転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載!

企業との接点の見つけ方・転職面接や志望動機、職務経歴書への活かし方

転職活動で、志望動機や自己PRにつながる「企業との接点」。

接点を見つけるための、これまでのキャリアの振り返り方や企業研究のポイントについて、組織人事コンサルタントの粟野友樹さんが解説します。

アドバイザー 粟野友樹
アドバイザー 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

なぜ「企業との接点」が大切なのか

面接官は、あなたの過去の実績と照らし合わせて、入社後に活かせそうな接点があるか、活躍に期待が持てるかどうかを見ています。

「なぜ応募したのか」「なぜ入社したいのか」を、説得力を持って伝えるためには、「自分の考え方やこれまでのキャリア」と「応募先の企業が求める役割やパフォーマンス」にいかに共通点があるかを整理する必要があります。

会社に必要な経験・スキルがあり、入社後に何ができるのかが明確であることが、企業にとって納得度の高い転職理由や志望動機につながります。

たった3分、あなたの適職は?

かんたん適職診断

企業との接点の見つけ方

では、企業と自分との接点は、どう見つけていけばいいのでしょう。抜け漏れがなく整理できるフレームワークとして、おすすめしたいのが「5W1H」です。

自分が手掛けてきた仕事を振り返る際に使う「5W1H」には、下記の6つの観点があります。

Who:社内外の仕事で関わる人、顧客、取引先などの特徴
When:仕事の期間(プロジェクト期間、営業にかかる期間、導入後の運用~継続期間など)
What:扱う商品、提供サービス、ツールなど
Why:仕事のテーマやミッション、顧客などから選ばれる理由
Where:働く場所、環境など
How:目標達成のための手段・方法(顧客の開拓方法、社内外の仕事の進め方、成功事例など)

企業との接点を見つけるために、まずは自分の経験・スキルを5W1Hで整理します。その上で、応募先企業が求める業務内容やポジションにおいて、自分との接点(共通点)がないかを探していきましょう。

具体的な考え方と例

例として、インターネット広告の営業職から、研修会社の営業職に転職するケースで考えていきましょう。考える際には、5W1Hの6項目を全て網羅して接点探しをしなければならないわけではありません。得られる情報・把握できている情報などに応じて、整理してみてください。

【Whoの接点探し】
自分:
・〇〇業界の顧客を担当
・役員や事業部長クラスへの提案営業をしてきている
・担当顧客数は約△社と多く、顧客課題にじっくり向き合えない
応募企業:
・〇〇業界をメインで扱っている(→現職の業界知識が活かせそう)
・営業先は人事系役員(→決裁権限がある方への営業経験が活かせそう)
・担当顧客数は平均□社と少ない(→顧客課題にしっかり向き合って成長実感を得たい、という転職理由につながっている)
【Whenの接点探し】
自分:
・営業サイクルは3か月単位
・リピート受注につなげるために、広告の効果検証と提案を継続的に行っている
応募企業:
・半年以上かけて複数回の提案をじっくり行い、受注につなげていく(→営業スタイルは異なるが、より深耕型の営業にチャレンジしたいという志望動機につながっている)
【Whatの接点探し】
自分:
・扱っているのはインターネット広告という無形商材、ニーズに応じて提案内容の幅が広い
・1案件の平均受注単価は△万円だが、中には数千万円での大型案件受注経験もある
応募企業:
・扱うのは大企業向けのカスタマイズ型〇〇研修(→商品サービスは異なるが、顧客ニーズに応じてカスタマイズして提案していく点では、経験が活かせそう。自分自身がこれまで研修を受けて成長してきた実体験も伝えられそう)
・高単価商材(→大型案件の単価では、大きな違いはないのではないか)

考えを整理するためのシート

自分と応募企業について特徴や強みを書き出していく際、視覚的に比較できるようにシートにまとめるのもオススメです。

【5W1Hシート】

Who When What Why Where How
応募求人
自分

業界・企業研究は、やろうと思えばどこまででも深堀りができるため、時間的な負担も大きくなります。そこで、まずは自分の5W1Hを整理し、応募企業と何らかの接点があるかを調べていくやり方がいいでしょう。

企業ホームページなどインターネット上では分からない情報も多いと思うので、面接で確認をしていきながら、企業との接点を明確にしていきましょう。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

グッドポイント診断

見つけた接点はどう転職活動に活かすと良い?

自分と企業との接点を見出せたら、職務経歴書での職務要約や、転職理由や志望動機で伝えていきましょう。

職務経歴書への活かし方

職務経歴書では、「職務要約」「活かせる経験・知識・技術」「自己PR」の項目に、自分が手掛けたプロジェクトの詳細や、任されてきたポジションでの成果を記し、それが応募先企業でどう活きるかを伝えます。

【職務要約の例文】
現職には販売担当として入社し、20xx年からは副店長、20xx年には店長としてスタッフの採用から売り上げ管理まで店舗経営担当としての業務全般に携わってきました。特に、顧客管理手法を改善して売り上げを促進することが得意です。店長を任された〇〇店では1年で〇倍まで売り上げを伸ばし、全国△店舗中トップの成績を上げることができました。
貴社は、顧客データの分析で着実に売り上げを伸ばしており、貴社が目指す販売戦略と店舗拡大にも貢献できると考えています。

転職理由・志望動機への活かし方

転職理由や志望動機を伝える際は、自分と企業の接点と併せて、今後実現したいこと、チャレンジしたいことを、自分の経験と紐づけてアピールできるといいでしょう。

【転職理由の例文】
現職では**広告の新規開拓営業を中心に、△社を担当しています。売って終わりではなく、継続出稿につなげるように追加提案も積極的に進め、リピート受注率で社内表彰されたこともあります。
営業として、お客様の満足度を高めてリピートにつなげることに醍醐味を感じており、継続利用が重要なサービスを扱いたいと考えるようになりました。中でも、貴社のようにリピート率〇%を誇るサービスを扱い、お客様との信頼構築に力を注ぎたいと考え、転職を決めました。
【志望動機の例文】
貴社が提供するサービス「**管理システム」は、競合他社と比較して価格帯が高いながらも、顧客企業の個別課題にカスタマイズした提案の質の高さで、着実に売り上げを伸ばしています。
現職では複数社でのコンペになることが多くありますが、顧客の潜在課題を掴み、価格ありきではない提案をした成功体験が複数あります。今後、営業として提案力をさらに高めたいと考え、貴社を志望します。

転職先が求める経験に対して、現職でのスキルが足りなかったとしても、「こんな創意工夫をして努力してきた」という姿勢を伝え、仕事のやり方や働き方との共通点を探っていきましょう。

記事作成日:2023年11月17日 WRITER:田中瑠子 EDIT:リクナビNEXT編集部
転職・求人 トップ > 転職成功ノウハウ > 転職の準備をする > 企業との接点の見つけ方・転職面接や志望動機、職務経歴書への活かし方

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

グッドポイント診断で、あなたの隠れた強みを診断してみましょう。

診断結果は8,568通り。あなたはどのタイプ?

リクナビNEXTで応募書類を自動作成

レジュメをカンタンに作成

履歴書と職務経歴書を作成するのが面倒な方は、リクナビNEXTにレジュメ登録するのがお勧めです。

新機能
・AI要約でワンタップで職務要約を自動生成
・AIと3分話すだけで「業務内容」を自動生成

リクナビNEXTに、プロフィールや職務経歴などを入力すると、入力された内容に従って自動で書類(レジュメ)が作成され、PDF形式でダウンロードすることが可能です。 ※『レジュメ』とは、リクルートの求職活動支援サービス共通で利用できる、職務経歴書機能です。

作成はこちらから:あなたのレジュメを簡単作成(無料)
すでに会員の方はこちら:レジュメダウンロード画面へ

イベント・セミナー※リクルートエージェントに遷移します

RAGイベント

申込締切日が近いイベント・セミナー

イベント情報を更新中