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英検を履歴書「資格欄」に書けるのは何級から?志望企業別スコア目安・注意点

勉強をする男性

履歴書の資格欄に英検(実用英語技能検定)を書くのは一般的に2級以上とされていますが、実際には応募する仕事内容によっても変わります。

英語を生かせる仕事と求められるレベル、テスト形式別の履歴書への書き方を、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんが解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

履歴書の資格欄に書けるのは英検2級以上

一般的には英検2級以上が、履歴書の資格欄に書く目安とされています。しかし、より高度な英語力が求められる職場では、アピールにつながる級数が変わります。詳細は以下の目安表を参照ください。

<就職や転職で企業別に求められる英検の目安表>
英検級数アピールできる英語レベル履歴書に書く目安
2級高校卒業程度一般的な企業
準1級大学中級程度– 英語を頻繁に使う職種
– 外資系企業の国内勤務
1級大学上級程度– 英語が公用語の企業
– 海外勤務

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【種類別】英検取得を履歴書の資格欄に記載する際の書き方見本

英検取得を履歴書の資格欄に記載する際の書き方

履歴書への英検の基本の書き方は「実用英語技能検定○級 合格」です。
英検には5種類ありますが、履歴書に書けるのは従来型、S-CBT、S-Interviewの3種類のみで書き方が異なります。

取得した年月は、合格証書に記載された日付を書きます。履歴書全体で西暦か和暦に統一しましょう。企業から指定がない場合は、西暦・和暦のどちらを選んでも問題ありません。

1. 英検(従来型)

一般的に「英検」と聞いて、まず思い浮かべるのが従来型です。年に3回開催され、3級以上では一次試験としてリーディング・リスニング・ライティングの3技能の筆記試験を行い、二次試験でスピーキングの試験を行うテスト形式です。

英検(従来型)を履歴書の資格欄に記載する際の書き方
<履歴書への書き方ポイント>
正式名称を使って「実用英語技能検定 ○級 合格」と書く

2. 英検S-CBT

英検S-CBTはコンピューターを利用して、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングを1日でまとめて行うテスト形式です。

受験方法は異なりますが、英検(従来型)と同等の級・資格・英検CSEスコアを取得できるため、転職活動での評価のされ方や履歴書への書き方に変更はありません。

英検S-CBTを履歴書の資格欄に記載する際の書き方
<履歴書への書き方ポイント>
・正式名称を使って「実用英語技能検定 ○級 合格」と書く
・「S-CBT方式」と書く必要はない

3. 英検S-Interview

英検S-Interviewは、障がい等があり従来型やS-CBT方式での受験が難しい方のための受験方式です。

問題形式・難易度は通常の英検(従来型)と同じとされていますが、履歴書上は「S-Interview形式」であることを明記しましょう。

英検S-Interviewを履歴書の資格欄に記載する際の書き方
<履歴書への書き方ポイント>
・正式名称を使って「実用英語技能検定S-Interview ○級 合格」と書く
・「S-Interview形式」と明記する

英検IBAと英検Jrは級数に関係なく履歴書に書けない

英検IBAとは、主に学校や学習塾などが、短時間かつ低コストで英語力を測定するためのテストです。また、英検Jrは主に未就学児や小学生を対象にしたテストです。

これらの2つは、取得した級数に関係なく就職や転職でアピールするには相応しくないため、履歴書には書かないようにしましょう。

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英検取得を履歴書の資格欄に記載する際の注意点

英検取得を履歴書の資格欄に書くときは、以下の3つのポイントに注意しましょう。

  1. 取得年月は合格証書で確認する
  2. 合格証書を紛失した場合は合格証明書を再発行する
  3. 英検に有効期限はないが、企業が取得期限を設定している場合は指示に従う

1. 取得年月は合格証書で確認する

英検の取得年月は「合格証書」または「英検CSEスコア証明書」に記載されています。
受験月と取得月が異なる場合もあるので、必ず正確な日付を確認してから履歴書に書きましょう。

2. 合格証書を紛失した場合は合格証明書を再発行する

合格証書を紛失して取得年月がわからない、企業から提出を求められたが対応できないときは、合格証明書の再発行をしましょう。
紙の合格証明書は、1週間~10営業日かかりますが有料で再発行が可能です。

2018年度以降の受験者は、「英検 生涯学習アカウント・デジタル証明書特設サイト」でデジタル証明書を無料かつ即日発行でき、企業にオンラインで提出することができます。

3. 英検に有効期限はないが、企業が取得期限を設定している場合は指示に従う

英検の資格そのものに有効期限はありません。そのため、基本的には学生時代に取得した級も含めて、履歴書には生涯書くことができます。

ただし、応募にあたり一定以上の英語力を求める企業などでは、「○年以内に取得した資格に限る」などと期限を定めているケースがあります。期限を超えている場合は、履歴書に書くことはできますが、選考で有効なアピールにならない可能性が高いでしょう。

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履歴書で英語力をアピールできる英検以外の資格

履歴書で英語力をアピールできる英検(実用英語技能検定)以外の資格には以下のようなものがあります。

  • 日商ビジネス英語検定
  • ケンブリッジ英語検定
  • TOEIC
  • TOEFL
  • IELTS

日商ビジネス英語検定

日商ビジネス英語検定は、日本商工会議所が主催する英語能力検定で、学生から国際ビジネスの第一線で活躍する社会人まで広く活用されています。

実際の国際ビジネスにおいて、企業内外の利害関係者と円満な人間関係を構築し、ビジネスの目的達成を果たすために必要な英語力を重視しているのが特徴です。

ケンブリッジ英語検定

ケンブリッジ英語検定は、英国のケンブリッジ大学英語検定機構が主催している英語能力検定です。世界的な知名度と活用度は、実用英語技能検定(英検)や日商ビジネス英語検定よりも高いでしょう。

文部科学省の資料によると、ケンブリッジ英語検定最上位レベルの「C2 Proficient」は英検の1級よりもより高い英語力を保持している可能性が高いとされています。
参照:文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表

TOEIC

TOEICはTest of English for International Communicationの略称で、米国ニュージャージー州にある非営利教育団体ETSが主催し、世界160カ国で実施されています。

合否ではなくスコアで英語力を評価するテストで、最高スコアは990点。知識・教養としての英語ではなく、オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定しているのが特徴です。

▼履歴書に書くスコアの目安や注意点などはこちらの記事を参照ください
履歴書のTOEICは何点から?書き方注意点・志望企業別スコア目安

TOEFL

TOEFLはTest of English as a Foreign Languageの略称で、米国ニュージャージー州にある非営利教育団体ETSが主催し、世界160カ国で実施されています。

合否ではなくスコアで国際基準の英語運用能力を評価するテストで、最高スコアは120点。ビジネスシーンよりも大学や大学院などに入学を希望する際の英語力の証明に使われることが多いのが特徴です。

IELTS

IELTSはInternational English Language Testing Systemeの略称で、日本では日本英語検定協会がブリティッシュ・カウンシルと共同運営しています。

合否ではなくスコアで英語力を評価するテストで、最高スコアは9.0。世界140カ国で実施され、英語圏での就労や永住権取得などのビジネスシーンで使われる IELTS General Training と留学などで使われるIELTS Academicがあります。

英検取得を履歴書の資格欄に記載する際によくある質問

Q. 英検とTOEIC両方ある場合は、どちらを履歴書に書いてアピールすると良いですか?

心配な場合は、英検とTOEICの両方とも履歴書に書いておきましょう。

記入するスペースの関係でどちらか1つを選ぶ場合は、志望する業界や企業、職種に応じて選びましょう。一般的には外資系企業や海外勤務の仕事などではTOEIC、教育職や公的機関の場合は英検が評価されやすい傾向にあるようです。

Q. 高校時代など、何年も前に取得した英検を履歴書に書くのは避けた方がいいですか?

英検に有効期限はないため、取得時期に関わらず履歴書に書くことができます。

ただし、現在は保有する級数に応じた英語力がないと自覚している場合は、面接等で補足した方がよいでしょう。

逆に、取得時期が古くても、実務で頻繁に使っている場合など、英語力に自信がある場合はその旨を応募書類でアピールすることをオススメします。

Q. 一次試験だけ合格している場合は履歴書にどう書けば良いですか?

英検(従来型)などで一次試験に合格して、二次試験の試験日を待っている場合も、履歴書に書いてアピールすることは可能です。

例えば、以下のような形で書くと良いでしょう。

 一次試験だけを履歴書の資格欄に記載する際の書き方

Q. 履歴書に書くと、合格証明書などの書類の提出が必要ですか?

履歴書に書いたすべての資格で合格証明が必要なわけではありません。提出不要なケースの方が多いでしょう。

ただし、英語力が必要な仕事への応募した場合や、選考での評価指標として英語力が重要な企業などでは、証明書の提出が必要なケースもあります。紛失した場合は、再発行の手続きを行いましょう。

Q. 求人応募の条件にCEFRレベルがあります。CEFRってなんですか?英検で応募できますか?

CEFRとは、ヨーロッパ圏を中心に世界で幅広く活用されている、世界基準での英語力のレベル判定指標です。一般的にC2・C1は熟達レベル、B2・B1は自立レベル、A2・A1は基礎レベルと言われています。

2014年以降の英検では、すべての級で、合否に加えて、英検CSEスコアが表示されており、国際標準規格のCEFRにも対応しています。「合格証書」または「英検CSEスコア証明書」で確認をしてみましょう。

履歴書に書く場合は、以下のように書きます。

CSEスコアやCEFRスコアを履歴書の資格欄に記載する際の書き方

Q. 外資系企業への転職や海外勤務を希望する場合も、英検を英語力の証明に使えますか?

応募企業によって英語力の証明に有効な資格は異なるため、詳細は募集要項などで確認をしましょう。

また、応募企業が募集要項に英検を評価対象と明記していない場合でも、英語力をアピールするために履歴書の資格欄に書くことはできます。

なお、2014年度以降の英検合格者は、CSEスコアやCEFRレベルを表示した「英文での合格証明書の発行(有料)」が可能です。外資系企業などへ合格証明を提出する際に活用すると良いでしょう。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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