話がコロコロ変わる上司への対抗フレーズ3つ

上司の話がコロコロ変わるとイラッと来ますよね。

Aという企画を出したところ、「A’に修正したら?」と言われたので、
A→A’
に直して出しました。

そうしたら「Aにした方がいいんじゃない?」と言われ、
A→A’→A

最初に戻ってるし!

何だったの、この直しにかけた時間は!

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そんなときに、ネットで、「上司のイラッと来る言動8つ」とか特集があると、ついクリックしちゃうわけです。
そして、たいてい、この「上司の意見がコロコロ変わる」が上位にランクインしていることに気づかされます

同じように悩んでいる人がいかに多いことか。

話がコロコロ変わるのは、上司だけではありません。

今、私は、弁護士という仕事をしていますが、依頼者の話がコロコロ変わることもあります。
裁判所ってところは、話が変わる人は、「一貫性がない」という理由で、信用してもらえないのですね。
だから、打ち合わせの際には、何度も確認したり、資料と照らし合わせて話がコロコロ変わらないようにしますが、やっぱり法廷で突然何か言い出す人がいます。

刑事事件で「私はやってません」と強く主張してきたので、弁護士としては一貫して裁判所に「無罪だ」と主張し続けてきたところ、ある日、突然、拘置所の面会室で「実は・・・やってました」と告白されたりします。
うわっ、と文字通り、のけぞったこともあります。

重い話だったので、軽い例に切り替えましょう。

6歳の男の子に、『妖怪ウォッチ』のグッズをプレゼントしたことがあります。
1か月前には、「ウィッス!」とか言って、ようかいの体操を30分くらい踊り続けていたほど夢中になっていたからです。
もー、このグッズはツボでしょう。

ところが、その子は言います。

「ばっかやろー、今はポケモンが大好きなんだぜ!」

 ↑ ポケモンの主人公が「ばっかやろー」と言っていたのが刺さったらしい。

1か月前は、人に対してバカとか言う子じゃなかったのに。

私があげた妖怪ウォッチグッズは、袋もあけられないままポケモンの話が続きます。

このように、子供から上司まで、人の話なんて、簡単に変わるのです。

そう痛感して、話がコロコロ変わるシーンを見ていくと、変わる原因には大きく2種類あることに気づきました。

①その人のせい
②ほかの原因

上司の言い分が変わるケースで見ていきましょう。

「①その人のせい」は、その上司自身が問題のケースです。
性格がテキトー
忘れっぽい
飽きっぽい
思いつきで指示する
思っていないことをつい口にする
優柔不断
平和主義ゆえその場の雰囲気に合わせる

そんな性格の上司は、話がコロコロ変わります。
誰しも、気分が乗らずに予定をキャンセルするとかあります。
でもね、それを仕事に持ち込まれたら、部下は振り回されて迷惑ってもんです。

「②ほかの原因」は、外部環境が問題というケースです。
この場合、多くの上司は、話が変わるのを心苦しく感じています。

ビジネスでは状況が変わることはよくあります。
経済状況でプロジェクトの予算が変わってしまったり、企画が時流に合わなくなったりすることも多いでしょう。

今年の日経平均株価とか、もうドンドン上がりそう。

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なのに、ドスンと落ちる。

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天気予報は晴れだったのに、

豪雨で電車止まる。

未来なんてホント読めないですから、この場合、上司の話がコロコロ変わるのが仕方ない面もあるのです。

話が変わる原因を「人」なのか「外部環境」なのか、どっちの比率が大きいのか、それを見極めることで、振り回されにくくなります。

では、上司の話がコロコロ変わったときに、どのようにすれば良いのでしょうか。

1 「変更になったのは、何か理由があるのでしょうか」

上司の話がコロコロ変わり、今までかけた労力がムダになってしまったとき、同僚と居酒屋で「ばっかやろー」とグチるのは簡単です。

ただ、話が変わる原因には、
①その人のせい
②ほかの原因
の2パターンがあります。

上司のせいではなく話が変わる②だった場合、「ばっかやろー」とグチるのは、そもそも筋違い。労力がムダになったことを怒っているつもりで、その怒り自体もムダという悪循環です。

そんな感情を抱く前に、①なのか②なのか?
振り分けましょう。

理由を聞くことで、何か原因があるのか知ることができます。

仮に、②何らかの原因があって、話が変わった場合でも、こちらも時間や労力をかけているのですから、説明を求める権利はあります。
②の場合、上司も心苦しく思っているでしょうから、話せる範囲で教えてくれるはずです。

理由がわかれば、納得もできるし、また同じことが起きそうか心構えができるでしょ?

2 「方向性はこれで良いですか?」

話が変わる理由が、①の上司のせいだった場合、もうね、その職場では、きっと何度も同じ目に遭います。

そのうち、面と向かって「ばっかやろー」という言葉が口から出てしまうかもしれません。

そうなる前に、上司の身勝手な変更を少しでも減らすには、マメに途中経過を報告しておくのが良いです。
これにより話を変えにくくなります。
必要なら早い段階で軌道修正されるでしょう。
報告が記録に残っていれば、証拠にもなります。

子供へのプレゼントでも、買う直前に「今も妖怪ウォッチにはまってる?」と調査しておけば軌道修正するチャンスができるのです。

上司が原因だとしても、間違いを認めさせようなんて考えちゃいけません。

『キーパーソンを味方につける技術』(尾藤 克之著・ダイヤモンド社)という本に載っていた議員秘書さんの話です。

政治家という仕事では方針がブレるのは当たり前だそうです。でも、間違いを認めてはいけないと言われます。なぜでしょうか。

政治家は、基本的に自信家です。その自信ゆえに支持され当選しています。しかし、間違いを認めると、バッシングをされたり、クヨクヨしたりしてしまい、これを失うリスクがあります。だからこそ、間違いを突きつけられても、失敗を認めず、「想定内である」とか「大したことではない」と言うそうです。威厳を保つのも仕事のうち。

このような政治家に文句を言う議員秘書はいないのだそうです。

同じように、多くの上司は威厳を保つ必要があるでしょうから、間違いを認めない人は多いです。
立場上、そういうものなのだと心得ておきましょう。

3 「そう来ましたか」

最後はマインドの問題です。

話が変わったときに、「話が違うじゃないですか!」と感情的になっても仕方ありません。もちろん、相手に与える効果を考えて「ばっかやろー」と言うかどうかは別ですが、感情的に怒鳴れば問題は深刻化するでしょう。

私たちが、話が変わると困るのは、過去の話を信じているからです。

上司の指示は100%正しい。
そう考えると、ラクです。

一つのものを信じるのは、めんどくさくない。
1個だけ信じればいいんだから。

でもね、世の中、そんなに絶対視できる存在はないでしょう。
絶対の成功法則もないし、100%儲かる方法も存在しない。

子供の好きな物は変わっていき、愛の誓いは裏切られる。

確率論です。
上司の指示に100%コミットして、話が変わった結果、ムダになった労力は、ラクした代償なのです。

上司から指示されたときも、その指示が変わる可能性も頭の隅に置いておくべきです。

変わったときに「そう来ましたか」と余裕を持って受け止められれば、次の一歩も素早く踏み出せます。

まとめ

変化に慣れれば、仕事のストレスも減るはず。

P.S.

話がコロコロ変わる上司についても、書籍『めんどうな人をサラリとかわしテキトーにつき合う55の方法』で取り上げています。今回の上司のイラスト、すごいですよね。

著者:石井琢磨

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『めんどうな人をサラリとかわしテキトーにつき合う55の方法』著者。弁護士。幼少時から家族が次々と壺を買わされるという、ダマされ環境で育つ。偏差値35から中央大学法学部に合格。在学中に司法試験一発合格、消費者事件を中心に活動中。

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