株初心者必見の基礎知識!今さら聞けない信用取引とは

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http://www.ashinari.com/2008/12/10-010993.php

「信用取引」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。

株式投資を始めたばかりの人は、現物取引といわれる現物の株の売買を行うのが一般的です。株取引には、株式取引の知識のある人に向けた信用取引というものもあります。レバレッジを効かせ、ハイリスク・ハイリターンといわれる信用取引についてご説明していきます。

・信用取引とは

信用取引とは証券会社に現金や株式を担保として預けることで、資金や株を借りて行う取引のことです。委託保証率は法律で30%以上と定められており、証券会社によって設定されています。委託保証率が30%の場合には、30万円を担保とすることで100万円の取引ができます。

また現物取引では株価の下落局面で株を買い、上昇局面で売ることで利益を出すため、株式相場が下降しているときには、利益が出しづらくなります。これに対して、信用取引では証券会社から株式を借りて売る、信用売りからも取引を始められます。さらに下降したタイミングで株を買って返すことでも利益が出せます。

つまり信用取引を行うことで、元手となる資金以上の取引ができ、下降トレンドのときも株取引による利益を得やすいことがメリットに挙げられます。

信用取引を始めるには、証券会社に信用取引用の口座を開設することが必要です。口座開設には証券会社による審査があり、株取引に関する知識や保有資産の状況が問われます。

・信用取引のリスク!「追証」に注意

よいことずくめに思える信用取引ですが、担保の約3倍の取引ができるということは、3倍の損失を負う可能性もあるということです。

株式を担保に入れている場合には株式の担保価値が下がると、追証といわれる追加の担保を入れなければなりません。追証を入れられない場合には他の保有する株式が売却され、担保に充当されます。信用取引で思ったような利益が得られずに損失を被ると、借金を背負うリスクもあるのです。

・信用取引の種類とコスト

信用取引は株や現金を借りていますので、買方金利や貸株料、逆日歩といったコストがかかります。

信用取引には、制度信用取引と一般信用取引があります。制度信用取引は、証券取引所の選定基準を満たした銘柄のみが対象です。金利が低めに設定されていますが、6カ月以内に返済するというルールが設けられています。信用売りができるのは貸借銘柄に限られ、証券会社が貸し出す株がないときには機関投資家から借りるため、逆日歩というコストも生じます。一般信用取引では返済期限は設けられていませんが、信用売りはできません。

・まとめ

信用取引は大きな利益が得られる可能性もありますが、リスクも大きくコストも掛かります。信用取引を始めるのは、株取引に関する充分な知識と経験をもち、リスク管理ができるようになってからとしましょう。

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