飲み会の後のお礼メールの書き方と例文【参加者編】

 社内の懇親会や新・忘年会、あるいは取引先との接待など、社会人になると仕事関係の飲み会が増えますよね。お酒の場で親睦を深め、その後の仕事がスムーズにいくように図るのもビジネスパーソンにとっては大事なスキルの1つです。そして仮に、上司や取引先にご馳走になったら、その「お礼」をするのは当然です。その場で伝えるのはもちろんのこと、解散した後にメールで感謝の気持ちを伝えることも重要です。

飲み会の後のお礼メールの書き方【参加者編】

スピードが大事!遅くとも翌日までには送ろう

 飲み会後にお礼メールを送る場合、メールを送るタイミングは何よりもスピードが第一です。終わった直後、帰りながらにでもメールを送って誠実さをアピールしましょう。しかしだからといって何も考えず深夜にメールを送るのはマナー違反です。夜遅くなってしまった場合には翌朝、早過ぎない時間を狙って送るのがベターです。特に社内の飲み会でおごってもらったときには、次に上司と会うまでに送るのが礼儀です。上司とは早ければ翌朝には顔を合わせますから、タイミングを見つけてなるべく早く送りましょう。しかし、直属の上司でない場合には携帯アドレスを知らない場合もありますよね。そんなときには社内メールアドレス宛に朝一番に送ります。
 社外の人の場合、お互いにビジネスの場として飲み会を意識していますから、メールを送る際には線引きが必要です。携帯のアドレスからではなく、PCアドレスからメールを送りましょう。その際にもスピードを重視し、出社してすぐにメールを送信します。もし週末が重なってしまってパソコンから送るのが難しい、というときには「携帯から失礼します」と一言添えれば、お礼を早く伝えたいという気持ちが伝わって悪い印象にはならないでしょう。

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お礼メールに書くべきこと

 目上の人に送るとはいえ、お礼メールは取り急ぎ感謝の意を伝えるものですので、あまりかしこまった内容にする必要はありません。ダラダラと長文にせず、必要な事を簡潔にまとめて感謝を伝えましょう。マナーとしてのメールですから、送られる相手にとっても負担のないものにする必要があります。1,2度でメールのやり取りが終わるように内容を吟味しましょう。飲み会での出来事に触れるのもいいですが、あまりに内容が濃いと仕事と飲み会の場をキッチリ分けたい上司には嫌がられるかもしれません。また、楽しかったというのを伝えるのはいいですが、「また誘ってください」という文面は避けた方が無難です。上司や先輩にとってはプレッシャーになりますし、人によっては「またおごってください」と捉えてしまうこともあります。もし本当にまた一緒に行きたいと思うのなら、「今度は私から」と伝えましょう。
 また、取引先など社外の人にメールを送る際にも文面の最後に「今度はこちらが」という主旨の一文を添えると「今後も付き合いを続けていきたい」というアピールになります。感謝の気持ち以上のものが伝わりますから、是非参考にしてみてください。

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お礼のポイントとは

 自分より立場が上の人に対しお礼の気持ちを伝えるメールですから、当然ながら相手に敬意を払った態度が必要です。いくら飲み会は“無礼講”でも、メールではぴしっと切り替えて立場をわきまえた内容にしましょう。相手によってはユーモアを含めた文面でも問題ないでしょうが、感謝と敬意を忘れてはいけません。
 また、部下だからといって「おごってもらって当たり前」という態度はNGです。このご時勢、上司にとっても1回の飲み会代は決して軽い負担ではないでしょう。それでもその場に誘ってくれたのですから、礼節を尽くして丁寧な文章を心がけましょう。
上述のポイントを踏まえ、飲み会後の上司へのお礼メールの例文をご紹介します。

【件名】お食事会のお礼
○○部長

お疲れ様です。
昨日は美味しいお食事をご馳走になりました。ありがとうございました。
仕事の悩みを聞いていただいたり、部長の貴重なお話を聞けたりと大変有意義な時間となりました。今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。
また是非部長のお話をお聞きしたいので、次は私からお誘いさせてください。
ありがとうございました。

××(自分の名前)

このような定型文を自分で作っておけば、飲み会が終わった後にスマートにメールを送れますね。

メールを送った後に直接、お礼をしよう

 メールを送ったらもう安心…ではありません。次に顔を合わせたときには再度、感謝の言葉を伝えましょう。飲み会の場で、メールで、そして対面で、とアフターフォローまでしっかり行えば上司も好印象を持ってくれることでしょう。何より直接話す方が文面よりも自分の感情を相手に伝わりやすくなります。
 しかし出張や外出が重なってなかなか会う機会がない、という場合もあります。そういう時は電話でお礼をするのも1つの手段です。電話の場合は相手の都合を考え、あまり時間をとらないように手短に済ませるのがポイントです。
ビジネスシーンにおいて、飲み会や食事でごちそうになったらできるだけ迅速にお礼メールを送るのは大切なマナーの1つです。気持ちを込めたメールを送り、相手との関係性を深めたいものですね。

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