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転職活動によくある15の誤解

タブレットパソコンを持っている人

転職活動時によく抱かれがちな誤解を紹介します。

転職活動を初めてする人や、思うように選考が進まずなかなか内定が得られない人、非効率な進め方をしている人が誤解しがちなことに対して、正しい知識と必要な行動を組織人事コンサルタントの粟野友樹氏が解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

転職準備に関するよくある誤解

【誤解1】転職成功のためには、できるだけ多くの内定を得た方がいい

新卒採用時の就職活動の感覚で転職活動を進めている人は、できるだけ多くの内定を得た方が、結果的にいい転職ができると誤解しがちです。

しかし、中途採用の転職活動では、何社も内定を得るよりは、現職や前職よりも自分に合っている会社や仕事を見つけることの方が重要です。

「内定は多い方がいい」という考え方は、転職活動を続けるうちに「どんな会社でもいいから内定が欲しい」という考えにすり替わりやすく、本来の希望とは外れていても選考に合格しやすい会社を無意識に選んでしまう危険性もあるので、認識を改めた方が良いでしょう。

【誤解2】資格を取得してから始めた方が、転職活動は有利

資格を取得してから転職活動を始めた方が選考に有利だというのは誤解です。

仕事をする上でその資格が絶対に必要なケースや、選考の際に資格保有者の方が優先されるようなケースも一部あるかもしれませんが、応募する職種や企業によっては資格よりもそれ以外の実務経験や人柄などを優先させることもあります

資格取得を目指すこと自体に問題はありませんが、勉強ばかりを優先して、肝心の転職活動がいつまで経っても始められない…といったことがないようにしましょう。

【誤解3】転職の軸やキャリアプランがないと転職活動はできない

転職の軸やキャリアプランを設定した方が企業の比較検討がしやすくなるのは事実ですが、これらは転職活動を始めたり、実現させたりための必須項目ではありません。

これらが揃っていなくても転職活動は始めることができますし、行動する中で見えてくることもあるでしょう。

転職軸やキャリアプランが定まらないからといって、転職活動そのものを見送ることがないようにしましょう

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履歴書・職務経歴書に関するよくある誤解

【誤解4】ChatGPTなどの生成AIを履歴書や職務経歴書の作成や面接対策に活用すると企業にバレるので、転職活動に使ってはいけない

結論から伝えると、書類選考の時点では生成AIを利用していることがバレる可能性は高くはないでしょう。

しかし、だからといって生成A Iで作った内容をそのまま選考に使うと、面接で具体的に深掘りされた時に「整合性が取れていない」「話の内容が薄い」「考えが浅い」などと怪しまれて、良い評価にはつながらないケースがほとんどでしょう。

生成AIは転職活動にも使えますが、自分を正確にアピールするためには、下書きの下書きとしてアイディアを得るための活用に留めて、最終的な成果物は必ず自分の言葉で書き直しましょう。

応募書類の具体的な書き方は、履歴書の書き方職務経歴の書き方を参照ください。

基本的な書き方のルール解説に加えて書き方見本や例文を確認することができ、テンプレート(フォーマット)も無料でダウンロードできます。

例文や簡単作成ツールの正しい活用法はこちらの記事を参照ください。

【誤解5】履歴書は手書きのほうが評価される

多くの企業では、履歴書の作成は手書きでもパソコン作成でも「どちらでも良い」と考えていることがほとんどでしょう。

採用担当者の中には、美しい筆跡を見て「仕事が丁寧な人かもしれない」と好感を抱く人もいるかもしれませんが、選考において大切なのは筆跡ではなく内容です。

現職で仕事をしながら転職活動を進めるためには効率化も重要なので、企業からの指定がない限りは、履歴書はパソコンで作成することをおすすめします。

【誤解6】完璧な職務経歴書や履歴書が完成するまでは選考に応募しない方がいい

職務経歴書や履歴書は、最初から100点満点の完璧なものを目指す必要はありません。

70~80点でもいいので、自分の言葉で自分の経験を伝えたものが完成したら、選考に応募してみましょう。

その状態のものでも、書類選考に通過することはあるでしょう。

最初から完璧なものを完成させるよりも、面接で深掘りされた内容を追加したり、採用担当者の反応が良かったエピソードを厚くしたりなど、選考を進めながらブラッシュアップを続けていくことをおすすめします。

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求人探し・応募に関するよくある誤解

【誤解7】転職サイト経由で企業からスカウトやオファーが来たら内定確約

オファーという言葉は、一般的には内定の際に使われることもあるため、「オファーが来たということは内定確約!?」と誤解する人もいるかもしれませんが、転職サイトで求人応募前に届く「オファー」や「スカウト」は、サイト機能の一つです。

基本的には通常の応募と同様に「選考」があり、不採用になることももちろんあります。

また、オファーはほかの登録者にも送付されているため、ほかの人が採用されることもありますし、応募多数の場合は途中で応募が締め切られることもあります。

【誤解8】求人情報の応募要件を全て満たさないと応募できない/選考に落ちる

求人情報の応募要件を全て満たしていなくても、選考に応募はできます。

場合によっては、そのまま内定に至ることもあるでしょう。

応募要件は、「こんな人が採用できたらいいな」という企業の理想を詰め込んだものですが、中には、具体的な言語化が難しく応募要件に記載されていない条件もあるからです。

例えば、人柄や既存社員との相性、企業理念への共感度の高さなど、スキルや経験・実績以外に選考で重視することは企業によってさまざまです。

全ての応募要件を満たしていなくとも内定のチャンスは十分あるので、気になる企業を見つけたら積極的に応募しましょう

【誤解9】一度落ちた企業には応募できない/再応募しても選考に落ちる

「新卒採用や以前の転職活動で一度選考に落ちた企業には、応募するだけ無駄」と誤解している人は少なくありません。

しかし、転職市場や企業の状況はその時々によって変化しているため、タイミングによって採用したい人物像や要件も変わります。

また、時間が経てば、求職者自身のスキルや経験も変化していることでしょう。

企業の採用担当者も、「過去に選考を受けた人だから」と言う理由だけで不採用にはしないはずなので、積極的に再挑戦してみましょう

面接対策に関するよくある誤解

【誤解10】面接に合格するためには和やかに談笑し、会話を盛り上げると良い

合格するために、無理やり場を和ませて、会話を盛り上げる必要はありません。

面接中の会話が弾んだからといって採用に至るわけではないからです。

面接は、企業の採用担当者と求職者とで相互理解を深めるための場所です。

そのため、仮に鋭い質問をされて答えに窮することがあったとしても、しっかりと自分の考えを相手に伝え、その結果企業とマッチすれば、内定に至ることは珍しくありません。

【誤解11】採用担当者から高評価を得たら、選考には落ちない

例えば面接中に、企業の採用担当者から「素晴らしい経歴ですね」などと言われても、「この面接は合格するな」と気を緩めるのは早計です。

中途採用では、経歴や実績、経験・スキル以外にも、人柄や既存社員との相性、ポテンシャル、企業理念の理解度、年収の希望条件など、さまざまな要素をもとに、総合的に合否の判断を行なっています。

そのため、採用担当者からは高評価でも、そのまま企業にマッチする人材として内定に至るわけではないことを覚えておきましょう。

【誤解12】転職理由はボジティブなことだけを伝えた方が好印象

転職を希望するということは、現職に何かしらの不満があるはずです。

そこを隠したままでは、採用担当者から「綺麗ごとばかりで本音で話している感じがしない」と思われかねません。

現職や前職の批判にならないように注意は必要ですが、不満を感じている要素は隠さずに伝え、その上で入社後どうしたいかというポジティブな話に繋げるようにしましょう。

参考記事:転職理由の考え方と、面接で聞かれたときの回答例

内定に関するよくある誤解

【誤解13】複数内定を得たら、応募段階から一貫して志望度が高い企業に入社すべき

応募段階から内定まで一貫して志望度の高さが変わらないからといって、その企業が最も自分に合った企業であると判断するのは少し早計でしょう。

場合によっては、応募当初はそこまで志望度は高くなかったのに、選考を通じて理解が深まり志望度が高まっていった企業の方が、冷静に企業の実態や自分との相性を判断できているかもしれません。

【誤解14】「内定後、入社までに読んでおいた方がいい本」を聞くと好印象

入社意欲の高さや、成長意欲の高さを伝えられると誤解して、おすすめの書籍を逆質問で確認しようとする人が一定数います。

本当に知りたいのであれば確認して構いませんが、採用担当者からの好印象を得ることが目的なのであれば、そこまでの効果はないので止めましょう。

企業によっては「人事から現場の社員に確認が必要になるので面倒」「10冊リストアップしたとして本当に読めるのか」と懸念を抱くケースもあるようです。

【誤解15】内定したら、早めに承諾して転職した方がいい

転職活動をしたからといって、必ずしも転職をする必要はありません

しっくりこないことがある場合にはすぐに内定承諾をせずに、現職や他の選考中の企業と比較検討しましょう。

一般的に内定承諾期間は1週間〜10日前後のケースが多いので、即日中に決める必要はないでしょう。

また、企業によっては交渉をして承諾期間を伸ばしてもらうことも可能かもしれません。

検討した結果、内定辞退をして、現職に留まるのも一つの手です。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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