保険営業の職務経歴書の書き方見本|同業種への転職、異業種への転職の自己PRのコツ

この記事でわかること
- 契約件数・予算達成率・組織内順位をセットで書くと、実績が正しく伝わる
- 商材・顧客・営業手法をそろえて書けば、異業種の営業でも経験の再現性が伝わる
- 異業種へ応募するときは、商品知識よりヒアリング設計と目標管理を前面に出すとよい
- 自己PRは強みキーワードを1つに絞り、成果につながった行動を具体化すると差がつく。
「契約件数や達成率をどう見せるか」「異業種への応募で保険営業の経験が通用するか」これらは、保険営業の職務経歴書でよくある悩みです。商材・顧客・営業手法・実績をセットで書けば、同業でも異業種でも再現性が伝わります。この記事では個人向け生命保険営業の見本をもとに書き方と自己PRを解説します。損害保険営業の方は商材・顧客欄を置き換えて活用してください。
国家資格 キャリアコンサルタント,組織人事コンサルティングSeguros 代表
目次
保険営業の職務経歴書の見本(ダウンロードテンプレート)
生命保険の個人営業(医療・死亡保障など)を想定した見本です。見本は、30歳・役職なし・支社勤務の転職未経験者を想定しています。ご自身の仕事内容や成果に置き換える参考にしてください。
職務経歴書
20xx年xx月xx日現在
陸波 太郎
職務要約
株式会社A生命保険 ○○支社にて、新卒入社後4年間、個人向け生命保険の営業を担当。医療保険・がん保険・終身保険・定期保険などの死亡保障を中心に、テレアポと訪問での新規開拓、既契約の定期面談・見直し提案を行う。
職務経歴
- 株式会社A生命保険
【事業内容】生命保険の募集・保全
【従業員数】約8,000名(例)
| 期間 | 業務内容 |
|
20xx年4月 |
【所属】○○支社 営業課 【業務内容】
【取扱商材】 【顧客】 【営業スタイル】 【主な実績】
【ポイント】 |
【活かせる経験・知識・スキル】
- 個人向けのヒアリング設計(家計・ライフイベント・優先順位の整理)
- 目標逆算での活動計画(月間アポイント・面談・成約の管理)
- 既契約フォローと紹介依頼の仕組み化
- 提案資料作成(保障シミュレーション、比較表)
【資格】
- 普通自動車第一種免許(20xx年8月)/訪問営業で使用
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(20xx年11月)/ライフプラン提案で活用
- 生命保険協会一般課程試験 合格(20xx年x月)
- 損害保険募集人一般試験 基礎単位 合格(20xx年x月)
【自己PR】
強みは、初回ヒアリングを型化し、提案精度を高めるヒアリングの構造化力です。生命保険の個人営業では、家計とライフイベントの確認項目と順序を統一したことで、2回目面談での成約につながりやすくなりました。20xx年度は予算達成率108%、支社内5位となりました。
以上
保険営業の職務経歴書の書き方のポイント
採用担当者が保険営業の職務経歴でまず確認するのは、「何を・誰に・どのように営業し、どのような成果につながったか」です。項目が揃うと、同業でも異業種でも経験の再現性を判断しやすくなります。
書く内容の目安は、次の5点です。それぞれ順に、何をどう書くかを説明します。
何を扱ったか(商材)を具体名で書く
まず押さえたいのは、扱ってきた商材を具体名で書くことです。同じ「保険営業」でも、生命保険か損害保険か、さらに医療保険・がん保険・終身/定期の死亡保障・自動車・火災などのどれを主力にしてきたかで、必要な商品知識も提案の難易度も変わります。
採用担当者は、この商材から「どれくらい複雑な提案を任せられる人か」を読み取っています。
誰に営業をしたか(顧客)を書く
顧客属性、個人か法人か、業界・規模・客層などを書き、担当エリアや月間の訪問・面談数などの活動規模、新規・既存の比率も加えましょう。
個人向け営業の場合は、顧客の年齢層・家族構成・職業などの属性と、月間の面談件数や訪問件数を組み合わせて書くと、提案の質と行動量が同時に伝わります。「30〜40代の会社員・ファミリー層を中心に、月約18件の面談を実施」のように書くと、どんな課題を持つ顧客に、どの程度の頻度で接していたかが具体的にイメージできます。新規開拓と既存フォローの比率もあわせて記載すると、営業スタイルの幅が伝わりやすくなります。
法人向け営業の場合は、担当企業の規模(従業員数・売上規模の目安)や業種、意思決定に関わる担当者の役職なども書き添えると、提案の難易度と商談規模が伝わりやすくなります。
営業プロセス(手法)を記載する
接点の作り方(テレアポ、紹介など)と、架電数やアポ数などの行動量を記載します。
結果だけでなく「ヒアリング→提案→契約」のように営業プロセスを分解して記載することで、成果が偶然ではなく再現性のあるものだと伝わります。
独自の提案資料や顧客管理の工夫があれば、それらもあわせてアピールしましょう。
実績は予算達成率・組織内順位とセットで書く
実績は、契約件数・売上だけでなく、予算達成率や組織内順位(何名中何位か)とセットで書きましょう。
「予算達成率110%、事業所内20名中3位、年間契約金額1,200万円」のように並べると、目標に対する達成度と組織内での相対的な位置づけが同時に伝わります。
直近2〜3年の達成率を並べると成果の安定性が伝わります。継続率や紹介比率など「質」を示す数字はあればプラスになりますが、把握していない場合は予算達成率と順位だけでも十分に実績として成立します。
社外秘の数字は概数や比率に置き換え、守秘義務に配慮しつつ規模感が伝わるように記載してください。
経験を「再現性のある営業力」として言語化する
同業・異業種どちらへの応募でも、積み上げてきたスキルを言語化しておくことで強みが伝わりやすくなります。特に異業種への転職では、商材が変わっても活かせるスキルへの変換が重要です。
「ヒアリング設計」や「目標からの逆算」といった経験は、「顧客の状況変化を捉えて最適な提案を組む汎用的な営業力」と言い換えられます。こうしたスキルを自己PRに盛り込むことで、生保・損保や個人・法人を問わず、活躍できる再現性が伝わります。
職務経歴書の自己PRで差をつける方法
自己PRの目的は、成果の背景にあるスタンスやスキルを伝え、次の職場でも再現できると示すことです。同業・異業種どちらへの応募でも、保険商品の知識量より、営業プロセスで発揮した強みをキーワード化することが重要です。
自己PRで使いやすいキーワード例
- ヒアリング設計(質問の型づくり)
- 目標逆算(活動量の分解と管理)
- 継続フォロー(定期接点の設計)
- 紹介導線(満足顧客から次の面談へ)
- 数字管理(達成率・アポイントの見える化)
上記は同業はもちろん、異業種の営業でも商材を問わず通じやすい言葉です。職務要約や活かせる経験と表現を揃え、矛盾が出ないようにしましょう。
自己PRの例文(2つ)
| 私の強みは、初回ヒアリングの項目を固定し、提案精度を高める仕組みをつくることです。生命保険の個人営業では、家計とライフイベントの確認順を統一しました。2回目以降の成約につながりやすくなり、20xx年度は予算達成率108%、支社内5位(18名中)となりました。貴社でも同じ型を活かし、早期から安定した成果につなげたいと考えています。 |
| 私の強みは、数字で活動を組み立て、紹介までつなげる実行力です。月間アポイント平均18件を維持しながら、既契約フォローの中で紹介依頼のタイミングを決め、紹介経由の成約を全体の約3割まで伸ばしました。貴社の営業でも、課題の聞き取り、優先順位の合意、継続接点の設計といった型は同様に活かせると考えています。 |
営業職の職務経歴書の見本
保険以外の営業職の職務経歴書を確認することで、汎用的に評価される営業スキルの言語化のヒントになります。
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組織人事コンサルティングSeguros 代表コンサルタント
約500名の転職成功を実現してきたキャリアアドバイザー経験と、複数企業での採用人事経験をもとに、個人の転職支援や企業の採用支援コンサルティングを行っている。


