ビジネススキルとは、ビジネスシーンに必要な技能のこと。ビジネススキルを、種類ごとに分類し、スキル名・概要・習得するメリット・活用イメージを一覧で紹介します。さらに、今身につけたいビジネススキルの人気ランキング、年齢やキャリアごとに必要なスキル例も解説します。自分が習得すべきスキルの選び方や身につけ方などを、人材育成と組織開発のプロ、千秋毅将さんがアドバイスします。
目次
- ビジネススキルとは
- ビジネススキルの分類と種類
- ビジネススキル一覧表(特徴・具体例)
- 考えるスキル一覧
- 実行するスキル一覧
- 人を動かすスキル一覧
- 自己をコントロールするスキル一覧
- テクニカルスキル一覧
- ビジネススキルの身につけ方・磨き方
- 習得すべきスキルの選び方
- 【年齢・キャリアで選ぶ】成長に応じて身につけたいビジネススキル例
- 【人気ランキングで選ぶ】今身につけたいビジネススキルトップ10
- 【環境・価値観で選ぶ】今の自分に必要なビジネススキルの見つけ方
- 仕事選びの価値観と自分に合う仕事が知れる「適職診断」とは
- 自分の強みと仕事への活かし方がわかる「グッドポイント診断」とは
- 人生100年時代・VUCA時代にビジネススキルを磨いて市場価値を高める重要性
ビジネススキルとは
ビジネススキルとは、日常の業務遂行から経営の意思決定まで、幅広いビジネスシーンに必要な技能を示す言葉です。
スキルという言葉が使用されるときには、「特定の物事を成し遂げるために習得する高度な技能」との意味を持つことがあります。つまりビジネススキルは、先天的な能力ではないので、学習や訓練によって取得することが可能です。
ビジネススキルの分類と種類
ビジネススキルには多くの種類があり、その分類方法もさまざまです。
ここでは以下の3つの分類法ごとにビジネススキルの種類を紹介します。
カッツ理論によるビジネススキルの分類
「カッツ理論」は一般的にもよく知られているビジネススキルの分類法です。アメリカの経済学者であるロバート・カッツ氏が提唱し、ビジネススキルを以下の3つに分類しています。
1.テクニカルスキル
テクニカルスキルは業務を遂行するための技能全般を指し、特定の作業・処理を実行したり、顧客に対応したりする際に役立つものです。テクニカルスキルのなかには、各業界・職種に限って求められる専門型の技能や高度な特化型技術をはじめ、幅広いビジネスシーンで活用できる汎用型の技能もあります。
2.コンセプチュアルスキル
コンセプチュアルスキルは、さまざまな問題や事象を本質的に捉えるために必要とされる「概念化能力」とも呼ばれる技能です。コンセプチュアルスキルを身につけることで、現状を深く分析したり、知識や情報をもとに仮説を立てたりなど、ビジネスで求められる課題解決ができるようになります。
3.ヒューマンスキル
ヒューマンスキルは、さまざまな立場の人との良好な人間関係を構築するのに役立つ、対人に関する技能です。例えば同僚・上司・部下など社内の仲間との連携を強める、顧客からの信頼を得るなどに大きく影響します。
厚生労働省で使われているビジネススキルの分類
厚生労働省では、各業種・職種における「職業能力評価基準」を設定しており、仕事をこなすために必要な「知識」と「技術」と「ポータブルスキル(職務遂行能力)」を分けて整理しています。そして、「ポータブルスキル」を高めることが、キャリアチェンジやキャリア形成において大切だと紹介しています。
なお、ポータブルスキルとは、職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキルのことです。カッツ理論のコンセプチュアルスキルと、ヒューマンスキルをまとめたような内容で、「仕事のし方」と「人との関わり方」によって構成されるスキルです。
出典:厚生労働省のホーページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23112.html)
リクルートマネジメントソリューションズによるビジネススキルの分類
人材育成と組織開発を提供するリクルートマネジメントソリューションズでは、カッツ理論のヒューマンスキルとコンセプチュアルスキルを、よりイメージしやすいように細分化し、全部で5つの種類に分類しています。
1.テクニカルスキル
カッツ理論と同じような考え方で、業務を遂行するために必要なスキルのことです。
2.考えるスキル
考えるスキルとは、課題や問題などに対してどう取り組んでどう解決するか戦略を立てたり思考したりするスキルのことです。
3.実行するスキル
実行するスキルとは、課題や問題などに対して、実際に対応・行動する時に必要になるスキルのことです。
4.人を動かすスキル
人を動かすスキルとは、周りの人と効果的に意思疎通するスキルのことです。対人スキルとも言えるでしょう。
5.自己をコントロールするスキル
自己をコントロールするスキルとは、セルフマネジメントのスキルを指します。ここ数年注目が集まっているスキルの種類の一つでしょう。
ビジネススキル一覧表(特徴・具体例)
ここでは、リクルートマネジメントソリューションズによる分類法に従って、ビジネススキルを一覧で紹介します。
※各スキル名をクリックすると、記事内で詳しく紹介している場所に移動できます。
考えるスキル一覧
課題や問題などに対してどう取り組んでどう解決するか戦略を立てたり思考したりする「考えるスキル」には以下のようなものがあります。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキングとは、物事を結論と根拠に分けて整理と理解をするスキルです。「論理的思考法」と呼ばれることもあります。
ロジカルシンキングができると、聞き手にわかりやすく物事を伝えられたり、問題解決に役立ったりするため、様々なビジネススキルの向上を支えるスキルとしても注目されています。
なお、ロジカルシンキングを応用したスキルに、伝えるべき内容を整理し、その内容を資料に落とし込んでわかりやすく伝える「ロジカルプレゼンテーション」と、論理構成を意識した文章を作成する「ロジカルライティング」があります。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 相手にわかりやすい提案やプレゼンができるようになる
- 情報を整理する力や問題を解決する力が上がる
クリティカルシンキング
クリティカルシンキングは、物事に対して疑いの目を持って考えることで、本質を見極める思考スキルです。現状の問題は本当に問題なのか、本質的な課題は何か、それに対する仮説・回答は何かといったことなどを網羅的に、かつ深く考え抜きます。批判的思考とも呼ばれ、分析、推論、伝達といったクリティカルシンキング・スキルは円滑なビジネスコミュニケーションにおいても重要とされています。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 数値データから的確な判断ができる
- 矛盾点を発見しリスクを回避できる
- 過去の経験や事例にとらわれず新しいアイデアを発見できるようになる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000040/)
ラテラルシンキング
ラテラルシンキングとは、既成の概念にとらわれず、さまざまな視点からラテラル(水平)に考える思考スキルのことです。合理的かつ論理的に1つの結論を導き出すロジカルシンキングとは異なり、答えが1つとは限らないところが特徴と言えるでしょう。新しいアイデアを生み出すことに長けた思考法で、水平思考とも呼ばれます。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 固定観念や既成概念にとらわれずしいアイデアを発見できるようになる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000192/)
戦略思考(戦略分析・策定スキル)
戦略を分析したり策定したりする戦略思考は「自社はどのような外部環境変化の影響を受けるのか」、「外部環境変化や自社の内部資源を踏まえて、どのように競争環境を勝ち抜くのか」、「どのような事業ポートフォリオを目指すのか」を決めたり、分析したりするスキルのことです。戦略思考を活用することで、自社や事業が生き残るために、限られた経営資源を生かし、何をやり、何をやらないのかを考えることができるようになるでしょう
<習得するメリット・活用イメージ>
- 自社や事業にどのような変化が必要かについて筋道だった意見を持つことができる
- フレームワークを活用して「内外環境分析」や「戦略策定」を行うことができる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/service/service_detail/org_key/T002/)
マーケティング思考
マーケティング思考とは、顧客が求める商品・サービスをつくり、届け、使い続けてもらう活動を行うために必要なスキルです。なお、マーケティング思考は、マーケティング部門や開発部門のみに求められるものではなく、営業部門や管理部門などあらゆる部門で求められる思考です。
マーケティング思考をつけることで、顧客と顧客価値を明確にしたり、競争相手との差別化ポイントを見つけたりできるようになるでしょう。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 顧客視点を持つことができる
- 顧客価値を起点にして自らの仕事やサービスを見直すことができる
- 職場で新たな価値を生み出すことができる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000140/)
(https://www.recruit-ms.co.jp/service/service_detail/org_key/T005/)
問題解決思考(課題解決思考)
問題解決思考(課題解決思考)とは、問題を特定し、原因を究明し、対策を立案するスキルのことで、新入社員から経営者までありとあらゆるビジネスパーソンが担う業務に必要となる思考スキルです。
問題解決は、ビジネスパーソンが仕事を円滑に進めていく上で必要な「仕事の手順」ともいえるため、問題解決思考を磨くことで、仕事の質やスピードがあがり、あなた自身の業務効率の向上が期待できるでしょう。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 上司からの指示以上の仕事にも対応できるようになる
- 問題の所在や原因を踏まえて、効果的な打ち手を考えられる
- 仕事の効率化を図れる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/service/service_detail/org_key/T119/)
情報編集力
情報編集力とは、情報を自在に扱い、発想力を高めるスキルのことです。 必要な情報を集めて、関係づけ、構造化して企画や構成に生かし、表現を最適化して演出する力とも言えるでしょう。情報編集力を鍛えることで、既存の枠に捉われない企画やアイデアを生み出せるようになります。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 視野が狭くなったり、発想が乏しくなったりしている状況を脱することができる
- これまでの分析的思考や既存の枠組みに捉われず、柔軟な発想で企画立案できる
- さまざまな物事や視点から情報をつかむことができる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/service/service_detail/org_key/T137/)
ビジネス数字力(ビジネス数学力)
ビジネス数字力(ビジネス数学力)は、数値のデータを見て必要な情報を大まかに読み取り、わかりやすく表現する力のことです。論理的思考力のベースにもなり、現状の状況をつかむ把握力、データから情報を導く分析力、未来をシュミレーションする予測力、最適な意思決定を行う選択力、相手に的確に伝える表現力で構成されます。
ビジネス数字力を強化することで、数字の使い方や統計の見方が身につき、問題解決を進めやすくなるでしょう。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 短時間でデータを正しく読み取り、わかりやすく表現できる
- 正しくデータを読み取って、ビジネスシーンで適切な意思決定をできる
- 基本的な統計の読み方を身につけ、適切に情報を伝えることができる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/service/service_detail/org_key/T129/)
ビジネス文書作成スキル
ビジネス文章作成スキルとは、上司への報告書やメールなどのビジネス文章を書くときに、読み手に負担をかけずに、必要な情報を分かりやすく正確に伝える力のことです。日本語の文法、熟語、慣用句、ビジネス特有の言い回し、敬語の使い方などを正しく活用する力とも言えるでしょう。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 報告書やメールなどのビジネス文章を書くのにかかる時間を短縮できる
- 論理的で、明確に伝わるビジネス文章を作成できる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/service/service_detail/org_key/T079/)
実行するスキル一覧
課題や問題などに対して、実際に対応・行動する時に必要になる「実行するスキル」には以下のようなものがあります。
やり抜く力(グリット)
やり抜く力とは、自分の目標に向かって粘り強く取り組む力のことです。非認知能力の「グリット」としても注目されています。なお、やり抜く力は、なんでも一人で解決しようとする力のことではありません。自分ひとりで仕事をすることに固執せず、周囲と協力しながら目標達成を目指すことも重要です。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 困難な状況でも目標達成ができる
- 粘り強く情熱をもって仕事に取り組むことができる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/issue/interview/0000000566/)
段取り力
段取り力とは、ゴールを明確にして計画を立て、実行し、振り返りをする仕事の進め方に基づいて、仕事を確実に正確に進めるスキルのことです。段取り力を向上させることによって、期限や納期を守って仕事を進めることができるようになります。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 「やること」だけを追わず、目的を考えて仕事を進められるようになる
- 報連相や、タイムマネジメントに意識を払いながら、計画的に仕事を進められる
プロジェクトマネジメントスキル
プロジェクトマネジメントとは、定められた期間内に目的達成を目指す取り組み(プロジェクト)を成功に導くための管理手法のことです。柔らかく言うと、複数の人と一緒に進める仕事の段取り力とも言えるでしょう。マネジメントする対象としては、プロジェクトに参加する人員やスケジュール、コスト、品質などが挙げられます。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 関係者を巻き込みながらプロジェクトを効果的に計画、遂行、コントロールできる
- 完成までの道筋を具体的にデザインできる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000296/)
タイムマネジメントスキル
タイムマネジメントとは時間管理の意味ですが、ビジネスにおいては平等に与えられた「時間」のなかで「出来事(業務や作業)」をうまく管理して、生産性を上げるといった意味もあります。
仕事の絶対数を減らす、作業するタイミングや方法をまとめる、仕事の順番を変える、マニュアライズやビジュアライズなどによって仕事を仕組み化して簡単にする力とも言えるでしょう。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 業務効率が上がる
- 仕事に追われる感覚がなくなりストレス軽減につながる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000205/)
人を動かすスキル一覧
周りの人と効果的に意思疎通するために必要な「人を動かすスキル」には以下のようなものがあります。
ビジネスマナー
ビジネスマナーとは、ビジネスシーンで求められる作法や立ち居振る舞いのことです。マナーを守ることで、相手に好印象を与えることができます。そのため、仕事を進める上でのやり取りがスムーズになるでしょう。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 相手に信頼感や安心感を与え、好印象を持ってもらいやすくなる
- 仕事を円滑に進められるようになる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000320/)
ビジネスコミュニケーションスキル
ビジネスコミュニケーションスキルとは、相手の立場に立って傾聴し、自分の役割を意識して相手と理解し合うための質問を行い、目的を意識して伝えることで相手の納得と信頼を得る対話スキルのことです。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 相手と信頼関係をすばやく築くことができる
- 独りよがりではなく、説得力のある発言ができる
- 相手の意図をつかんだ対応ができる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/service/service_detail/org_key/T050/)
アサーティブ・コミュニケーションスキル
アサーティブ・コミュニケーションスキルとは、相手を尊重しながら自分の意見や要望を気持ちも含めて伝えるスキルのことです。このスキルを活用することで心理的に伝えづらいことについても、相手を不愉快にさせず、自分もストレスを感じずに意見交換することができます。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 立場や役割、考え方の違う人とも良好な関係を築くことができる
- 働きやすい職場環境の形成につながる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000202/)
コーチング
コーチングとは、相手の意欲や能力を最大限に引き出すことで、目標達成や成長を促すコミュニケーション手法です。相手の可能性を信じるなどのスタンスに加えて、相手に自分で考えることを促し、答えを「引き出す」ことで人材育成をする力のことです。相手を深く理解するための傾聴スキル、相手の思考や認識を深めるための質問スキル、相手の自己信頼を高めるための認知・承認といったスキルが必要になります。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 相手の個性や可能性を引き出すことができる
- 相手のやる気を引き出すことができる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000036/)
(https://school.recruit-ms.co.jp/course/detail/s00118/)
ファシリテーションスキル
ファシリテーションスキルとは、立場の異なるメンバー全員の相互理解を助け、各自が建設的に議論できるようサポートしていくスキルのこと。会議やミーティングで出すべき「結論」にたどり着けるようガイドし、議論の生産性をアップさせたり、組織内の日常のコミュニケーションで発言しやすい雰囲気を作ったりすることに役立ちます。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 意見を出しやすい雰囲気をつくれる
- 議題のゴールにたどり着けるようサポートできる
- 会議などを円滑に進め、時間をコントロールできる
- 合意を取り、今後の行動に対する認識を一致させることができる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000190/)
交渉力
交渉力とは、話し合いによって合意形成をする力のこと。ビジネスにおいては、駆け引きにより相手をうまく丸め込むのではなく、お互いのメリットや利益を実現してWIN-WINの関係を構築することが求められます。相手と自分がともに満足できる着地点を見出す力とも言えるでしょう。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 継続的により良い関係を構築できる
- お互いのメリットや利益を実現することができる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/service/service_detail/org_key/T051/)
異文化・多様性受容力
異文化・多様性受容力とは、グローバルビジネスで起こりうるコミュニケーション摩擦を解消するために役立つ力で、価値観やものの見方の違いを分析し、理解を深め、そのギャップを埋めるのに役立ちます。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 考え方、価値観が異なる人とも円滑なコミュニケーションができる
- 外国人とのコミュニケーションで文化の違いなどによりギャップとなりやすいポイントを把握、解消できる
- 日本人や、自分のコミュニケーションの特徴を把握できる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/service/service_detail/org_key/T093/)
自己をコントロールするスキル一覧
「自己をコントロールするスキル」には以下のようなものがあります。
セルフリーダーシップ
セルフリーダーシップとは、自分自身を率いるスキルのこと。これにより、自分自身で目標を定めて物事の優先順位を考えることができるようになります。自らのキャリアアップについての目標と目標到達までの道筋を考え、日々の業務や勉強を通じて研鑽を積むことにもつながります。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 主体的に仕事を進めることができる
- モチベーションの向上や自己成長につながる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000195)
メンタルヘルスケア(セルフケア)スキル
メンタルヘルスケア(セルフケア)スキルとは、心身を健やかに維持できるように工夫する力のことです。例えば、自分自身でストレスを軽減できるようにしたり、十分な休息を取って体調をコントロールしたりするなどの自己管理する力とも言えるでしょう。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 安定したパフォーマンスを出しやすくなる
- 良好な人間関係を構築しやすくなる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000198)
アンガーマネジメントスキル
アンガーマネジメントスキルとは、怒りや苛立ちの感情をコントールし、心理的な衝動を抑えるスキルのこと。アンガーマネジメントによって、感情を適切にコントロールし、怒りを後悔しないこと、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らないようにすることができると言われています。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 周囲に感情をぶつける行為を防ぐことができる
- 円滑な人間関係につながりやすくなる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000183/)
(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000198/)
マインドフルネス
マインドフルネスとは、日々の心配事や不安な気持ち、仕事や他人からの評価など、つい頭に浮かんでしまうことを鎮め、「今」だけに集中できるような精神状態を意識的につくっていくスキルのこと。今の瞬間だけに目を向けることで、不安やストレスから解放され内省して自らの感情をコントロールできる効果が見込めると言われています。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 集中力を高めた状態で仕事に向き合える
- 自分の言動や感情をコントロールできる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000191/)
(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000198/)
レジリエンス
レジリエンスとは、逆境やプレッシャーなどに柔軟に対応し、大きなストレスがかかったとしてもすぐに立ち直るスキルのこと。レジリエンスを高めることで、苦手な仕事や、新しい課題、多様な人との協働など、初めはストレスに感じやすいことも、ビジネスパーソンとしての成長につなげていくことができます。
<習得するメリット・活用イメージ>
- 困難な状況を乗り越えて、新たな気づきや自信を生みやすくなる
- 予想外の事態にも柔軟に対応しやすくなる
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000203/)
(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000198/)
テクニカルスキル一覧
業務を遂行するために必要なテクニカルスキルは、業界・職種・所属する企業によっても大きく異なります。そのため、一つ一つのスキルの詳細な紹介は割愛しますが、以下のようなものが例として挙げられるでしょう。
幅広いビジネスシーンで活用できる汎用型スキルの例
- PC処理スキル
- 情報収集スキル
- 生成AI活用スキル
- 資料作成スキルなど
各業界・職種に限って求められる専門型スキルや高度な特化型スキルの例
- 士業などに必要な国家資格
- システム開発スキル
- 設計スキル
- 経理スキル など
ビジネススキルの身につけ方・磨き方
ビジネススキルの身につけ方、磨き方として、以下の4つの習得方法をメリット・デメリットで解説します。
1.先輩や上司の仕事の進め方を参考にする
先輩や上司など職場で活躍している人の仕事の進め方を参考にすると、その業界や職種で必要とされるビジネススキルを、職場で好まれるやり方に合わせて身につけることができます。「資料作成はAさんから、商談の進め方はBさんから教えてもらう」などと、スキルごとに優れている人を探して相談していくのがおすすめです。
ただし、教えてくれた人にしかできないような特殊なやり方になっているケースもあります。教えてもらった内容が自分に合っているかどうか見極めながら身につけていきましょう。
2.研修やセミナーに参加する
研修やセミナーは、専門家から要点を教えてもらいながら学んだことをアウトプットして確認し、フィードバックを受けてまた学びを深めることで、PDCAを回す経験がしやすいのが特徴です。無料で参加できるものや、社外のビジネスパーソンと接する機会にもなる対面講座、場所を問わずに参加できるオンライン研修、自由な時間に受講できるビデオセミナーなど、さまざまなプログラムがあるので、興味があるビジネススキルのテーマで調べてみると良いでしょう。
場合によっては高額な費用がかかるケースや、座学が中心でアウトプットしづらいケースもあるので、事前に何にどのくらいかかるのかを確認してから申し込みましょう。
3.資格を取得する
例えば国家資格や民間検定などの取得を目指して、集中的に勉強をすることでスキルアップを図る方法もあります。特に業務を遂行するために必要なテクニカルスキルは、関連する技能検定も多いため、自分の業界や職種に活かせる資格がないか調べてみるのも良いでしょう。
資格を取得するとある一定以上のスキルの習熟度を証明できるため、将来的な転職活動の際に役立つケースもあります。
ただし、資格の種類によっては年に数回しか試験がないケースもあり、タイミングによっては取得までの時間がかかることを念頭においておきましょう。
4.ビジネススキル習得のノウハウ本を読む・ノウハウ動画を見る
特定分野に詳しい専門家によるビジネスキル習得のノウハウ本も多数出版されています。これらの書籍を読みながらスキル習得を目指すのも一つの方法でしょう。
本で勉強するメリットは、いつでも必要なときに読み直すことができ、自分の好きなタイミングで再学習しやすい点です。迷ったときや困ったときの助けとなります。
一方で、要点を自分でつかむ必要があるため、スキル習得まで時間がかかりやすいのがデメリットとなります。
また昨今ではビジネススキルの種類や習得方法を簡単に説明した無料動画も多く流布されています。無料動画は手軽に、気になったときにすぐ見ることができるというメリットがあります。
一方で何の監修も受けずに流布されているため、内容の真偽に注意する必要性は書籍や研修などに比べて高いということがデメリットとなります。
習得すべきスキルの選び方
習得すると良いビジネススキルは「年齢やキャリア」「時代背景」「自分の価値観や環境」によっても変わります。
新社会人として入社してから、ベテラン層や管理職になるまでの各ステップで、特に重要なスキルを優先して身につけたい場合は、「年齢やキャリア」を意識してみると良いでしょう。
また、市場価値を高めたい人や、先の見えない不安定な時代に備えたい人は「時代背景」を意識して選ぶのがおすすめです。
個別にパーソナライズして今の自分に必要なスキルを知りたい人は「自分の価値観や環境」に意識を向けてみましょう。
<この記事の中で紹介しているスキルの選び方3選>
【年齢・キャリアで選ぶ】成長に応じて身につけたいビジネススキル例
ここでは、年齢やキャリアに応じて身につけたいビジネススキルの一例を、「具体的なスキル名」と「スキルアップのために意識したい行動例」で紹介します。
なお、同じ年齢やキャリアでも、企業によって求められる役割には差が生じます。そのため、自社でのキャリアアップに必要なスキルを知りたい場合は、上司に確認することをおすすめします。
- 20代前半(新入社員など)で身につけたいスキル例
- 20代後半(若手社員など)で身につけたいスキル例
- 30代(中堅社員など)で身につけたいスキル例
- 40代(ベテラン社員・管理職な ど)で身につけたいスキル例
- 年齢やキャリアを問わずに身につけたいスキル例
20代前半(新入社員など)で身につけたいスキル例
新入社員など20代前半は、自分ひとりで仕事を最初から最後まで進めることが難しく、上司や先輩に相談しながら進めるケースも多いでしょう。そういったときに、特に必要となり役立つスキルは以下の通りです。
<新入社員など20代前半に必要なビジネススキル>
考えるスキル | ロジカルシンキング「基礎」 ・事実と解釈を分けて整理する ・適切な報告、連絡、相談ができるようになる |
実行するスキル | 段取り力 ・期限や納期を守る |
人を動かすスキル | ビジネスマナー ・相手に不快感を与えないよう心掛けて敬意を払う |
自己をコントロールするスキル | セルフマネジメント「公私を区別する力」 ・言っていいこと、悪いことをきちんと理解する ・SNSに仕事の詳細を載せないなど守秘義務を守る |
ほかにも、新入社員としてスキルアップするために以下を意識して行動してみましょう。
- 自分から周囲にフィードバックを求め、取り込み学ぶ
- 自分の言動が相手にどう伝わるか意識する
- 顧客への提供価値を考える
- 事実や意図を確認する
- 必要なことを考え自ら教えを乞う
- 相手の期待を考えて行動する
20代後半(若手社員など)で身につけたいスキル例
20代後半になると、新人を卒業して若手社員としてひとり立ちすることになります。指示通りに動く仕事だけではなく、自分で考える仕事の割合も増えてくるでしょう。そういったときに、特に必要となり役立つスキルは以下の通りです。
<若手社員など20代後半に必要なビジネススキル>
考えるスキル | 問題解決思考力「基礎」 ・設定された課題に対して取り組む |
実行するスキル | (周囲の助けを借りながら)やり抜く力 ・一人でやることに固執しない |
人を動かすスキル | ロジカルコミュニケーション ・PREP法などを用いてわかりやすく伝える |
自己をコントロールするスキル | セルフマネジメント「振り返って次に生かすスキル」 ・自らフィードバックを求めて自分を改善し続ける |
ほかにも、若手社員としてスキルアップするために以下を意識して行動してみましょう。
- うまくいかないことも諦めず、解決策を考えて最後まで取り組む
- 根拠に基づく意見をもつ
- 振り返りを通じて、自分の行動特徴や力量を把握する
- 課題や問題を感じたら行動する
- できることを探す
- 対人関係を広げる
30代(中堅社員など)で身につけたいスキル例
30代になると、中堅社員として扱われるケースも多くなり、さまざまな関係者と協働しながら仕事を進める機会も増えるでしょう。現職での役割や期待が増える一方で、転職を考え始める人も多くなり、隣の芝生が青く見えだす時期でもあります。そういったときに、特に必要となり役立つスキルは以下の通りです。
<中堅社員など30代に必要なビジネススキル>
考えるスキル | 問題解決思考力「発展」 ・自ら問題を見つけ、周囲を巻き込んで解決する ・組織や顧客、製品、サービスの課題を発見する |
実行するスキル | プロジェクトマネジメントスキル ・上司や後輩、他部署などとの仕事を円滑に進める ・関係者を巻き込み計画を立て、遂行する |
人を動かすスキル | アサーティブコミュニケーション ・後輩への注意や上司への提言をできるようになる ・伝えづらいことでも率直に誠実に伝える |
自己をコントロールするスキル | セルフマネジメント「自己を客観的に見つめる力」 ・自分の強みや弱みを認識する ・仕事に関する満足や不満の要因を認識する ・現職のキャリアで得られることを冷静に判断する ・転職するとどうなるかを冷静に考える |
ほかにも、中堅社員としてスキルアップするために以下を意識して行動してみましょう。
- 自ら働きかけ協力を引き出せる関係性を築く
- 担当業務に対する自負を持つ
- 担当業務の達成状況や、そこに至るプロセスを自ら描く
- 後輩の状況に気を配り関わろうとする
- 難しい業務判断も自分で考える
- ひとりで抱え込まない
- 関係者やチームワークにも気を配る
40代(ベテラン社員・管理職など)で身につけたいスキル例
40代になると、ベテラン社員として扱われたり、管理職になったりするケースも多いでしょう。何かを判断する機会、部下の指導をする機会、上層部と部下とつなぐ機会が増える時期でもあります。そういったときに、特に必要となり役立つスキルは以下の通りです。
<中堅社員など30代後半に必要なビジネススキル>
考えるスキル | 戦略立案スキル ・自分で戦略を立てる ・上層部が立てた戦略を理解して部下に伝える |
実行するスキル | 判断と意思決定スキル ・自分の中での軸を持って判断する ・判断基準を明確にして周囲に伝える |
人を動かすスキル | ファシリテーションスキル ・日常の中で部下が発言しやすい雰囲気をつくる ・組織としての心理的安全性をつくる |
自己をコントロールするスキル | セルフマネジメント「プレイヤー業務とマネジメント業務のバランスをとる」 ・部下の仕事に手を出しすぎない ・自分がやった方が早い仕事も我慢して部下に任せる ・管理職しかできない仕事に集中する ・部下に育つ機会を与える |
ほかにも、ベテラン社員や管理職としてスキルアップするために以下を意識して行動してみましょう。
- 自ら働きかけ協力を引き出せる関係性を築く
- 担当業務に対する自負を持つ
- 担当業務の達成状況や、そこに至るプロセスを自ら描く
- 後輩の状況に気を配り関わろうとする
- 難しい業務判断も自分で考える
- ひとりで抱え込まない
- 関係者やチームワークにも気を配る
年齢やキャリアを問わずに身につけたいスキル例
最後に、年齢やキャリアを問わずに身につけておくと良いスキルを紹介します。
これらの力は仕事を進める上での基盤となるスキルとも言えるでしょう。
人を動かすスキル | ファシリテーションスキル 交渉力 |
自己をコントロールするスキル | メンタルヘルスケア |
【人気ランキングで選ぶ】今身につけたいビジネススキルトップ10
必要とされるビジネススキルは、時代によっても変化するでしょう。ここでは、現代のビジネスパーソンが注目しているビジネススキルの例を紹介します。
法人向けの公開型社員研修・社員教育サービス「リクルートマネジメントスクール」の各研修への申込人数を比較したところ、3時間で受講できるビジネススキルコースの人気ランキングは、以下のようになりました。
上位にランクインしているコースの傾向から、「仕事を効率的に進めるスキル」や「思考力に関するスキル」の需要が高いことがわかります。
<ビジネススキルコースの人気ランキング>
1位 | Excel(エクセル)徹底活用術<1>基本編 |
2位 | Excel(エクセル)徹底活用術<2>応用編 |
3位 | 任せる技術 |
4位 | クリティカルシンキング入門 |
5位 | わかりやすく説明する技術 |
6位 | 使える!ロジカルシンキング |
7位 | アンガーマネジメント |
8位 | コーチング・コミュニケーションの基本 |
9位 | 戦略的思考を強化する |
10位 | ファシリテーションの基本 |
出典元:リクルートマネジメントソリューションズ 公開研修サービス リクルートマネジメントスクール
調査データ:ビジネススキル3時間コースの申込人数
集計期間:2024年4月1日~2025年3月10日
【環境・価値観で選ぶ】今の自分に必要なビジネススキルの見つけ方
「今の自分」に必要なビジネススキルを見つけたいと考えている人は、自分の価値観や環境に注目してみましょう。具体的には、以下の3つのような方法で、価値観や環境に応じたスキルを見つけ出すことができるでしょう。
1.先輩や上司からフィードバックをもらう
先輩や上司に、今の自分に必要なビジネススキルをフィードバックしてもらいましょう。
より効果的なアドバイスをもらうコツは、あなたのことをよく知り、組織の方向性も熟知している人を相談相手に選ぶことです。普段の仕事を進める様子と所属企業で期待されている役割をもとに、伸ばすポイント、克服すべきポイント、現職で活躍するために必要なビジネススキルなどを具体的に教えてくれるはずです。
相談するときに、将来やってみたい仕事や、なりたい姿などの目標を共有すると、キャリアアップにも近づけるでしょう。将来像が明確になっていない場合は、「この会社で活躍するためには、どんなスキルを身につければいいですか?」と相談するのがお勧めです。
2.キャリアアドバイザーに相談する
転職エージェントなどのキャリアアドバイザーに、身につけると良いビジネススキルを相談する方法もあります。転職エージェントでは、転職活動に興味がある人に対して面談などを行い、キャリアのアドバイスをしてくれるケースもあります。
あなたのこれまでの経歴や仕事経験をもとに、同年代のほかの求職者や、同じような経歴を持つ人と比較しながら、身につけると良いビジネススキルを教えてくれるでしょう。
例えば、「管理職として転職するためには、どのようなビジネススキルが必要ですか?」などと、相談するのも良いでしょう。転職市場で求められるスキルと、自分が持っているスキルとのギャップを確認することができるかもしれません。
3.適職診断やグッドポイント診断などのツールを活用する
まずは自分ひとりで、比較的簡単な手法で必要なビジネススキルを知りたい、という場合は、自己分析診断ツールを使ってみると良いでしょう。自分の強みや、仕事選びで大切に価値観、性格などがわかるので、強みをさらに強化したり、苦手を克服したりするきっかけが見つかるかもしれません。
例えば、リクナビNEXTでは、以下の2つの無料自己分析診断ツールを提供しています。
仕事選びの価値観と自分に合う仕事が知れる「適職診断」とは
「仕事選びの価値観」と「隠れた性格」がわかる「適職診断」は、リクルートが開発した、短時間でできる社会人向けの自己分析診断ツールです。
<適職診断の特徴>
- わずか3分で診断完了
- 仕事選びに影響する性格を分析できる
- 仕事の価値観に合った求人を探すためのお勧めキーワードを紹介
- 仕事選びのお勧めキーワードに合致する求人を「リクナビNEXT」で確認、応募できる
自分の価値観に合いそうな転職先を探したい人にもお勧めの自己分析診断ツールです。
転職活動中の人や、今の職場に違和感があるけれど自分に合った仕事の探し方がわからずに困っている人は、ぜひ試してみてください。
自分の強みと仕事への活かし方がわかる「グッドポイント診断」とは
自分の隠れた強みや才能に気がつける、社会人向けの自己分析診断ツール「グッドポイント診断」は、リクルートがこれまで培ってきたキャリア開発のノウハウを活かして開発しました。
<グッドポイント診断の特徴>
- 診断結果は8568通り
- 志向を分析する質問を通じて、18種類の強みのうち5つを診断
- 診断された強みがどのような仕事の成果をもたらすかを解説
自分の良いところに目を向けるきっかけにもなるので、自己肯定感を上げたい人にもお勧めの自己分析診断ツールです。「自分には長所も強みがない」と捉えがちな人、自分に自信を持ちきれずにいる人は、ぜひ試してみてください。
人生100年時代・VUCA時代にビジネススキルを磨いて市場価値を高める重要性
最後に、ビジネススキルを高めることがなぜ重要なのかを、人生100年時代・VUCA時代と言われる現代の状況と、市場価値の観点からお伝えします。
厚生労働省が発表した「人生100年時代構想会議中間報告」によると、ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、国としても、労働者が何歳になっても必要な能力・スキルを身につけていくリカレント教育機会の拡充に取り組んでいます。
さらに、現代は、生成AIやDX活用などテクノロジーの進化や社会情勢の変化が激しく、ビジネスにおいても将来の予測が困難なVUCA時代と言われています。時代にとりのこされずに過ごしていくためにも、ビジネススキルを磨いておいて損はないはずです。
スキルを磨くことは、時代の変化に対応しやすくなったり、将来の選択肢を増やしたりすることにも繋がっていくでしょう。
出典:厚生労働省のホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000207430.html)
出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000210/)