春は転職のベストシーズン?春に入社する4つのメリット
3~5月の「春」シーズンは、転職する時期に適しているのでしょうか。春に入社するメリットや転職活動のスケジュールについて、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏が解説します。
※3~5月に転職活動を始めたい場合は、「夏に入社する4つのメリット」をご覧ください。
「春」に転職(入社)する場合のスケジュールは?
転職活動にかかる期間の目安は、一般的に「情報収集~書類作成」で2週間、「応募~面接」で1~2カ月、「内定~入社」までは1~3カ月程度です。逆算すると、最短でも3カ月前には転職活動をスタートする必要があります。
そのため、3~5月の春シーズンに転職先企業への入社を検討している場合は、転職活動を12~3月に始めるのがスケジュールの目安。例えば「〇月は繁忙期なので退職は難しい」「有給休暇を完全に消化してから入社したい」など、自身の状況や希望する退職・入社時期に合わせて、スケジュールを立てておきましょう。
春の採用傾向
多くの企業が3月を決算期としており、4月から新しい期がスタートします。そのため、大手を中心に、4月入社を目指して年明けから採用活動を活発化させる企業が増加します。1~3月は求人も多く、また、12月のボーナスを受け取ってから転職活動を始める求職者も増えるため、転職市場が活況となるシーズンです。
一方、4月入社者で採用人数が充足した企業を中心に、4月以降は採用活動が落ち着いてきます。もちろん、採用予定数に満たなかったり、事業拡大中で通年採用を行っていたりする企業では、4月以降も採用活動を継続していますが、もし「期末の区切りの良いタイミングで仕事を変えたい」と考えている場合は、春シーズンの中でも「4月入社」を目指して転職活動を始めると、引継ぎや入社後の業務開始が、比較的スムーズに行うことができるでしょう。
春に転職するメリットとは?
春は気温も次第に暖かくなり、桜が咲くなど気分も晴れやかになるシーズン。転職して心機一転、新しい仕事に取り組むにはちょうど良い時期でもあります。春の入社を目指して転職するメリットをご紹介します。
期末期初で仕事の区切りをつけやすい
4~9月を上半期、10~3月を下半期として、プロジェクトや目標も通期や半期、四半期で設定している企業が一般的です。4月入社を目指す場合は、ちょうど通期および下半期の仕事を終えてから退職し、入社した企業では期のスタートラインに立てるため、区切りをつけやすい時期と言えるでしょう。
異動や組織変更に伴い、受け入れ態勢が整っている
多くの企業で、4月に人事異動や組織変更が行われます。入社時に異動者や他の中途入社者がいて、まとめて研修が行われるなど「受け入れ態勢が整っている」というメリットがあります。まとめて研修が行われる場合は、他部署配属の同時期入社者との接点を作りやすいという側面もあるでしょう。
4月入社に向けて企業が採用を強化している
大手企業を中心に、4月入社の求人が増加することもメリットのひとつです。4月入社を目指して企業も積極的に採用を行っているため、この時期の転職は短期間、または少ない選考機会で内定が出たり、思いもよらない企業で入社が決まったりすることも。
ゴールデンウイークを学習やリフレッシュに充てることができる
転職して慣れないうちは、緊張状態にあるため心身ともに思いのほか負担がかかっているものです。3~4月入社の場合は、入社後1~2カ月でゴールデンウイークが訪れるため、祝日が休日の企業であれば、リフレッシュ期間に充てることができます。5月入社の場合はゴールデンウイーク明けに入社となるので、連休をリフレッシュ期間や、新しい業務を早く覚えるための事前学習期間に充てることができるでしょう。
春は転職のベストシーズン?
採用傾向の段落で、転職市場の動向や時期による傾向を解説しましたが、“転職のベストシーズン”は人によって異なります。例えば、4月入社を希望して転職活動をしていても、早々に内定企業が決まって「2月に出社してもらえないか」と打診を受けたり、ボーナスを受け取ったらすぐに退職しようと考えていても、強く引き留められて退職時期が延びてしまったりと、転職は、思い描いていたようなスケジュールで進まないこともあります。
そのため、目安となるスケジュールは立てておく必要がありますが、時期にこだわるよりも、自身の状況に合わせて柔軟に対応しましょう。
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