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就活に失敗しました。今後のキャリア、どうしたらいいですか?【転職相談室】

考えごとをする人

社会人への第一歩となる就職活動。どのような仕事が向いているのか分からず、就職先選びが難航してしまう方も少なくありません。

今回は、「入社した企業がイメージと違っていた。就職活動に失敗してどうしたらいいのか分からない」というお悩みに、組織人事コンサルティングSeguros、代表コンサルタントの粟野友樹氏がお答えします。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

就活に失敗しました。今後のキャリア、どうしたらいいですか?(Mさん/23歳/営業)

相談者
相談者

<相談内容>
就活に失敗しました。「最近の新卒採用は学生優位で売り手市場」と聞いていたので、甘い考えで就職活動を進めていました。興味を持った有名企業にだけ応募していたら選考通過できず、1社も内定を得られませんでした。

焦って興味のない業界や企業にもエントリーシートを提出し、何とか現在の企業から内定が出たのですが、実際に入社してみたら説明された社風と全然違いました。

新人は営業に配属されるのですが、数字至上主義でフロアが殺伐として居心地が悪いです…。

自分は営業に向いていないと感じていて、今後のキャリアをどうしたらいいのか分からず現在に至ります。ただ、社会人経験半年で何の実績もなく、いますぐに転職しても苦戦しそうです。我慢して現職を続けるしかないのでしょうか?

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「就活失敗」と悲観する必要はない。自己分析を行って、自分の強みや価値観を知るところから始めよう

▶アドバイザー
有名企業を中心に応募していたのですね。知名度の高い企業は学生から人気が高く、応募が集中する傾向があります。

競争率が高い企業ばかり選んでいたことが、内定を得られなかった原因のひとつかもしれません。

株式会社リクルートの研究機関・就職みらい研究所が、2020年入社の新入社員に対して行った「2020年入社 新入社員対象調査」によると、2021年5月の時点で11.5%が最初の就職先を退職していることが分かっています。

また、7割以上が現在の勤務先を辞めたいと思うことがあると回答しています。入社半年で公開することを「就活失敗」と感じて悲観する必要はありませんよ。

現在は中途も売り手市場となっており、若手を採用したいと考える企業も多いので、社会人経験半年だとしてもきちんと準備さえすれば、「就職先が決まらない」ということはないでしょう。

ただ、転職をゴールとしてしまうと、入社後にミスマッチが生じて早期退職につながる可能性があります。

転職活動で目指したいのは、「自分が活躍できるフィールドを見つけて、イキイキと働くこと」です。

「営業に向いていない」とのことなので、どのような仕事が向いていて、どのような仕事に就きたいのかを明らかにしましょう。

▶相談者
分かりました。

▶アドバイザー
まず、就職活動を振り返ってみましょう。有名企業を中心に応募していたとのことですが、知名度以外で企業選びの軸はありましたか?

▶相談者
それがあんまり定まっていなくて…。商品やサービスに興味を持った企業を中心に選んでいました。

▶アドバイザー
企業選びの軸が定まっていないということは、自己分析や業界研究が十分ではないのかもしれません。

自己分析を行って、自分の価値観や興味関心を明らかにすることが大切です。

自己分析の方法はいくつかありますが、自分ひとりで行うのが難しい場合は、リクナビNEXTが提供している自己分析ツール「グッドポイント診断」を使用する方法があります。

▶相談者
就職活動で業界研究や自己分析が必要だということは聞いていたので、自分でやってみたのですがなかなかピンと来なかったんです。

▶アドバイザー
自分ひとりで思考や行動を掘り下げるのは難しいかもしれませんね。これまでに力を入れて楽しかった経験はありますか?

▶相談者
現職で、新人で構成された営業キャンペーンが開催され、サポート役でしたが楽しかった記憶があります。

▶アドバイザー
なぜ楽しいと感じたのでしょうか?

▶相談者
自分は口下手で、先輩と比べるとトークの引き出しが少ないことが分かっていました。

そのため、同じチームの同期と話し合って顧客の課題別の販促チラシのような営業資料を作ることにしました。

目標件数を決めてみんなで意見を出しながら進めたのですが、意見を取りまとめてキャンペーンの計画表のようなものを作りました。

みんなに頼りにされて自信がつきましたし、営業資料には自分のアイデアが活かされチーム全体で目標を超える件数を達成したことも嬉しかったです。

▶アドバイザー
いいエピソードですね!営業推進やプロジェクトの事務局などの役割が向いてそうです。

▶相談者
ただやっていることはサポート役で地味でした。自分で営業資料を用意したのにうまく話せず、結局自分の営業成績は悪かったんです…。

チームが達成したのは同期みんなの頑張りのおかげだったので、転職活動ではアピールにならないと思っていました。

▶アドバイザー
そんなことはありませんよ。仕事を通じて自分の得手不得手が明らかになることはよくあることです。

「営業に配属されて経験するうちに、営業よりもサポート役の方が向いていると気づいた」という経験を転職理由にするといいでしょう。

そのエピソードを掘り下げていくことで、自分の価値観やこだわりがさらに明確になると思います。

サポート以外にも、企画や販促なども向いているかもしれません。

自己分析は1度行ったら終わりではなく、継続的に行うことで自己理解が深まります

新たな経験をすることで価値観も変わっていくので、今後も続けることをお勧めします。

自己分析を行って自分の価値観や志向を明らかにしたら、業界・職種研究を進めて情報収集を行いましょう

様々な業界・職種を知ることで、自分にマッチした仕事を選ぶことができます。

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業界・職種研究を通じて情報収集を行い、自分にマッチする仕事を見つける

▶相談者
業界・職種研究はどのように行えばいいですか?

▶アドバイザー
業界研究は、1度に複数の業界・企業を知ることができる合同説明会やセミナーに参加するのが効率的です。中途採用でも、合同説明会や転職イベントが開催されています。

就職活動でエントリーしたのは知名度が高い企業とのことですが、その多くは消費者を対象とするBtoC(Business to Consumer)企業だったのではないでしょうか。

一般的な知名度は低いのですが、法人を対象とするBtoB(Business to Business)の領域にも優良な企業はたくさんあります。

市場規模や業界でのシェアなど、数値を意識して様々な業界や企業を調べてみましょう

採用を行っている企業の多くが、採用ページなどで従業員の働き方や仕事内容を紹介しています。

業界や企業によって仕事内容は異なるので、興味を持った業界や企業が見つかったら職種研究を進めましょう。

合同説明会やセミナーなどに参加して情報収集を行っていると、「この業界は興味が持てる」「こういう働き方をしてみたい」など、何らかの気づきがあるはずです。

なぜそう思ったのかを自己分析で掘り下げることによって、価値観やこだわりが明らかになっていくでしょう。

ただ、中途採用は即戦力を求める求人も多いので、興味を持った業界や企業が必ず第二新卒や未経験者を歓迎しているとは限りません。

できれば所属企業を辞めずに、じっくりと自分に合った求人を探すことをお勧めします。

▶相談者
分かりました。次は絶対に自分に合った企業で働きたいので、アドバイスをもとに進めたいと思います。

ありがとうございました。

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※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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