働く上で様々な人とのコミュニケーションは欠かせません。自分とは考え方が違う人やなかなか話が伝わらない人とも、コミュニケーションを取りながら仕事を進めていく必要があります。意見が合わないなら、お互いきちんと納得できるよう話し合えればいいのですが、中には「話し合いにもならないくらい伝わらない…」「この人、クセが強くてちょっと面倒だな…」という人もいるかと思います。
リクナビNEXTジャーナルではこれまで、こうした人と向き合いながら仕事を進めるためのメソッドについて、弁護士の石井琢磨さんの記事を通じて紹介してきました。今回は過去に掲載した石井さんの記事の中から、反響が大きかったものを中心に、編集部で厳選した5つの記事を改めて紹介したいと思います。
石井琢磨
『めんどうな人をサラリとかわしテキトーにつき合う55の方法』著者。弁護士。幼少時から家族が次々と壺を買わされるという、ダマされ環境で育つ。偏差値35から中央大学法学部に合格。在学中に司法試験一発合格、消費者事件を中心に活動中。
目次
1.頭カチンコチン!「●●すべき」人間との向き合い方
「これはルールだから」というフレーズに「イラッ」とする方も多いのではないでしょうか?確かにルールは大切です。私たちはルールの大切さを十分認識はしているのです。しかし、「これって本当に必要なのかな?」と思うルールが残っている…という状況も多々見られます。こうしたときに「何のためにこのルールがあるのか」を考えることなく、ルールだからの一点張りで強要してくる人に対しては、少なからず「イラッ」とするのではないでしょうか?
こういう人に対抗するフレーズとして石井さんは3つのフレーズを紹介しています。
【3つのフレーズ】
フレーズ1:何のため?
フレーズ2:時代は変わったのでは?
フレーズ3:シロートですから
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2.「オレすごいだろ」自慢がすぎる人との向き合い方
本当に評価される人は自分で自分の功績を言いふらすことはあまりしないのかもしれませんね。他の人から評価されるので、自分であまり言う必要がないから。「俺すごいだろ」と頻繁に言う人は、もしかすると他人からの評価に満足できずに自慢をしているのかもしれません。
自慢すること自体、決して悪いことではありませんし、アピールすべきところはすることが必要だと思います。しかし、あまりに頻度が高かったり、無益な自慢(聞いて損した…というもの)をする人に対しては、正直「ウザッ」と思うことも少なくないと思います。こういう人に対抗するために石井さんは5つの対応方法について紹介しています。
【5つの対応方法】
対応1:「この話は使えるのか?」という観点で仕分けする
対応2:「誰が言うか」より「何を言っているか」に注目する
対応3:何のために言っているかを見極める
対応4:「だね」でかわす
対応5:「かもね」でかわす
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3.理不尽に責められてしまった時の対応方法
上司から全く関係ないことで怒られたときに、こちらに非がないことを説明すると「口答えするな!」とさらに怒られてしまった…。
上記のような、理不尽な仕打ちを受けてしまったビジネスパーソンの体験談はよく聞くところです。こういった理不尽な仕打ちに対して、石井さんは乗り切るための3つのフレーズを紹介しています。
【3つのフレーズ】
フレーズ1:「ありがとうございます」
フレーズ2:「そんなに大きな声を出しても変わりませんよ」
フレーズ3:オウム返し
<記事はこちら>
4.「逆ギレ」してくる人との向き合い方
後輩のミスを指摘したら「そんな言い方しなくてもいいじゃないですか!」と泣かれてしまった…。
「この人が次に同じミスをしないように」と思って指摘をしたのに「逆ギレ」されてしまう。そんな理不尽な状況に直面したことがある人も多いはず。こういう人に対抗するフレーズのNG・OKを石井さんは紹介しています。「逆ギレ」してしまう人は、なぜ逆ギレという“手段”を取るのでしょうか?その部分についても詳しく解説しています。
【NGフレーズ・OKフレーズ】
NG:そっちが悪いんでしょ?
NG:逆ギレかよ
NG:すみません
OK:その問題は後から考えましょう
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5.話がコロコロ変わる人との向き合い方
「A案よりB案の方がいいと思うんだよね」
1時間後「やっぱりA案の方がいいね!」…。
言ってることがコロコロ変わる人、特に上司が意見をコロコロ変える人だった場合、苦労することも多いでしょう。刻一刻と状況は変化するものなので、判断を都度変えることは、場合によっては必要かもしれませんが、元々優柔不断で、いつも意見をコロコロ変えるような人はどうにかしてほしいものです。
こういう人に対抗する3つのフレーズを石井さんは紹介しています。
【3つのフレーズ】
フレーズ1:変更になったのは、何か理由があるのでしょうか?
フレーズ2:方向性はこれで良いですか?
フレーズ3:そう来ましたか!
<記事はこちら>
職場の「クセがすごい」人と同じプロジェクトをやらなければならなくなった。社内で有名な「トンデモ上司」のもとに配属となってしまった。仕事にとてつもなく「後ろ向き」な後輩の育成係になってしまった…。様々な「めんどうな人」と向き合わなければならない局面に、ぜひ参考にしてみてください。
監修:リクナビNEXTジャーナル編集部