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「一身上の都合」とは? 使い方と例文、「一身上の都合」を使えない場面など

「一身上の都合」とは? 使い方と例文、「一身上の都合」を使えない場面など

「一身上の都合」は改まった場面でよく用いられる表現ですが、何となく使っている人も多いかもしれません。ここでは退職や転職の面接、内定辞退の際などに使う「一身上の都合」の意味や正しい使い方、理由を聞かれた時の答え方などを解説します。

監修 粟野友樹

国家資格 キャリアコンサルタント,組織人事コンサルティングSeguros 代表

「一身上の都合」とは、どういう意味?

「一身上の都合(いっしんじょうのつごう)」とは、ビジネスや公的な場面で使われる定型句で、「自分自身の個人的な事情ですが、詳細は伏せさせていただきます」という意味で使われます。

日本では、具体的すぎる理由を伝えると角が立つと考えて、それを避ける配慮をする慣習があります。「一身上の都合」を添えることで、「これ以上深く聞くのはご遠慮ください」という暗黙の了解をし、その後の手続きを円満に進めるクッション言葉のような役割を果たしています。

転職活動においては、自己都合による退職理由を説明する時や、選考や内定を辞退する時に「一身上の都合により退職します/辞退します」と使うことが多いです。

「一身上の都合」に当たる具体的な理由の例は、家庭の事情、健康状態、キャリアアップの決断、待遇や組織などへの不満やミスマッチなどが当てはまります。

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「一身上の都合」が使われる理由

「これ以上深く聞くのはご遠慮ください」という意味の「一身上の都合」ですが、退職理由や選考途中の辞退理由に使うことが定着した背景には、プライバシーを守る側面と、退職を円滑に進めるという側面があります。詳しく解説していきましょう。

個人のプライバシーを守るため

退職の理由は人それぞれですが、中には人に話したくない理由もあります。「一身上の都合」という言葉により、具体的な理由を説明せず個人の事情を伏せたままでも、円満に退職の手続きを進めやすくなります。

会社側とのトラブルを防ぐため

退職理由が、職場への不満だった場合、「給料が低い」「上司と合わない」などと正直に伝えるのは、引き止めや気まずさを生じさせるリスクもあります。「一身上の都合」とすることで、具体的な理由を出さないことで、余計な摩擦を避け、事務的に手続きを完了させやすくなります。

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「一身上の都合」の場面別の使い方(見本付)

実際に「一身上の都合」を使う主な場面は、「退職願・退職届を書くとき」「履歴書を書くとき」「面接や内定辞退のとき」です。それぞれのケースを見本となる例文とともに解説します。

退職願・退職届での例

退職する時に使う、退職願や退職届では、「一身上の都合」が自己都合退職の定型的な言い回しです。ここでは具体的な理由の記載は必要ありません。

退職願と退職届では、文末の表現など、細かいところに違いがあるので、準備する人は、下記の記事を参考にしてください。

【退職願の例文】
このたび、一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもって退職いたしたくお願い申し上げます。
【退職届の例文】
このたび、一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。

履歴書の職歴欄での例

転職活動において、履歴書に過去の経歴を記載する際も「一身上の都合」を使います。具体的な退職理由は面接で聞かれた際に答えれば問題ありません。また、職務経歴書の経歴には退職理由は書かないので、履歴書の職歴欄のみで問題ありません。

【職歴欄の書き方】
令和〇年〇月 株式会社〇〇 入社
令和〇年〇月 株式会社〇〇 一身上の都合により退職

面接(選考)を辞退する場合の例

面接など選考途中に辞退を決めた場合も、「一身上の都合により、面接を辞退いたします」と使うことはできます。ただ、選考途中の辞退は、企業側にも時間を割いてもらっているため、なるべく簡潔に辞退理由を説明する方が良いでしょう。

内定を辞退する場合の例

内定が出た後に辞退する場合も「一身上の都合」を使うのは間違いではありませんが、内定辞退に関しては、面接以上に企業が選考に時間を使っています。ですので、辞退する際は、より丁寧なお詫びと、簡潔な辞退理由を添えるのが望ましいです。

会社都合退職では「一身上の都合」は使えない

退職の原因が、倒産やリストラ、解雇など「会社都合退職」の場合、退職理由の説明として「一身上の都合」とは言いません。「一身上の都合」を使うと「自己都合退職」と原則みなされてしまいます。

会社都合退職を退職届や履歴書に書く際は、「退職勧奨に伴い」「事業所閉鎖のため」など、具体的な事実を記載すると良いでしょう。

会社都合なのに自己都合退職として扱われると、影響は失業保険(雇用保険の基本手当)に出ます。具体的には、受給開始時期が後になったり、受給期間が短くなったりといった影響がでる可能性があります。
転職活動においては、退職理由を説明する際に、書いてあることと説明が合わなくなるので、正しく認識することが大切です。

なお、派遣社員や契約社員が契約期間満了によって退職する場合、履歴書や職務経歴書に記載する退職理由は「契約満了につき退職」とするのが一般的です。ハローワークでの雇用保険の基本手当(失業保険)の手続きに用いられる「離職区分」と、応募書類に記載する退職理由は分けて考えるようにしましょう。

「一身上の都合」の理由を聞かれたら、どうすべき?

退職届上は「一身上の都合」で問題ありませんが、直属の上司や周囲から「本当の理由は何?」と聞かれることもあるでしょう。基本的に詳細な理由を答える必要はありませんが、円満に退職を進めるためにも、波風を立てない「かわし方」を知っておくのが賢明です。

簡潔にポジティブな理由を伝える

退職する本音の理由がたとえ「給与への不満」や「人間関係の悩み」といったネガティブなものであっても、そのまま伝えるのではなく、あえてポジティブな表現に変換してかわすと良いでしょう。

「今の会社が嫌だから」ではなく、「次のステップへ進むため」という前向きな姿勢を示すことが大切です。

キャリアアップの場合
「以前から興味のあった〇〇の分野に挑戦したいという気持ちが強くなりました」
家庭の事情の場合
「生活スタイルの変化に伴い、働き方を見直すことにしました」

答えづらい詳細は答えなくて良い

ポジティブな理由を伝えても、さらに深く理由を突っ込まれることがあるかもしれません。しかし、答えたくないプライベートな事情やデリケートな問題を無理に話すことはありません。

そのような場合は「これ以上はご容赦ください」「これ以上は控えさせていただきます」などと伝え、それ以上の詳細な説明を伝えることは差し控えたい旨を伝えましょう。

まとめ

退職や辞退の報告には、誰にとっても勇気が要るものです。「一身上の都合」と説明するか、少し具体的に事情を伝えるかによらず、どのような場面でも、これまでの感謝の気持ちとともに、周囲に負担をかけることへのお詫び、そして自身の決意を、誠意を持って伝えることが大切です。

粟野友樹
監修 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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