グッド・アクションとは
世の中でGOODな職場・環境・取り組みが、あなたにとってGOODとは限らない。働く個人が100人いれば、100通りの働き方があり、それぞれの働き方に合ったGOODな取り組みが存在します。そんな中でも、GOOD ACTIONでは『 働くあなたが主人公となり、想いを持って始めた取り組みが、少しずつ周囲の人を巻き込みイキイキと働ける職場の共創へと繋がっていく…そんな可能性を秘めた取り組み(ACTION)』に光をあて応援します。
一人ひとりが生み出すACTIONを輝く星で表現しています。
いろんな「主人公」がいるからこそ、
星もいろいろな大きさ・形をしています。
実は、ロゴの真ん中にある空白部分も星の形をしています。
次はあなたのACTIONでこの空白を埋めてほしい、
そんな思いを込めました。
受賞結果
「働く人が主人公となるACTION」を応援するプロジェクトとして、7年目を迎えた今回。
多数のご応募の中から最終審査を経て選出された8つの取り組みを「GOOD ACTION」として発表しています。
今年は昨年新設した「ワークスタイルバリエーション賞」、
「ワークスタイルイノベーション賞」、「審査員賞」の他に「トレンド賞」「Cheer up賞」を新設しました。
働き手のバリエーションを多様化することに貢献したアクションに贈呈する賞
働き方の生産性向上につながるイノベーティブなアクションに贈呈する賞
その年の働き方や働き方の課題を解決しようと取り組んだアクションに贈呈する賞
それぞれの審査員が独自の目線で高く評価したアクションに贈呈する賞
労働環境や職場の改善が困難だと捉えられがちな業界で働く人にとって
力強いエールとなるようなアクションに贈呈する賞
SAPジャパン特別顧問/横浜市参与
EMPOWERジャパン共同代表
外部環境は昨年とは大きく変わりました。新型コロナの影響もありますが、その前から日本経済はどちらかというと停滞気味で、なおかつ人材不足。知恵を出し合わなければ将来の存続が難しくなるという企業も多かったと思います。そうした中でリモートが当たり前になり、誰かに会いたくてもなかなか会えなくなった。今回の受賞取り組みには、この状況で一体感を作るヒントがたくさんありました。また、5年前と比べればさまざまな働き方が実現されるようになりましたが、働き手がハッピーでなければ成果にはつながりません。今回の受賞企業はその本質もぶれずに大切にしていると感じます。
大企業は制度が充実し環境に恵まれています。一方で中小企業は、スピード感を持って新たな取り組みを進められることが利点です。今後もさまざまな困難が訪れると思いますが、アイデアは無限大です。今後もさまざまなアイデアを、多くの企業で実践していただきたいと思います。
慶應義塾大学特任准教授/株式会社NEWYOUTH代表取締役
僕はこれまでに6社の起業を経験していますが、最初に起業したのは大学1年生でした。そのときから働き方や組織の新しいあり方をテーマとしています。しかし以前はよく「働き方や組織のあり方は企業として結果を出すためのプロセスに過ぎない」と言われたものでした。
今回の表彰においては、結果がどうだったか、売り上げにつながったか、サービスが向上したかというよりも、取り組みそのものやプロセスを重視しています。世の中もプロセスそのものに関心を寄せるようになりました。今後は完全に逆転して、「居心地のいい職場や組織を作っていくことが目的」になり、「それを維持するために商品や売り上げがある」という常識が生まれるのかもしれません。
株式会社リクルート リクナビNEXT編集長
今回の受賞取り組みを振り返り、浮かんだキーワードが2つあります。1つは「はじめてのおつかい」。あの人気番組のタイトルですね。新型コロナの影響により、多くの人がオンライン環境で働いたり、飲食店がデリバリーに挑んだりと、「初めての挑戦」が多い年でした。あの番組の中では、子どもたちが危ない目にあいそうになったら周りの大人が助けてくれます。同じように、ひたむきにチャレンジしていれば周りの人が応援してくれるようになるもの。そんな「ひたむきさ」が大事だと教えられました。
もう1つのキーワードは「黒ひげ危機一発」。あのドキドキするゲームのように、どの穴に刺せば黒ひげが飛び出すのか、まったく分からない時代です。この状況で大切なのは「トライ・アンド・エラー」に加えて「アンド・ラン」。トライの数や失敗の数、そのために走った距離がますます重要になってきています。そうして取り組み続けていくが、いきいきとした職場の実現につながっていくのではないでしょうか。
※ 本ページの情報は全て表彰式当時の情報となります。
応募要項
審査員
学習院大学 経済学部経営学科 教授/一橋大学 名誉教授
80年慶應義塾大学文学部社会学専攻卒業。86年米国イリノイ大学産業労使関係研究所博士課程修了。人的資源管理論でPh.D.を取得後、カナダ国サイモン・フレーザー大学経営学部助教授。90年慶應義塾大学総合政策学部助教授、98年同大大学院経営管理研究科助教授・教授、01年一橋大学大学院商学研究科教授を経て、2017年より現職。厚生労働省労働政策審議会労働条件部会委員、財務省独立行政法人評価委員、経済産業省産業構造審議会臨時委員、経営行動科学学会長などを兼任。
著書に『人材マネジメント入門』、『人材の複雑方程式』(共に日本経済新聞出版社)、『人事と法の対話』(有斐閣)などがある。
SAPジャパン特別顧問/横浜市参与
EMPOWERジャパン共同代表
上智大学比較文化学部経営学科卒業。米国Fielding大学院組織マネジメント修士課程修了。富士ゼロックス総合教育研究所で異文化コミュニケーションのコンサルタントを始め、シティバンク銀行、モルガンスタンレー証券、メリルリンチ証券、住友スリーエムなどで人事・人材開発の要職を日本及びアジアで歴任。あおぞら銀行常務執行役員人事担当、資生堂執行役員広報・CSR・環境企画・お客さまセンター・風土改革担当を経て、現在に至る。
2010年APEC女性リーダーネットワーク、2011年APEC女性と経済サミット、2012年APEC女性と経済フォーラムに日本代表メンバーとして参加。 日本生産性本部ダイバシティセンター参与、女性パワーアップ会議推進委員、エンパワーメント大賞(日本生産性本部主催)審査員、HRアワード(日本の人事部主催)審査員、NPO法人ISLのコーチ、一般社団法人ジャパンダイバシティネットワーク呼びかけ人なども勤めている。 プライベートでは、米国人の夫をもち、二人の娘の母親でもある。
慶應義塾大学特任准教授/株式会社NEWYOUTH代表取締役
専門は産業・組織心理学とコミュニケーション論。人と組織、地域社会などにおける新しいコミュニケーションのあり方やオープンイノベーション政策を模索する研究者・プロデューサーとして活動中。
全員がニートで取締役の「NEET株式会社」や週休4日で月収15万円の「ゆるい就職」といった新しい組織のあり方や働き方を模索する実験的プロジェクトや、女子高生がまちづくりを担う福井県鯖江市の公共事業「鯖江市役所JK課」などを企画・実施。慶應義塾大学大学院修了、修士(政策・メディア)。慶應義塾大学SFC研究所「ゆるいコミュニケーション・ラボ」のプロデューサーも務める。
著書に『創造的脱力~かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論』(光文社新書)がある。
株式会社リクルート リクナビNEXT編集長
1988年慶応大学理工学部卒業。リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)に入社。B-ing、TECH B-ing、Digital B-ing(現 リクナビNEXT)、Works、Tech総研の編集、商品企画を担当。TECH B-ing編集長、Tech総研編集長、アントレ編集長・ゼネラルマネジャーを歴任。2007年より、リクルートグループ固有のナレッジの共有・創発を推進するリクルート経営コンピタンス研究所 コンピタンスマネジメント推進部、グループ広報室に携わる。2014年より、リクルートワークス研究所Works編集兼務。2016年4月、リクナビNEXT編集長就任。
コンセプト
「人材不足」「働き手の多様化」「生活と仕事の垣根の消滅」。いま、働く環境はかつてない変化をとげています。
企業と働く個人の関係も、従来の「雇う」「雇われる」という上下関係の中で生まれる働き方では、ともに成長していくことは難しくなっています。
これからは、「企業=働く個人の声に寄り添う」、「働く個人=企業に自らの働き方を申し出る」というフラットな関係となり、働く個人も主人公として企業とシナジーを生むことができる時代がやってきています。
働く個人と企業のフラット関係性による”SHOKUBA”の共創に光をあて表彰することで、同じように悩む企業や一人ひとりの働き手が一歩を踏み出せるようなヒントを提供できればと考えています。
過去の受賞結果
過去6回で50以上もの取り組みが受賞をしています。担当者の想いや取り組みの工夫など、ぜひヒントにしていただければと思います。
取り組みを探す
※ノミネートの紹介は第6回(2019年度)より実施しております。
お知らせ
学習院大学 経済学部経営学科 教授/一橋大学 名誉教授
思い返してみると、2020年から2021年にかけては、企業経営や社会全体でさまざまなチャレンジがありました。コミュニケーションのあり方も大きく変わっていかざるを得ませんでした。今回受賞された各取り組みから、こうした脅威に立ち向かっていくための3つの要素を学べると思います。
1つは、ある意味で凡庸な、「昔から言われているようなアイデア」が重要だということ。ほめることや、ダイバーシティを進めて他者の個性を認めること、病院であれば制服の色。そうした小さな部分に気づいていくことがとても大切なのでしょう。2つ目に「努力」「しつこさ」です。受賞されたみなさまに共通しているのは、くじけることなく、しつこくやり続けたことだと思います。そして3つ目に「成功を称えること」。いろいろなことに挑戦すれば、良い面も悪い面も表れてきます。良い面が出てきたときには、思いきりほめて大きく伝えていくことも大切です。この3点から学び、私も小さなアイデアを大切にして成果を上げていきたいと感じました。