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金融事務の職務経歴書|見本と書き方・自己PR例

金融事務の職務経歴書

この記事でわかること

  • 1日の処理件数・担当業務など、業務の規模と担当範囲を先に書く
  • 担当業務は(審査・書類精査・不備対応など)工程ごとに書く
  • 業務改善の実績は、不備発生率など改善前後がわかる数字で示す

金融事務の職務経歴書では、どのような業務を、どの程度の件数・範囲で担当していたのかがわかるように書くことが大切です。

この記事では、金融機関のバックオフィスで勤務したケースを想定し、職務経歴書の見本と書き方のポイント、同職種・他職種向けの自己PR例文もあわせて紹介します。

監修 粟野友樹

国家資格 キャリアコンサルタント,組織人事コンサルティングSeguros 代表

金融事務の職務経歴書の見本(ダウンロードテンプレート)

中堅金融機関のバックオフィスで約5年間勤務した想定の見本です。件数や改善実績は公開できる範囲に置き換えてください。

職務経歴書

20xx年x月xx日現在

陸波 太郎

職務要約

大学卒業後、地方銀行に入行し、バックオフィス業務に約5年間従事しています。入行後約2年間は口座開設・変更に伴うデータ入力や帳票確認、勘定系システムへの登録・照会などを担当しました。その後約3年間は1日平均40〜60件の審査・契約書類の精査・口座管理データの突合、不備対応を担当しています。そのほか、確認手順や業務マニュアルの見直し、定型作業の効率化、後輩への業務指導にも携わってきました。

職務経歴

  • 株式会社○○フィナンシャル
    事業内容:金融業(個人向け金融サービス)
    資本金:○億円
    従業員数:約○○○名

期間 業務内容

20xx年x月

現在

所属:事務センター(バックオフィス)
雇用形態:正社員

【業務内容】

<口座管理・事務業務>(約2年)

  • 口座開設・変更に伴うデータ入力、帳票の確認
  • 勘定系システムへの登録・照会
  • 書類のファイリング、照会対応の補助

<書類精査・業務改善業務>(約3年)

  • 各種審査書類・契約書類の不備確認・精査(1日平均40〜60件)
  • 口座管理データの突合、不備対応、関係部署への差し戻し
  • 業務マニュアルの改訂、確認手順の見直し
  • 定型的な突合作業の改善案作成と、上長確認のもとでの運用定着支援
  • 後輩への精査手順の説明・実務指導

【主な取り組みや成果】

  • 過去に発生した不備の内容を整理し、確認項目をチェックリストへ反映。ダブルチェックを行う対象や確認方法も見直し、不備発生率を従来比で約30%削減
  • 定型的に行っていたデータ突合作業について作業手順を整理し、一部をExcelマクロで処理できるよう変更。1件あたりの処理時間を約20%短縮
  • 業務マニュアルについて、実際の確認手順と内容が一致していない箇所や分かりにくい記載を見直し、後輩への指導時にも使用できる内容へ更新

【資格・スキル】

  • 日商簿記検定2級 合格(20xx年xx月)
  • 銀行業務検定試験 法務3級 合格(20xx年xx月)
  • 普通自動車第一種運転免許 取得(20xx年xx月)
  • Microsoft Word:文書作成
  • Excel:関数・マクロ(突合作業の効率化に使用)
  • PowerPoint:資料作成
  • 勘定系システム:照会・登録・帳票出力

【自己PR
私の強みは、規程や業務手順を確認しながら正確に事務処理を進めるとともに、確認漏れが起きやすい工程や不備が発生しやすい箇所を見直せる点です。
書類の精査では、処理件数だけを意識するのではなく、どの項目で不備が発生しているのかを確認し、チェックリストや確認手順の見直しにも取り組んできました。
これまで身につけた正確な事務処理と業務手順を整理する経験を活かし、貴社でも安定した事務運営に取り組んでいきたいと考えています。

以上

Word以外の形式を使う場合は、職務経歴書のフォーマット(テンプレート)から探せます。

金融事務の職務経歴書の書き方のポイント

金融事務の経験を書く際は、金融業界で使われるシステムや業務名だけを記載するのではなく、担当した業務の内容・規模・自分の役割が分かるように書くのがポイントです。

担当業務は工程・件数・役割まで書く

「口座管理」「書類審査」など担当業務の名称だけでまとめず、工程ごとに記載しましょう。書類の受付・入力のみか、内容確認・不備対応・関係部署への連絡まで担当したのかでは、経験の幅が大きく変わります。

「補助」「主担当」「最終確認」など役割を示す言葉と、処理件数もあわせて記載しましょう。件数を公開しにくい場合は「1日平均○件程度」のように根拠を説明できる範囲で構いません。

実績は何を変えたかを明確にする

金融事務では正確に処理することが日常業務の前提です。実績を書く場合は「ミスなく対応した」で終わらせず、自分がどの部分を見直したのかを具体的に書きましょう。判断基準の統一・マニュアルの更新・処理方法の見直しなど、変えた内容そのものが実績になります。

改善前後の数値がある場合は積極的に記載しましょう。チームで行った改善は自分だけの成果として書かず、「改善案の作成を担当」「マニュアル改訂に携わった」など実際に担当した範囲に合わせて記載しましょう。

資格とスキルを書く

金融事務でよく記載される資格・スキルの例は次のとおりです。

資格

  • 日商簿記検定(2〜3級)
  • 銀行業務検定試験(法務・財務・税務など)
  • ファイナンシャル・プランニング技能士(2〜3級)
  • 普通自動車第一種運転免許

スキル

  • Excel(関数・マクロ・ピボットテーブルなど)
  • Word・PowerPoint
  • 勘定系システム(照会・登録・帳票出力)

勘定系システムは固有名を社外に出せない場合は「勘定系システム:照会・登録・帳票出力」のように用途を添えて記載しましょう。Excelはスキルレベルと実務での活用場面も添えると伝わりやすくなります。

職務経歴書の自己PRで差をつける方法

金融事務の自己PRでは、日々の処理業務をどの切り口で言語化するかで印象が変わります。金融事務で伝わりやすい強みの例には次のようなものがあります。

  • 正確性・確認力
  • 業務改善・標準化力
  • 大量処理を期限内にこなす処理力
  • 関係部署との調整力
  • Excelなど汎用ツールの活用力

職務経歴書の中の見本では、正確性と業務改善力を軸にしましたが、違う切り口の例文を以下では解説します。

金融業界内での転職:処理能力

私の強みは、件数が多い環境でも確認の精度を落とさず処理し続ける力です。現職では1日40〜60件の書類精査を担当する中で、不備が発生しやすいパターンを整理してチェックリストに反映し、処理の正確さを保ちながら1件あたりの処理時間を約20%短縮しました。量と正確さを両立させてきた経験を、貴社でも活かしたいと考えています。
💡自己PRのポイント
金融事務での転職を続ける場合は、処理件数だけでなく「量と正確さを両立するためにどう工夫したか」を示すことが重要です。処理件数が多い職種だからこそ、件数を支える仕組みや改善の取り組みをセットで示すと説得力が増します。

一般事務・業務サポート職など他職種への転職:調整力

私の強みは、複数の関係部署と連携しながら、情報を整理して業務を前に進める力です。現職では複数部署との間で個別に管理されていた申請書類の処理状況をExcelの一覧表にまとめ、担当者・対応状況・期限を一元管理できるようにしました。その結果、進捗確認のための個別問い合わせが月平均25件から10件程度に減少しました。金融事務で培ったデータ管理と関係部署との調整経験を、貴社でも活かしたいと考えています。
💡自己PRのポイント
金融業界以外への転職を目指す場合、自己PRでは、金融固有の業務名より、一般的に使う言葉に置き換えることが重要です。「書類精査」→「データ確認」、「勘定系システム」→「業務システム」のように言い換えると、業界外の採用担当者にも伝わりやすくなります。

同じ金融業界の銀行窓口・テラーの職務経歴書一般事務の職務経歴書も参考になります。 また、職務経歴書全体の構成や基本の書き方、テンプレートの選び方は、職務経歴書の書き方完全ガイドも参照してください。

粟野友樹
監修 粟野友樹

組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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