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職業で出る恋愛パターンの個性

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人材コンサルティング会社・株式会社ジョヤンテ代表の川崎貴子です。

人材業に携わって23年。仕事柄、さまざまな職業の人に会ってまいりました。そんな中で、職業とその人のキャラクターはとても関係が深いものだと思うことがあります。

経理の人は経理っぽいですし、販売や営業のプロは「何か売りつけられるんじゃないか」と心配になるほど、人懐っこいキャラと流ちょうな会話力を持っています。そもそも、その職業を選んだ時点で本人に憧れの感情や優位な資質があるのでしょう。また、配属されたケースでも、他者から多少なりとも適性を判断されてのことだと思います。

とはいえ、それはオン〈ON〉の姿。

究極のオフ〈OFF〉である「恋愛シチュエーション」においては、「職業人での私ではなく“個人の私”を見てほしい!」というソウルフルな叫びをする女性をたくさん見てきました。

“個人の私”を見てほしいのに、職業から受けるイメージが先行する

例えば、私の友人の医者は「合コンに行くと必ず体調の相談をされる」と嘆いていましたし、恋愛相談に来た営業女性は「デートでもいつも仕切りを任されてしまう」と常にぼやいておりました。他にも、CAや看護師や保育士など「優しい奥さん、しっかり者のお母さんになりそう♪」と、男子の夢を過分に膨らませてしまいがちな職業の人たちは、さらに大変だろうなぁとお察し申し上げます。「仕事だからやってるんだよ!」と、叫びたくなるときもある……そのお気持ち、よーく分かりますとも!

また、先日こんなこともありました。独身の女性経営者たちとおしゃべりしていたときに、そのうちの一人が「ルノアールで、男性にコーヒーをごちそうになって、ときめいた」と、言い出したのです。すると、もう一人の女性経営者までもが、「あ、分かる! 分かる! その気持ち。コーヒーの一杯でもおごってもらえると、女性扱いされた気がして、ときめくよね」と、言うではありませんか……。

確かに、女性経営者は「何だか偉そう」「接待やパーティーで高くて美味しいものをごちそうになっていそう」という印象を持たれがちです。すると、そんな女におごろうなんて豪気な独身男性はなかなかおらず、経営者の仲間同士でも割り勘が当然で、女性が来るパーティーでも私たちは自然と男性料金を徴収されます。社員やお客様と飲みに行っても、支払いは社長である私たちがほとんど。ある意味、独身男性の「ここは僕におごらせてください」を、一番聞くことのできない職業といえるかもしれません。結果、ルノアールのコーヒー一杯でも「今もしかして私、女性扱いされた!?」と、ときめいてしまうのです。

「男性には絶対おごられたい」ということじゃないのです。我々はどんだけ女性扱いに飢えているのであろうか……という事実がむき出しになってしまったお話なのであります。

恋愛が始まるとつい出てしまう職業別の恋愛パターン

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さて、このように……って、どのように? という感じではありますが、「職業によるイメージ先行の恋愛はしたくない」という女性たちは圧倒的に多いものです。ところが、いざ恋愛が始まってしまうと、どうでしょう。

気を抜いた際や咄嗟の判断が必要なとき、我々は「個人の私を見て!」と大声で主張していたにも関わらず、日頃の仕事の癖や職業病を丸出しにしてしまう傾向があります。そして、その行いが対象男性たちをびびらせ、興ざめさせている模様です。

以下、男性たちから寄せられた、過去に付き合った彼女の職業別の奇行を羅列させていただきますね。

  1. メールの漢字間違いや「てにをは」を添削される(彼女は小学校の先生)
  2. キャリアビジョンを細かくヒヤリングされる(人事)
  3. 「結論ファーストで話して」と言われる(外資系OL)
  4. ファッションや髪型のダメ出しをされる(女性誌編集)
  5. 愚痴を聞いてほしいだけなのに全て問題解決してくる(コンサルタント)
  6. ファストフードや菓子をはじめ、ジャンクな食べ物を禁止される(栄養士)
  7. 待ち合わせの時間10分前に必ず到着していて、10分前行動を要求される(営業)
  8. 行動や言動を全て分析され、病名を告知される(精神科医)
  9. 喧嘩をするとすぐに裁判に持ち込もうとする(ジャーナリスト)
  10. 化粧が上手すぎて、すっぴんとの落差が激しい(美容部員)
  11. 「幼稚園児も成人男性も同じだ」と思っている節を言動の端々に感じる(保育士)


こうやって並べてみると、恋愛相手にやらなくていいものばかりです。しかし、彼女たちのある種“プロ魂”が、無意識にそうさせたのであろうと思うと目頭が熱くもなります。

かくいう私も「僕はキミの会社の社員じゃない!」と、かつて夫にキレられたこと3回。昔付き合っていた人との別れ際には、「キミは普段隠してくれてたけれど、気を抜くと権力的だから気を付けた方がいいよ」というキラキラした捨て台詞を頂戴した記憶もございます。

職業で培ったスキルは、やがて恋愛でも役に立つ

わざわざ違うキャラを演じる必要はないけれど、恋愛真っ只中のお相手に、わざわざ氷いっぱいの冷水を浴びさせる必要もない。

我々が逆の立場だとしても、「取り調べ口調の警察官の彼」とか、「『すみません』が口癖のクレーム対応の彼」など、やっぱりなんか、そこはかとなく恋が消えそうな感じがいたします。

二人の関係が長期化すれば、職業で培ったスキルは、いざというときに絶対に役に立ちます。そのときは、彼もポジティブな意味で「プロフェッショナルな彼女」をパートナーとして心強く思うことでしょう。

長く付き合っていくと「オンの姿」が出ることもあるでしょうが、それまでは是非とも「オフの恋愛」を思う存分楽しんでいただきたいものです。

著者:川崎貴子

川崎貴子

1972年生まれ。埼玉県出身。1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を展開。女性誌での執筆活動や講演多数。著書に「結婚したい女子のためのハンティング・レッスン」「私たちが仕事を辞めてはいけない57の理由」「愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。」「上司の頭はまる見え。」がある。2014年より株式会社ninoya取締役を兼任し、ブログ「酒と泪と女と女」を執筆。婚活結社「魔女のサバト」主宰。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は1万人以上。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。10歳と3歳の娘を持つワーキングマザーでもある。 Facebookはこちら