【ルー相談】社内恋愛はリスク?後のフェスティバルになるより……

f:id:tyo-press:20160726114759j:plainビジネスパーソンのお悩みを、「トゥギャザーしようよ」でおなじみルー大柴さんがルー語でチアー(応援)していく「ルー大柴のキャリア相談室」です。

今回は、誰でも一度は悩む「コミュニケーション能力」や「休日の過ごし方」、そして夏にピッタリな燃える恋の話まで!?

「ダリ展」のポスターに大抜擢され、新たな魅力が発揮されたルー大柴さん。今回もルー語でパッションフルにお悩み解決です!

相談1:「コミュニケーション上手になるためには?」

私はエンジニア職で、基本的に部署内でのやりとりはチャットを使用しています。コンフィデンシャル(機密事項)な情報のやりとりが多いせいもありますが、会話がほとんどありません。そのため、別の部署やクライアントにシステムについて説明をするときなど、面と向かっての会話がうまくいかず苦手意識があります。どうすれば克服できますか?(30代、システムエンジニア、女性)

立板にウォーターである必要はないけど、転ばぬ先のステッキも大切に

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チャットやメールで仕事ができてしまう現代では、さまざまなことがマシン化されて人間的でなくなっていると感じています。ですから「自分は分かっていても、人に伝えるのが下手」というタイプはあなただけではないでしょう。

“血が通った”コミュニケーションが少なくなっているぶん、これまで以上に「どうすれば自分の考えが伝わるか」をヘッドで分析したり、ボディで訓練したりする必要があると思います。念には念をプットイン(入れる)して、「こう言われたら、こう言おう」とある程度シミュレーションしてみてはいかがでしょう?

また、あなたは「苦手」とおっしゃいますが、こうしたコミュニケーションとは本人の能力ではなく「場数」だと私は思っています。いずれにしても転ばぬ先のステッキ(杖)は大切ですから、まずは職場ではなく家族や恋人、親しい友人と積極的に交流して、あなたの考えや意見を発散するトレーニングをしては?

話し方も、立板にウォーター(水)である必要はありません!練習を重ねることで、仕事でもあなたの意見がより伝わるようになっていくと思いますよ。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

相談2:「職場に好きな人がいるのですが、告白するべき?」

職場に好きな男性がいます。熱心に仕事に取り組む姿勢を尊敬しているし、忙しい時にはさりげなくフォローしてくれ、結婚相手としても理想的です。でも同じ職場で毎日顔を合わせるし、同じ案件を一緒に担当することもあるため、もしふられたら仕事にも支障が出てしまうのではと思い勇気がでません。やはり当たってブレーク!で、告白すべきでしょうか?それとも諦めるべきでしょうか?(20代、広告代理店、女性)

後のフェスティバルになるより、恋のスリルを楽しんで

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これはディフィカルトな悩みですね。私は相手のことを好きならば愛の告白をするべきだと思いますし、「当たってブレーク(砕けろ)!」と言いたいところだけど、それが原因で仕事がギクシャクすることも、もちろんあり得るでしょうね。恋も仕事もうまくいく、という結果はなかなか難しいと思います。まさに、トゥーラビットをチェイスする者ワンラビットもゲットせず(二兎追うもの一兎も得ず)ですね。ですが職場恋愛のスリルも、また恋の醍醐味ではないでしょうか?

これだけ理想の人に出会えるなんて、人生において滅多にないと思いますし、まずはあなたの愛を伝えるべき!私は、過去に3、4人ほどいましたが…(笑)。でも、どれも結局ブレイクハート(失恋)してしまい、いつまでも引きずって、自分が嫌になることもありました。まさに恋の病でしたね。でも告白しなかったら「なぜ伝えなかったんだろう」と、もっと後悔していたと思います。

いまの若い人は傷つくのを怖がって、自分の気持ちを隠してしまっていますよね。でも傷つくことで、人は成長するんです。チャンスを逃してしまったら、それこそ後のフェスティバル(祭り)ですよ!

8,568通り、あなたはどのタイプ?

相談3:「休日の過ごし方がわかりません。アドバイスをください。」

仕事が激務のため、休日はいつも家でダラダラ寝て過ごしています。しかし時間の無駄遣いをしているようで、日曜の夜になると何だか虚しくなってしまいます。特に趣味はなく、友達も多くないのですが、有意義な休日を過ごすためのアドバイスをください。(20代、システムエンジニア、男性)

ライクこそものの上手なれ。まずはアクションしてみよう!

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友達も少なくて趣味もない…とのことですが、実は、私も以前は趣味がない人間でした。まずは何でもいいので、あなたが好きだと思うことに興味を持つところから始めてはどうでしょうか?

私はいまティーセレモニー(茶道)をやっていますが、もともと詳しいわけではありませんでした。しかし、習い始めたらだんだん魅力に惹かれていったんですね。上達していくと面白くなってさらに夢中になっていく、まさにライク(好き)こそものの上手なれです。結果的にうまくいかなかったとしても、まずは始めてみることがインポータントだと思います。

ほかにも、息子とドジョウを飼いはじめたときに「そういえば、昔ザリガニを釣って遊んだこともあったし、生き物が好きだったな」ということを思い出すこともありました。また休日には、一人でお弁当を買って公園で食べて、街の中をブラついて過ごす、なんてことも。そういった一人の時間を楽しむのもまた、素敵だと思いませんか? なにより、もし将来ワイフやファミリーができたら、なかなか自由な休日を過ごせませんから!たとえ人から「だらしない」と言われても、そんなだらしない時間もまた大事です。

▼今回登場した主なルー語

  • 念には念をプットイン(入れる)
  • 転ばぬ先のステッキ(杖)
  • 立板にウォーター(水)
  • 当たってブレーク(砕けろ)
  • トゥーラビットをチェイスする者ワンラビットもゲットせず(二兎追うもの一兎も得ず)
  • 後のフェスティバル(祭り)
  • ライク(好き)こそものの上手なれ

ルー大柴

1954年新宿に生まれる。日本語と英語をトゥギャザーした話術を使う独自のキャラクターで活躍。芸能活動のほか、2007年NHKみんなのうたに採用された「MOTTAINAI」をキッカケに、富士山麓の清掃や地域のゴミ拾いをするなど環境活動にも積極的に取り組む。趣味はドジョウやメダカの採集、水墨画。茶道・遠州流師範、山野美容芸術短期大学客員教授も務める。ルー大柴 Lou Oshiba (@louoshiba_) | Twitter

<WRITING>伊藤七ゑ <PHOTO>岩本良介

編集:鈴木健介
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