
結婚退職し、再就職活動中。結婚退職によるブランクはどの程度ハンディになる?
女性です。結婚退職し、約1年のブランクがあります。以前は営業職をしていました。生活も落ち着いて来たので現在就職活動中です。採用側の会社にとって結婚退職によるブランクはどれだけ重視されるのでしょうか?
(K・Aさん、ほかからの質問)
職務経験が活かせる仕事か、未経験者歓迎の仕事かで、ブランクの見方は異なります。
職務経験が活かせる仕事に就く場合には、スキルが衰えていないか、業務にすぐに活かせる知識があるかということがポイントになります。どの程度のブランクなら許容されるかは職種や企業によって異なりますが、即戦力の経験者として通用するのはブランク3年まで、長くても5年以内と考えたほうがいいでしょう。また、あなたのスキルが企業の求める条件にピッタリ合う時は、ブランクの長さは問題になりません。むしろ今後、育児によって仕事に支障が生じる可能性があるかどうかを問われることになるでしょう。
なお、ブランク中も新聞やインターネットなどで業界の情報を収集する、スキルが衰えないための勉強をするなどは可能です。再就職が先に延びるようであれば、ブランク中の過ごし方を工夫することをオススメします。
一方、未経験者を歓迎する募集では、ブランクの有無や長さが重視されない場合もあります。特に営業や販売、接客など、対人能力が求められる仕事では、年齢を重ねていることや社会経験を積んでいることが評価される傾向にあり、ブランク10年以上の人が正社員として採用されたケースもあります。
ただし、未経験であっても、ブランク中の過ごし方が大切になります。世の中の出来事に問題意識を持つといった過ごし方を心がけてください。また、ブランクをハンディだと見られることもあるでしょう。地域社会のさまざまな人と接することでコミュニケーション能力を磨いておくことも大切です。
いずれの場合も、家庭と両立できるか、近い将来出産で退職することはないか、仮に出産した場合は出産後も働く意欲があるかといったことを確認される可能性が大です。会社が納得する答えをきちんと持っておくことが重要です。
この内容は、2010/10/13時点での情報です。
(文責:編集部、アドバイザー:浦野啓子)
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