面接の練習方法は?相手がいなくても一人でできる練習のやり方とチェックポイント

面接の練習は、したほうが良いと考えている人も多いのではないでしょうか。
とはいえ「1人で面接の練習ってできる?どうやる?」「相手は必要?」という人のために、面接の練習を1人でもできる方法や、チェックポイントを具体的に紹介します。
1人練習は、自分のペースでできるので、何度も繰り返し行うことができます。自信を持って面接に臨むためのおすすめの方法です。
国家資格 キャリアコンサルタント,組織人事コンサルティングSeguros 代表
目次
面接の練習はなぜ必要か
面接のために、自己紹介や志望動機、自己PRなどを事前にまとめることは多くの人が行っています。
しかし、実際の面接の場で面接担当者から質問を受けると、緊張せずに分かりやすく伝えるのは意外と難しいものです。自分では上手く話しているつもりでも、相手にとっては回りくどかったり、聞き取りにくかったりすることもあります。
事前に面接の練習を重ねることで、自信を持って回答できるようになるだけでなく、自分では気づきにくい話し方のクセや改善点も明確になります。練習を通じて、面接で与える印象をより良いものへとブラッシュアップしていきましょう。
面接の練習で得られる6つの効果
面接の事前練習をすることで、回答の伝わりやすさや印象の改善、緊張感の軽減に効果を発揮します。面接練習の効果を把握し、選考通過を目指しましょう。
質問に落ち着いて答えられるようになる
面接で聞かれやすい質問を把握し回答を練習しておくと、本番で気持ちにゆとりが生まれます。気持ちにゆとりがあれば、過度な緊張をせずに、想定外の質問が来ても慌てずに思考を整理できるので、落ち着いて答えられる可能性が高まります。
自分の印象を客観的に把握できる
面接の練習で、動画や鏡を活用することで、自分がどのように見られているのかを客観的に把握できるようになります。
そこで「表情が硬く親しみやすさが足りない」「細かい動きが多く落ち着かない印象」など、今まで気づかなかった課題に気づきやすくなります。
面接での印象は視覚から入る情報も大きく左右します。口角や目線にも注目して、改善できると理想です。
回答の説得力が増し、伝わりやすくなる
あらかじめ整理していた面接での鉄板質問の回答も、いざ口に出して話そうとすると、話しづらかったり、長くなってポイントがぼやけたりしていることに気づきます。
そこで、面接練習を重ねると回答の構成整理や話しやすい言い回しの整理ができるようになります。その結果、結論から話す習慣や 、具体的なエピソードを交えた説明が自然にできるようになり、回答の説得力を高めることにつながります。
話し方のクセを改善できる
自分では気づきにくい話し方のクセも、録音して聞くことで気づきやすくなります。
「あのー」「えー」「そのー」といった会話の冒頭や合間に使われるつなぎの言葉(フィラー)が入る、早口で聞き取りにくい、声が小さい、抑揚がなく伝えたいポイントがわからないなど、話し方のクセは面接の印象にも影響します。
面接練習を通じて話し方のクセを改善することで、アピールポイントが伝わりやすくなるでしょう。
面接に自信がつき緊張しにくくなる
面接練習をすると質問への対応に慣れてくるので、本番に自信を持って臨むことができます。自信があれば緊張しにくくなり、表情や声のトーンにも余裕が生まれるので、より自然体で会話をすることができます。
自然体での会話は信頼感を与え、人柄も伝わりやすくなるでしょう。
一人でできる面接練習の進め方
面接の練習は相手がいなくても進められます。面接練習の進め方を参考にして、面接当日までにブラッシュアップしておきましょう。
事前準備:面接の定番質問に対する回答を整理する
面接練習を始める前に、まず話す内容を整理します。転職の面接で聞かれやすい質問に対して、回答を準備しましょう。すでに自己PRや志望動機などを応募書類に記載している場合は、応募書類に記載した内容をもとに、面接用にエピソードを膨らませると良いでしょう。
<面接で聞かれやすい質問>
- 自己紹介
- 職務経歴
- 志望動機
- 自己PR
- 転職(退職理由)
- 逆質問
準備する回答は、文章形式でそのまま覚える丸暗記はおすすめしません。丸暗記すると、その通りにしか答えられなくなるので、面接での質問の仕方が少し変わるだけで対応しづらくなります。
代わりにおすすめなのは、要点を箇条書きにして練習する方法です。全部を文章にせず要点を頭の中に押さえていくので、面接当日の話の流れに柔軟に対応しやすくなります。
声に出して何度も繰り返す
面接で話す内容は、声に出して何度も繰り返し練習します。声に出して話していると、説明が回りくどかったり、応募企業と接点が薄い箇所があったりと、気になる点が見つかります。過不足部分を調整し、面接担当者が理解しやすいように構成や内容を見直しましょう。
録音、録画して話し方を確認する
練習に慣れてきたら、まずは録音して話し方を確認します。形になってきたらパソコンやスマートフォンで録画し、表情や身振りなど全体の印象を確認します。録画を一通り確認し、気になった箇所をメモしておきます。自分の話している姿を客観的に見てみると、気づかなかったクセや改善点が見つかるものです。
気になったところを改善する
メモをもとに話し方や表情、身振りなどを改善し、さらに練習を繰り返してみましょう。時間に余裕があれば、もう一度録画して改善点が反映しているか確認すると万全です。
鏡の前で最終確認をする
最後は鏡の前で、本番だと思って話してみます。自信を持ってスムーズにアピールできる状態を目指しましょう。面接までに時間の余裕があれば、他の質問への回答を準備するのも一案です。
面接練習の最終チェックポイント
ある程度、話す内容が固まってきたら、面接で話す姿を動画で録画して客観的な印象を全体的に最終チェックしましょう。
話し方
自分の話すスピード、声の大きさ、聞き取りやすさなどを確認しましょう。早口や声が小さいと面接担当者は回答を聞き取れず、会話がスムーズに進みません。また、「あのー」「えー」「そのー」といったフィラーが多いと相手が気になってしまう可能性があるので、頻出していないか確認しましょう。
表情や目線
表情や目線も、人物像を印象づける重要な要素のひとつです。目線を合わせて表情豊かに説明すれば親しみやすさや説得力につながりますが、定まらない目線や乏しい表情は人柄や真意をつかめないため印象に残りにくくなります。表情や目線を意識して、「この人と一緒に働きたい」「職場に溶け込んでくれそうだ」と面接担当者に感じてもらえるように工夫しましょう。
姿勢や身振り
姿勢が悪いと覇気のない印象を与える可能性があります。オンライン面接は画面のサイズが限られていますが、対面での面接は全体の姿が見えるため、姿勢が悪いと面接担当者の印象にも影響します。また、身振り手振りも表現に強弱をつけられるので、話題に緩急がつき有効なアピールになることもあります。大げさにならない程度に、回答にジェスチャーを加える工夫をしても良いでしょう。
全体的な印象
録画した面接練習を一通り見て、全体的に回答が長すぎたり短すぎたりしていないか、質問に的確に答えているかを確認しましょう。面接担当者は、面接の質問を通じて「応募する仕事や社風にマッチしているか」「自社で長く活躍してもらえそうか」を判断しています。応募する仕事や企業に関係のない説明に時間を割いていたり、回答が短すぎて自社とのマッチ度を面接担当者が判断できなかったりすると、評価につながらなくなってしまいます。また、表情や身振り手振りなどを交えながら、相手の興味を引く話し方ができているかも重要なポイントです。客観的に自分の全体像をつかみ、気になるところを改善しましょう。
オンライン面接向けの練習方法
オンライン面接が決まっている場合は、オンライン会議ツールを使って練習すると良いでしょう。オンライン会議ツールの録画機能を使用すると、面接担当者から見た自分を確認できるので、面接本番で使用するパソコンやスマートフォンを設置し、同じ環境で練習することをお勧めします。録画が終わったら見返して、照明の明るさや位置、カメラの角度や表情、音声の大きさなどを確認し、改善点をメモして自分の印象をブラッシュアップしましょう。
<オンライン面接向けの練習の流れ>
- 本番同様の環境にパソコンやスマートフォンをセッティングする
- オンライン会議ツールの録画機能を使って練習風景を録画する
- 録画を見返して気になる点をメモする
- メモに従って設定や話し方、表情などの改善を図る
面接練習をする際のの注意点
面接練習には注意点もあります。以下に挙げるポイントを意識して、面接練習の効果を最大化しましょう。
回答を丸暗記しない
回答を文章形式にして丸暗記するケースがありますが、暗記した内容をそのまま面接で伝えるのは避けましょう。丸暗記の回答は不自然さが出る可能性や、万が一忘れてしまったときに言葉に詰まってしまうことも考えられます。事前に準備する回答は、箇条書きやアピールしたいキーワード程度にとどめ、記憶に頼らずに伝えられるようにしておきましょう。
本番を想定し緊張感を持って臨む
面接本番は練習のようにやり直しができません。面接練習は本番をイメージして、集中して行うようにしましょう。面接本番は面接担当者の質問を中心に進むため、漫然と自分のペースで練習していると、緊張を伴う面接本番で力を発揮できない可能性があります。面接練習に集中して、声の大きさや抑揚、目線や身振り手振りなどにも気を配ることで、自分の魅力を最大限に伝えられるでしょう。
面接動画も参考にしよう
どのような態度・話し方をすれば良いのかイメージできない場合は、面接動画も参考にしてみましょう。リクナビNEXTの公式チャンネルでは、面接の基本的なマナーだけでなく、面接時の話し方・伝え方や自己PR、志望動機、転職理由など、聞かれやすい質問への答え方も動画で紹介しています。表情や答えるスピードなども参考にして、面接練習を進めてみましょう。
面接の受け答えだけじゃない!当日までに確認しておくべきこと
面接練習と並行して、身だしなみや持ち物など、面接当日までに準備しておきたいことをまとめました。当日の準備を万端にして、面接本番に集中しましょう。
面接での服装・身だしなみ
面接の身だしなみはビジネスマナーに則り、清潔感を意識した髪型・服装を心掛けましょう。特に髪型やメイクは面接中に面接担当者の目に留まりやすくなります。派手になりすぎないように気を配りましょう。
服装:落ち着いた色のスーツを選びます。「私服可」と指示があった場合は、ラフになりすぎないオフィスカジュアルを意識しましょう。
髪型:表情がわかるように、髪が顔にかからないようにします。髪に動きがあると面接担当者が気になってしまうので、ロングの場合はまとめると良いでしょう。また、企業によっては明るすぎる髪色は「ビジネスに相応しくない」と判断される可能性もあるので注意が必要です。
当日の持ち物
応募書類や筆記用具、応募先企業の連絡先や携帯電話、交通費などが必須の持ち物ですが、折り畳み傘やモバイルバッテリー、予備のストッキング・コンタクトレンズなど、いざという時の持ち物も用意しておくと安心でしょう。
<面接で必須の持ち物>
- A4サイズの書類が入るカバン
- 応募書類、求人情報
- 筆記用具(パソコン・タブレット)
- 携帯電話
- 応募先企業や面接担当者の連絡先
- 現金・ICカード
- ハンカチ・ティッシュ
受付での挨拶マナー
面接当日は、まず応募企業で受付を行います。面接時間の5分前を目安に受付を行いますが、有人の場合は氏名と目的、面接担当者の部署名や氏名を伝えましょう。受付を無人化している企業では、事前に送られたQRコードなどでチェックインを行う、受付にあるタブレットや内線電話で面接担当者を直接呼び出すなどの手段を採用しているケースもあります。事前に面接担当者から受付方法の案内があるので、指示に従って進めましょう。
面接会場の入退室マナー
面接会場に案内されたら、3回ノックをして「どうぞ」と声が聞こえたら、「失礼いたします」と言ってドアを開け、入室します。面接担当者に氏名を伝え、「よろしくお願いいたします」と言ってお辞儀をしましょう。面接担当者から「おかけください」と言われたら、「失礼いたします」と言って着席します。
面接会場に先に入り、面接担当者が後から入室する場合は、ドアから一番近い席(下座)に立って面接担当者を待ちましょう。面接担当者が入室したら、氏名を伝えて「よろしくお願いいたします」と言いお辞儀をしましょう。「おかけください」と言われたら、「失礼いたします」と言って着席します。
履歴書の渡し方
面接当日に履歴書を渡すように指示があった場合は、履歴書を封筒に入れて持参します。面接担当者から履歴書を求められたら、封筒から履歴書を出して手渡しましょう。手渡しする際は、面接担当者が読める向きで履歴書を渡すのがマナーです。受付で履歴書を求められた場合は、封筒に入れたまま渡しましょう。
組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。
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