広報の職務経歴書の書き方見本|ダウンロード付き

この記事でわかること
- 広報の職務経歴書の業務内容、スキルで何を見せるべきか
- 採用担当者に評価される実績(露出件数・広告換算価値等)の見せ方
- アピールする強み(メディア構築・社内調整・SNS連動)別の自己PR例文。
ここでは、広報の中でも世の中に自社のPRをする社外広報の職務経歴書の書き方を解説します。社外広報では、PRしたいターゲットを深く理解した広報戦略とその成果をアピールするのがポイントです。
ここでは、具体的に転職の際にアピールしたい切り口を中心に職務経歴の書き方を解説します。
国家資格 キャリアコンサルタント,組織人事コンサルティングSeguros 代表
目次
広報の職務経歴書の書き方見本
下は、ライフスタイル系BtoC企業で社外広報を担当しながら、会社ホームページへの掲示や自社のSNS運用をしている人を想定した見本です。
職務経歴書
20xx年x月xx日現在
陸波 太郎
職務要約
大学卒業後、Web制作会社でマーケティング(コンテンツ企画・SNS運用)に約1年半従事したのち、従業員約100名のライフスタイル系BtoC企業へ転職し、広報を約4年担当しています。プレスリリースの企画・配信、メディアリレーション、取材対応を主担当とし、公式SNS運用も兼任。Webメディア・紙媒体・TVへの露出を獲得し、ブランド認知の拡大に取り組んできました。
職務経歴
-
株式会社○○○○
事業内容:スキンケア・ライフスタイル雑貨の企画・製造・販売
資本金:8,000万円
従業員数:約100名
| 期間 | 業務内容 |
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20xx年x月 |
【所属】 【担当業務】
<兼任:社内媒体の運営>(約3年)
【主な実績】
※広告換算価値 約2,800万円相当
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株式会社△△△△
事業内容:Webサイト制作・運用支援
資本金:1,000万円
従業員数:約30名
| 期間 | 業務内容 |
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20xx年x月 |
【所属】 【担当業務】
【主な実績】
|
【活かせる経験・知識・スキル】
- 社外広報:リリース企画、メディアリレーション、取材対応
- メディア理解:Webメディア/紙媒体/TVの使い分け
- デジタル発信:X、Instagram、コーポレートサイト更新の基礎
- 社内調整:マーケ・商品開発・販売促進との原稿・日程調整
- PCスキル:Word/Excel/PowerPoint、Canvaでの画像作成
【資格】
- 普通自動車第一種免許(20xx年xx月取得)
- PRプランナー補(20xx年xx月合格)
【自己PR】
私の強みは、メディアとの信頼関係を軸に、継続的な露出を生み出してきた力です。
現職では季節性や生活者の関心に合わせたリリースや発表会を企画し、20xx年度はメディア露出48件、社内基準の広告換算で約2,800万円相当を達成しました。日頃から記者・編集者・TVディレクターの関心領域を把握し、一方的な告知にならない提案を心がけています。また、TV露出の獲得では、インフルエンサーとのコラボ企画を起点に情報番組への継続的な売り込みを行い、リリースから3カ月で3件の放映につなげました。
これまでに培った社外広報の経験を活かし、貴社のブランド認知拡大に貢献したいと考えております。
以上
広報用の見本は、下のリンクからWord形式でダウンロードできます。
Word以外の形式を使う場合は、職務経歴書のフォーマット(テンプレート)から探せます。
広報の職務経歴書の書き方のポイント
広報の職務経歴書で採用担当者が確認したいのは、PRしたいことに対して「どうアプローチして、メディア露出や認知向上に寄与できたか」という点です。社外広報で担当した範囲と成果数値を整理すると、書類の説得力が上がります。次に具体的な4つのポイントを解説します。
メディア露出件数・広告換算価値を書く
プレスリリースの本数だけでなく、掲載に至った件数を書きましょう。可能であれば前年比や、大型案件の週・月の件数も添えると、成果の伸びが伝わります。
広告換算価値は、社内で使っている試算があれば記載します。正確な換算が難しい場合は、無理に作らず、露出件数と代表媒体名を優先してください。問い合わせ増加やECサイトへのアクセス増など、露出後の反応が分かる数字も有効です。
担当メディアのジャンル(Web/紙/TV)を明示する
「各種メディア対応」だけでは、得意領域が分かりません。Web/紙/TVなどジャンル別に件数や媒体タイプを書くと、対応可能なメディアの幅や得意領域が伝わります。
特定媒体名の羅列が長くなりすぎる場合は、ジャンル別の件数を記載し、代表媒体を2〜3つに絞る方法がおすすめです。
主担当と兼任を分けて書く
中小企業や成長企業では、広報担当者がSNS運用やコーポレートサイトの更新を兼任するケースが多くあります。すべての業務を箇条書きで並べると、社外広報と自社サイトやSNSの発信の比重が判断しにくくなります。
兼任業務を分けて記載したうえで、業務が多岐にわたる場合は、応募先の業務に近い内容を主担当に近い位置に置くと、読み手の関心に沿った構成になります。
関係部署との連携プロセスを実績に添える
広報の成果は、メディアへの提案力だけでなく、社内の協力をどう引き出したかにも表れます。実績欄に「掲載件数が増えた」という結果だけを書くより、誰と・何を・どこまで進めたかを一行添えると、調整力の具体的なイメージが伝わります。
すべての実績に書く必要はありません。社内調整力が特に発揮できたエピソードを1〜2件に絞ると読みやすくなります。
広報の自己PRの書き方と例文
広報の自己PRでは、実績の数字に加え、成果を出したプロセスを短いエピソードで示します。以下は、アピールしやすい切り口ごとに例文とポイントを解説しています。
実際の職務経歴書では、250〜350字を目安に書くようにしましょう。
設計力・メディアとの信頼関係をアピールする例文
| 私の強みは、生活者のトレンドをニュースバリューに変える力と、メディアとの信頼関係の構築です。 |
| 現職では、季節性やライフスタイルの変化を起点に「今、この情報が読者に届く」切り口を設計し、編集者の特集テーマに沿った提案を続けた結果、年間のメディア露出を前年比137%に伸ばしました。日頃から担当媒体の関心領域を把握し、リリース以外の場面でも情報交換を続けることで、「この会社からの情報は読む価値がある」と思ってもらえる関係を積み上げてきました。 |
| これまで培った経験を活かし、貴社のブランド認知拡大に貢献したいと考えております。 |
| (259文字) |
| ニュースバリューを設計する力とメディアとの信頼関係をアピールする場合は、「なぜその切り口が媒体に刺さったか」という視点を書くと、広報としての思考力が伝わります。メディアとの関係性は、リリース以外の場面でどう関係を維持してきたかを合わせて書くと、単なる露出件数の報告にならず、関係構築力が同時に伝わります。前年比や露出件数の伸びを添えることで、日頃の地道な関係づくりが成果に直結していることが示せます。 |
社内の関係部署との調整力をアピールする例文
| 私の強みは、他部署を巻き込んで広報施策を前に進める調整力です。 |
| 新商品発売時には、発売の2カ月前から商品開発・販売促進チームと定例の情報共有の場を設け、メディアの関心に合わせた説明資料の作成、取材候補の選定、日程調整まで一貫して担当しました。各部署のスケジュールや優先事項を把握しながら合意形成を進めたことで、発売月のメディア掲載件数は通常月の2.4倍となり、認知獲得と販売促進の両面で成果につながりました。 |
| 貴社でも、社内の協力を引き出しながら広報施策を着実に前進させたいと考えております。 |
| (244文字) |
| 他部署を巻き込む社内調整力をアピールする場合は、「連携しました」という結果だけでなく、いつから・誰と・何を進めたかという具体的なプロセスを書くと、調整力の実態が伝わります。各部署の事情を踏まえながら動いたことが伝わる一文を添えると、現場での再現性をイメージしてもらいやすくなります。 |
SNSを活用したブランド認知をアピールする例文
| 私の強みは、SNSを活用してブランド認知を高めてきた力です。 |
| 現職では、プレスリリースの配信・メディア掲載・自社HPの更新などのタイミングに合わせてSNS投稿の切り口を設計し、情報の広がりを最大化する流れを作ってきました。ターゲット層の関心に合わせた投稿内容を心がけながら発信を続けた結果、運用開始から1年でフォロワー数が約1.8倍、投稿経由のサイト流入が約140%に増加しました。 |
| 貴社でも、広報活動とSNS発信をつなぎながら、ブランド認知の拡大に貢献したいと考えております。 |
| (237文字) |
| SNSを活用したブランド認知をアピールする場合は、「SNSを運用していた」という事実だけでなく、広報活動との連動をどう設計したかを書くと、SNSを戦略的に動かせる人物として伝わります。フォロワー数やサイト流入など数字を添えると、発信が成果につながっていることが示せます。 |
自己PRを考える際は、他の例も参考にすると、自分のケースに置き換えるヒントになります。
広報の自己PRは、[自己PR(マーケティング・広告・宣伝)]や[志望動機(マーケティング)]も参考になります。
職務経歴書の基本のフォーマットの種類や、日付、職務要約などの項目別の書き方は、[職務経歴書の書き方完全ガイド]で確認できます。
組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。





