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経営企画の職務経歴書|見本と書き方・自己PR例

経営企画の職務経歴書

この記事でわかること

  • 会社や担当事業の規模、経験の豊富な領域を書くと経験の幅が伝わる
  • 定常業務とプロジェクトに分けて、課題・立場・成果をセットで書く
  • 実績は、自分の関与と結果を切り分けて書く
  • 自己PRは経営計画力・調整力など強みの軸を選んで書く

経営企画の職務経歴書の書き方のポイントは、業務範囲が広いからこそ、経験の豊富な自分の得意分野を伝えることが重要です。どの規模の会社で、どこまで主体的に関わり、どんな成果を出したかを整理することが、採用担当者に響く職務経歴書への近道です。

監修 粟野友樹

組織人事コンサルティング 株式会社YAGAI 代表取締役CEO

経営企画の職務経歴書の見本(ダウンロードテンプレート)

以下で紹介するのは、中堅企業で事業部から経営企画へ移り、全社予算や役員会運営を担当してきた人を想定した見本です。数字は自身の経歴に置き換えながら参考にしてください。

職務経歴書

20xx年x月xx日現在

陸波 太郎

職務要約

大学卒業後、ITサービス企業に入社し、営業企画で約2年、経営企画で約3年勤務。現職の経営企画では、年商約80億円規模の全社予算策定と中期経営計画の策定支援、役員会・取締役会の資料作成と事前調整、全社P/L・KPIの進捗管理を担当。コスト削減プロジェクトの推進、新規事業の検討、事業部横断プロジェクトの進行管理にも携わる。

職務経歴

  • 株式会社○○
    事業内容:ITサービス業/年商約80億円/従業員数約400名
    資本金:○億円

期間 業務内容

20xx年x月

現在

雇用形態:正社員

【業務内容】

<営業企画>(約2年)

  • 部門の月次予実データの一次集計
  • 部門会議向けの進捗資料作成
  • 担当KPIの現場確認と差異の共有

<経営企画>(約3年)

  • 全社予算のとりまとめ、中期経営計画の策定支援
  • 全社P/L・KPIの月次進捗管理
  • 役員会・取締役会の資料作成と事前調整
  • コスト削減プロジェクトの推進
  • 事業部横断プロジェクトの進行管理
  • 新規事業の検討(市場・収支の一次整理)

【主な取り組みや成果】

  • 部門KPIの差異要因を箇条書きで整理・共有し、会議準備の手戻りを減らした
  • 役員会資料の構成を見直し、審議時間を約20%削減
  • 全社のコスト削減プロジェクトを推進し、対象費目の削減につなげた
  • 事業部横断プロジェクトを関係部門と調整し、予定どおり完遂

【資格・スキル】

  • 日商簿記検定2級 合格(20xx年xx月)
  • PC:
    Excel(実務経験5年 / 上級レベル)
    関数:IF、VLOOKUP、XLOOKUP、SUMIFS、INDEX/MATCH等を用いた大量データの集計・分析
    実務実績:ピボットテーブルを用いた事業部ごとの予実差分析、各種グラフを活用した経営ダッシュボードの作成全社の予算管理モデル(多角的なシミュレーションシート)の構築・運用

    PowerPoint(実務経験5年 / 上級レベル)
    デザイン・構成:一目で経営課題が伝わるワンスライド・ワンメッセージの資料作成
    実務実績:役員会・取締役会向けの決議・報告資料の作成、および中期経営計画の発表スライド作成

    Word(実務経験5年 / 中級レベル)
    実務実績:全社プロジェクトの議事録作成、社内向け通達文書や業務マニュアルの作成・体裁調整

【自己PR

私の強みは、予実差異の要因を分解し、課題の優先順位を整理した上で改善提案につなげる力です。現職では月次の全社P/L・KPIの進捗管理を担当し、差異が大きい費目や事業部を特定して、開発部門やカスタマーサクセス部門・営業部門と対策を検討してきました。全社的なコスト削減プロジェクトでは、削減対象の費目と期待効果を一覧化し、経営陣への提案から各部門への展開まで担当しました。数値を起点に課題を特定し、経営陣と事業部の間で実行可能な打ち手を形にしてきた経験を、貴社の経営企画でも活かしたいと考えています。

以上

職務経歴書をExcelで作りたい人は、職務経歴書のフォーマットも利用できます。

経営企画の職務経歴書の書き方のポイント

経営企画の職務経歴書で差がつくのは、どれだけ大きな案件に関わったかではなく、あなた自身がどこまで主体的に推進したかです。 

会社・事業の規模を書く

冒頭に、在籍企業の年商・従業員数を書きます。同じ「経営企画」でも、年商10億円の会社と1,000億円の会社では扱う数字の規模や業務範囲が異なるため、規模によって求められる経験やスキルも変わります。グループ全体(連結)なのか自社のみ(単体)なのかも明記しておくと、扱ってきた数字の範囲が伝わりやすくなります。採用担当者が経験の前提を把握するために、最初に示すようにしましょう。

自身の経験の厚い領域と担当範囲を明示する

経営企画は予算管理・中期計画・新規事業・M&Aなど担当範囲が広く、「何でも対応してきた」という書き方をすると、採用担当者に強みが伝わりにくくなります。職務要約や業務内容の冒頭で、自分が特に経験を積んできた領域を明示するのがポイントです。

経営陣との距離が近いポジションにいる人は、その業務範囲を具体的に書くと差別化につながります。役員会への出席・資料説明・経営陣との直接のやりとりがあった場合は、「役員会での説明・質疑対応まで担当」のように関与の深さが伝わるようにしましょう。

業務ごとに課題・立場・成果を書く

定常業務・プロジェクトそれぞれについて、どこに課題を設定して動いたのか、自分の立場はどこだったのか、結果どうなったのかをセットで書きましょう。業務名の羅列だけでは、採用担当者に「何ができる人なのか」が伝わりにくくなります。

課題設定・担当範囲・成果の3点を意識した書き方の例は次のとおりです。「役員会資料の構成が見づらく審議が長引いていた(課題)→論点を整理し構成を見直した(立場・取り組み)→審議時間を約20%削減(成果)」のように整理すると、自分の関与と結果が一目で伝わります。

職務経歴書の自己PRで差をつける方法

経営企画の自己PRでは、転職先に合わせてアピールする強みの軸を選ぶことが重要です。経営企画で伝わりやすい強みの例は次のとおりです。

  • 予実分析・課題発見力
  • 経営計画・予算策定力
  • 事業部横断の調整・合意形成力
  • プロジェクト推進力
  • 情報整理・経営層への可視化力

見本では予実分析から改善提案につなげた力を軸にしています。以下の例文では経営計画・予算策定力と事業部横断の調整・合意形成力の2パターンを紹介します。

例文の書き方や強みの整理は、経営企画の自己PRもあわせて確認すると良いでしょう。

例文:経営計画・予算策定力を軸にする場合

私の強みは、全社の数値を把握しながら、事業部と合意形成を重ねて経営計画を形にできる点です。現職では年次予算の策定において、各事業部の計画をとりまとめ、全社目標との整合性を確認しながら経営陣への説明資料を作成してきました。中期経営計画の策定支援では、市場・競合の動向を整理し、経営陣が判断しやすい形で論点を絞り込みました。数値と現場の両方を見ながら計画を策定してきた経験を、貴社の経営企画でも活かしたいと考えています。

例文:事業部横断の調整・合意形成力を軸にする場合

私の強みは、立場の異なる部門間で論点を整理し、合意を形成しながら施策を前に進められる点です。現職では事業部横断プロジェクトの進行管理を担当し、各部門の優先順位や懸念事項を事前に把握した上で、経営陣への提案内容と各部門への依頼事項を整理してきました。全社のコスト削減プロジェクトでも、部門ごとの削減余地と現場の負荷を確認しながら、実行可能な計画として取りまとめました。経営と現場の間で調整を重ねながら施策を実行してきた経験を、貴社でも活かしたいと考えています。

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粟野友樹
監修 粟野友樹

組織人事コンサルティング 株式会社YAGAI 代表取締役CEO
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、転職支援や企業の採用支援、人材育成・組織開発など幅広く人事領域のコンサルティング業務に従事している。

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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