マンガ『DRAGON QUEST ―ダイの大冒険―』に学ぶ、正しい「負け方」を教えてくれる言葉――大事なことは全部マンガが教えてくれた

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「マンガ」のあるシーン・ある言葉に、ハッと気づきを与えられたこと、勇気づけられたこと、ありますか?

普通に仕事をしているだけではなかなか気づくことのできなかった考え方など、「マンガから学べた!」ってことあると思います。そんな仕事に人生にジンジン効いてくるマンガの1フレーズを、筆者の独断と偏見で選定、解説までしてしまうこのコーナー

今回は、ドラゴンクエストの舞台で繰り広げられる冒険を描いたマンガ『DRAGON QUEST ―ダイの大冒険―』(©三条陸・稲田浩司・堀井雄二 / 集英社)より、正しい「負け方」を教えてくれる言葉をご紹介します。

負け方にもポイントがある?

競争社会で生きていく上では、常に勝ち続けることはなかなか難しく、時には望まない負けを受け入れなければいけないときもあるでしょう。

しかし同じ「負け」でも、今後につながる負け方と、今後に活きない負け方が存在します。

そんな、正しい「負け方」を教えてくれる1フレーズがこちら!

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“負ける時は力のすべてを出しつくして思いっきり負けなさい。そうしないと絶対に今より強い自分にはなれませんよ!!”

©三条陸・稲田浩司・堀井雄二 / 集英社

物語も終盤、バーンのいる大魔宮に乗り込んだダイたち。各所でボスクラスの敵との戦いが繰り広げられていました。

ダイの仲間の一人、ヒュンケルの元に現れたのは、かつて倒したはずの敵、ヒム。ハドラーの禁呪法によりオリハルコンの駒から生み出されたヒムは、本来であればハドラーの死とともにこの世から消えるはずでしたが、ハドラー達が全滅しそうになった瞬間、死にたくないという思いが奇蹟を起こします。ハドラーによって生み出された、いわば人形だったはずのヒムに生命が宿ったのです。

オリハルコンの肉体に、闘気を宿すことができたヒムは、驚異的な力を得て、かつて一度は敗れたヒュンケルに挑みます。ヒュンケルはそのとき既に多くの敵を倒しており、かなり消耗している状態。ヒムから受けた一撃に、一瞬意識を失ってしまいます。

そんなヒュンケルを呼ぶ声が、心の中で聞こえてきます。その声の主は、幼いヒュンケルを育てた師匠、アバンでした。

“力のすべてを出しきっての敗北ならば、なんら恥じる事はない。
でも、今のあなたはまだ、やれる事が残っているじゃあないですか…!
…負ける時は力のすべてを出しつくして思いっきり負けなさい。そうしないと絶対に今より強い自分にはなれませんよ!!
最後の最後まで己の力を出しつくして戦い抜く…!それが…真の戦士です!!!”

かつての師匠であり、同時に殺したいほど憎んでいたアバンの言葉を鮮明に思い出すヒュンケル。その言葉に背中を押されて、何とか立ち上がります。

“不思議なものだ。あれほど憎んだのに…、殺してやりたいとすら思ったのに…!…師よ!!瀕死のオレをこうして立ち上がらせてくれたのは、いつもあなただった…!!”

そう言ってヒュンケルは、強敵となったヒムに改めて戦いを挑んでいくのでした。

余力を残して負けるのは、負けた時の言い訳を用意するため

全力で挑んで負けたのであれば、それはもうシンプルに自分の力が足りなかったから。だから、その負けを乗り越えるために、必死で努力をするはずです。

一方で余力を残して負けた場合というのは、「あの時は全力を出していなかったから」と、負けた時の言い訳が生まれてしまうことになります。本気を出せば勝てたのだ、と自分に言い聞かせてしまうことで、結局差を埋めるだけの努力をすることができなくなります。

勝負である以上、勝利を望むのはもちろんですが、もし相手が強大で、その時点での勝利が難しいのであれば、せめて次につなげるために、全力を尽くす、正しい負け方をしたいものです。

本気の上司の言葉は、部下の中に残っている

ヒュンケルはアバンのことを憎んでいましたが、そんな存在であってもアバンの言葉は師の言葉として、ヒュンケルの中に生き続けました。

部下に厳しく叱りつけたとして、そのときは部下からうとまれたり、憎まれたりしたとしても、本当に必要な言葉であれば、それはきっと部下の中に残っていくのです。

例え嫌われようと、煙たがられようと、部下に必要なことだと思ったら、本気で部下に伝えていく。上司という立場の人は、アバンからそういった部分も学べるかもしれません。

>>『大事なことは全部マンガが教えてくれた』シリーズ 大事なことは全部マンガが教えてくれた

監修:リクナビネクストジャーナル編集部

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