履歴書の「健康状態」欄の書き方
履歴書に「健康状態」という欄が設けられている場合があります。「健康状態」欄が設けられている履歴書を利用する場合、どのように書けば良いのでしょうか。
履歴書の書き方に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
履歴書の「健康状態」欄とは
履歴書の「健康状態」欄は、企業の採用担当者が「業務が問題なく遂行できるか」「支援体制や周囲の配慮が必要かどうか」を確認するために設けられています。健康状態に問題がなければ安心材料になりますし、もし通院などが必要であっても、入社前にあらかじめ伝えておけば職場で理解を得られやすくなり、場合によっては受け入れ態勢も用意されるでしょう。そのため、考慮してほしい事情がある場合は正確に記載しましょう。
健康状態が業務に影響がない場合の書き方
事前に申告しておかなければならない健康上の事情がない場合は、「良好」「きわめて良好」などと記載します。健康に自信があり、配達や工事など身体を使う仕事や、介護や医療現場など感染症の予防が求められる仕事に応募する場合は、健康であることがアピールのひとつになることも。具体的に「きわめて良好(10年間風邪をひいたことがありません)」「良好(社会人になって以来体調不良で休んだことがありません)」などと記載しても良いでしょう。
もちろん、持病を持っていたとしても通勤や業務遂行に支障がない場合は「良好」と書いて問題ありません。
健康状態が業務に影響がある場合の書き方
通院で定期的に会社を休む、または半休や早退が必要な場合は、履歴書に具体的に記載しておきましょう。業務時間内に通院が必要な場合は、「業務に支障はありませんが、アレルギー薬処方のため月に1度半休をいただければと思います」「業務に支障はありませんが、坐骨神経痛の経過観察のため2カ月に1回、16時前後の早退があります」など、業務への支障と通院頻度を書いておきましょう。シフトやバックアップ体制の構築などが必要な場合もあるため、入社後に困ることがないように正しく記載を。
病気が転職に関わっている場合の書き方
病気が転職の理由だった場合は、現在どのような状態であるかを伝えるために、健康状態欄を利用しましょう。病気療養のために退職し、療養を経て回復した場合は「良好(病気は完治し業務に支障はありません)」など、入社後の業務に問題がないことを伝えます。
病気は治癒したものの、経過観察などで通院が必要な場合は、「退院し健康状態は良好なので業務に支障はありませんが、経過観察として月に1回の通院が必要です」など、どの程度業務に影響があるのかを伝えましょう。
「健康状態」欄の書き方のポイント
企業の採用担当者は、「健康状態」欄によって、業務に影響がないか、長く働いてもらえるかを確認しています。事前に申告があれば職場の体制を整えることもできるため、健康状態で申し送り事項がある場合は、具体的に書いておいた方がお互いに安心して働くことができるでしょう。
なお、業務遂行に支障が出る状態であれば、転職活動を始める前に、あらかじめ主治医などに転職が適切かどうか相談しましょう。転職は想像以上に身体やメンタルに負担がかかるものです。病気療養からの復帰タイミングは慎重な判断を。
もちろん、良好な場合は空白のままにしておかず、しっかり健康状態を書いておきましょう。
記事更新日:2017年6月29日
EDIT:リクナビNEXT編集部 ILLUST:二村大輔
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