社内SNSをフル活用!効率を上げるコミュニケーションとは

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社内SNSを導入する企業が増えている

個人の趣味の範囲で使われていたFacebookやTwitterなどのSNSを社内で公式に導入・利用する企業が増えているそうです。その利用目的は「社内コミュニケーションの活性化」にあるのだとか。一体、どういうことなのでしょうか?

現在は「無駄を省く」「効率化」といったことが優先される時代です。以前であれば、きちんと本人に会いに行って、顔を見ながら話をすることが重要視されていましたが、今はその「時間」よりもメールで伝える「スピード」が優先される部分が少なからずあります。

しかし、とことん無駄を省いていくと、その弊害があることも事実です。その一つがコミュニケーション不足です。今では見なくなった光景ですが、一昔前の会社の昼休みというと、社員がみんなでバレーボールをしていたそうです。ある企業は、古き良き時代の「社員同士の深い人間関係」を取り戻すために、SNSを導入したという事例があります。「社員同士の濃密なコミュニケーションが生産性(コストパフォーマンス)を上げ、さらにミスを減らすことに繋がる」と、その企業の経営者は考えているのだそうです。

また、東日本大震災をきっかけにSNSを導入した企業もあります。緊急時にSNSがもっともコミュニケーションをとりやすかったので、通常の業務でも活用するようになったのだそうです。

きっかけはどうであれ、今後もSNSを導入する企業は増えていくのかもしれませんね。

雑談の場をあえてSNSでつくる

SNSの具体的な利用方法を見てみると、一つは「雑談の場の再現」というものがあります。休憩中に社員が一つの場所に集まって、みんなでくだらない話をしているうちに何となく面白い企画が浮かぶことはそう珍しいことではないと思います。でも、今はなかなかその時間さえ取れなくなっているのが現実のようです。

そこで、社内のイントラネットやSNSプラットフォーム上に「雑談の場」をつくるというわけです。そこでは、社員は気軽に雑談を繰り広げることができます。この方法であればFacebookやLineでグループをつくればいいので、どの企業でも実現することができますよね。

他にも、全国に支社のある大手企業では、本社と地方支社のつながり強化のための情報共有ツールとしてSNSを導入するケースもあるようです。SNSの利点は双方向という点なので、本社が一方的に情報を伝達するのではなく、支社からの情報をくみ上げることができて、本社と支社の心の距離が近づいたと好評だそうです。

社内SNSで注意すべき点とは?

社内でSNSを利用するうえで注意すべき点があります。その一つ目は「ルールをきちんと設定すること」です。いくら「雑談の場」として気軽に書き込みをしてよい場所でも、会社のSNSに人の悪口や機密情報、個人情報などを書き込むことは許されません。

「そんなの当たり前」と思うかもしれませんが、ルールがないと行動がエスカレートしてしまう恐れがあるのも事実。そのため、しっかりとルールを設定し、SNSに関する社員教育を施したうえで導入したほうがよいでしょう。

二つ目は「利用目的を明確にすること」です。「とりあえず社内イントラでSNSをつくったので使ってください」と言われても、最初はなかなか利用しづらいものです。せっかくコミュニケーションの活性化のためにつくったのに、誰も使わなかったら、何のために導入したのかわかりませんよね。

そんなことにならないよう、「ここは〇〇について意見を交換するための場です」など、利用目的を絞って、社員に事前に説明することが必要です。制限とルールを設けることで、書き込みやすく、活性化するSNSになることでしょう。

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