面接でプレゼン資料を用意するのは効果的?
志望度の高い企業の面接を前に、アピールするツールとして“プレゼン資料”を用意することは有効なのでしょうか。
面接でのプレゼン資料について、組織人事コンサルティングSegurosの粟野氏が解説します。
クオリティに自信があるのであれば、プレゼン資料は有効
プレゼン資料が効果を発揮しやすいのは、まず営業やコンサルタントなど、顧客に対してプレゼンテーションを行う機会が多い職種です。プレゼン資料によって、職務を遂行するために必要な「資料作成能力」「構成力」「プレゼンテーション能力」がアピールできるからです。
例えば、営業経験をアピールしたい場合に、「1年間で売り上げを〇%向上させた」という実績を月次や昨年対比で変化が分かるグラフにして、「顧客を独自視点で5つに分類し、アプローチ方法を変えた」というアクションを図を使って簡潔に説明することができれば、実績が伝わりやすくなるでしょう。
もちろん、企画やマーケティング、事務職などどのような職種でも、実績や強みをプレゼン資料としてまとめることが可能であれば、面接で採用担当者に印象づけることができます。
ただし、あくまで“プラスα”のアピール資料なので、企業から求められていないのであれば、基本的には履歴書や職務経歴書などの応募書類だけで問題ありません。
なお、Webデザイナーやイラストレーターなど、クリエイティブ系の職種で過去実績を視覚的に伝えるために作成する資料は「ポートフォリオ」と呼ばれています。クリエイターの作風や実力を判断する重要な資料になるため、求職者が自主的に提出するプレゼン資料とは異なり、企業側が提出を求めるケースが多いようです。
面接でのプレゼン資料の効果とは?
面接でプレゼン資料を用意することによって、得られる効果をご説明します。
実績や強みを的確に伝えることができる
過去の実績や得意分野を職務経歴書内で文字で伝えるよりも、図形や画像を効果的に使ったプレゼン資料としてまとめることで、採用担当者の理解度も高まり、実績がイメージしやすくなります。
例えば、「担当業務の関係者が多い」「業務プロセスが複雑」など、文字だけで伝えにくい実績・強みをアピールしたい場合に、プレゼン資料が効果を発揮するでしょう。
他の応募者との差別化ができる
一般的に、面接でプレゼン資料を用意する求職者は多くはありません。採用担当者は、数多くの職務経歴書の文字を読み込んで、応募者が経験・スキルや社風に合致しているか、どのような人物なのかをイメージしながら判断しています。
そのため、ライバルとなる応募者が多い場合は、パッと見るだけで仕事内容や実績が分かるプレゼン資料は、採用担当者の記憶にも残りやすくなるでしょう。
面接の流れを得意分野に持っていくことができる
一般的に面接では、採用担当者が職務経歴書を見ながら気になる点を質問して会話が進みますが、プレゼン資料があることで、採用担当者は資料をベースに話を進める可能性が高くなります。
得意分野や実績をプレゼン資料にまとめておけば、面接の流れを自分のペースに持っていきやすくなる点も、プレゼン資料の効果のひとつでしょう。
――他の応募者との差別化を図り、面接の流れを有利に運ぶことができれば、結果的に面接の評価は高くなります。ただし、プレゼン資料の枚数が多い場合は、採用担当者も負担に感じるため評価が下がってしまうリスクもあります。また、資料のクオリティが低い場合も、書類作成能力や構成力を疑われてしまうため、逆効果になることも。
そのため、まずは履歴書や職務経歴書をしっかりと作成し、資料作成に自信がある方は、アピール材料のひとつとして、作成を検討してみてもいいかもしれません。
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