組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。
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