社会人の心に突き刺さる「きかんしゃトーマス」珠玉の名言集

f:id:iFfa8NE6:20151014110237j:plain

Photo by twcy

「きかんしゃトーマス」は、実は名言の宝庫!

もし「きかんしゃトーマス」を、ただの“子供向けの番組”だと思っていたら大間違い。登場する機関車たちは、そのかわいい顔からは想像もできないようなキツい言葉で相手を罵ったり、悪態をついたりと、制作国であるイギリスらしいブラックジョークがいっぱい詰まった大人も楽しめる番組なんです。

そんな彼らは、お互いにケンカをしたり、ときには失敗をしながら「役に立つ機関車」を目指して仕事を続けます。その泥臭くてがむしゃらな姿は、社会で働く大人の心をも奮い立たせる何かが秘められています。

子供向け番組によくある“いいお話”だけで終わらない「きかんしゃトーマス」。今回は初期のエピソードの中から、特に印象の強い「珠玉の名言」を4つピックアップしてご紹介します。会社で働く人には、特に共感できる言葉ばかりです。

部下の心をぐっとつかむ”強いリーダー”の一言:「心配するな。わしの鉄道でそんなことはさせん!」

大型機関車のゴードンは、他の機関車たちよりたくさんの石炭と水を使います。そのことをまわりからバカにされるだけでなく、ライバルのディーゼル機関車からは「俺たちに石炭は要らない。俺たちが君らの代わりに走ってやるよ」とイヤミまでいわれてしまう始末。

いつもは自信家のゴードンですが、「蒸気機関車はいつの日か必要なくなる…」と心配になり、トーマスやゴードンが所属する鉄道会社「ソドー鉄道」を取り仕切るトップハム・ハット卿に「ディーゼルが俺たちの代わりに走るって、本当ですか…?」と質問します。そのときのハット卿の答えが、この名言というわけです。ゴードンはこれを聞いて元気を取り戻します。

同じ会社で働く仲間とはいえ、ときに部署間で軋轢が生まれることもあります。目立つ成果をあげれば、他の部署からジャマが入ることも。そんな不穏な空気ですら、リーダーの力強い一言があれば、すべてを吹き飛ばすことができる。ハット卿がみせる“部下の掌握術”は、実生活でも大いに役立つものばかりです。

タイプの異なる同僚、適度な距離感を保つ言葉:「俺たち手を組もうじゃないか。お前は俺を助け、俺はお前を助ける」

このセリフが登場する前、ゴードンはちょっとしたミスから泥の中にハマるという失敗をしています。いつもゴードンから「バカ」や「チビ」と呼ばれているトーマスは、ここぞとばかりに「変なカビ臭いにおいがするなぁ? ゴードン、君が来るまではにおわなかったよ。きっと君のにおいだな!」とゴードンをからかいます。

ところが今度はトーマスが、イタズラ好きな性格があだとなって穴に落ちてしまいます。地盤が緩くてクレーン車も使えない、そんな状況で唯一トーマスを引き上げられるのが、一番力の強いゴードンだけでした。恥ずかしくてバツの悪いトーマス。しかし、ゴードンは「いいってことよ! 俺も前にドジをやったからな」と大きな声で笑い飛ばします。そして反省するトーマスに向かって、ゴードン兄貴がこの言葉をかけるというお話です。

仲のよい同僚もいれば、それほどでもない同僚もいるもの。しかし、一緒に仕事を遂行する同志には違いありません。四六時中、仲良くする必要はなく、仕事という目的において、手を組めばいいのです。タイプの異なる、言い換えれば、ウマの合わない同僚やビジネスパートナーとの距離感に悩みを感じている人は、この一言を参考にしてみてはいかがでしょうか。困ったとき、手助けが必要なときだけ、手を組むくらいでもいいのです。

声高にアピールするよりも、静かに仕事にひたむきに:「ちゃんとした機関車は、やたらに汽笛を鳴らしたりはしない」

新しくモデルチェンジした機関車のヘンリーに向かってゴードンがいった言葉。新しいボディーへの嫉妬もありつつ、いつものように皮肉たっぷりにヘンリーをたしなめる一言です。

このエピソードは、ヘンリーの煙突めがけて橋の上から石を投げる子供たちを、ヘンリーがくしゃみで撃退するというお話。ゴードンの忠告通り、やたらに汽笛を鳴らすことなく、一発のくしゃみで子供たちに仕返しをしています。

ゴードンのこの言葉は、仕事における“ある場面”でも当てはまります。なにか主張をするにも、遠慮がちに伝えるのでは、なかなか相手に伝わりません。先ほどのヘンリーの場面でも、もし小さな汽笛を繰り返していては、子供たちのいたずらは止まらなかったでしょう。意見や主張があるならば、毅然とした態度で表明する。その大切さは仕事以外でも当てはまりそうです。

「ちゃんとした」とは、意見をしっかりと表明できる態度、という意味でもあり、それが「ちゃんと仕事ができる」ことにも繋がっているのです。

”褒められるため”ではなく、”役に立つため”に:「あーあ、行っちゃった。でもいいさ、役に立つことができたんだから」

ソドー鉄道の中でもカラダが小さく、オンボロの蒸気機関車・エドワード。みんなにどんな悪態をつかれても、エドワードだけはいつも紳士で、仕事熱心な心やさしい機関車です。

第1シリーズ第2話「おてがらエドワード」は、坂道で立ち往生してしまったゴードンをうしろからエドワードが押すというお話。貨車が重すぎて坂道を登れないゴードン。エドワードが助けに来ても、「ふん、やっても無駄だね」と諦めモード。しかし、がんばり屋のエドワードは必死にゴードンを押し続け、ついに坂道を上りきることに成功します。

ところが、坂を上れたゴードンはうれしさのあまり、エドワードにお礼も言わずに猛スピードで走り去ってしまいます。そんなゴードンを見ながら「でもいいさ、役に立つことができたから」と、満足気な表情を浮かべるエドワード。彼の献身性が見えるエピソードです。

どんな仕事も、華やかな仕事の裏には地味な作業をする人がいる。誰かに褒められるためではなく、誰かの役に立てることを喜びに思う。エドワードが持つ献身性は、社会人の基本のような考え方です。エピソードが進むにつれ、エドワードはみんなから信頼される機関車になっていくのです。それも、こんな言葉を生み出すキャラクターであれば、なるほど!とうなずけます。

さまざまなキャラクターが登場する「きかんしゃトーマス」の相関図は、いわば“会社の縮図”のようなもの。自分の仕事のことしか考えない機関車がいたり、仲間とストライキを企てたり、新しく入ってきた機関車をイジメてみたり…。必ずしも「いい奴」ばかりではないところに、大人が共感するポイントがあるのかもしれません。

珠玉の名言は、他にもまだまだたくさん隠されています。子供といっしょに見るのもいいですが、会社の誰かの顔を思い浮かべながら、「きかんしゃトーマス」を楽しんでみてはいかがでしょう?会社生活をうまくやるヒントが見つかりますよ。

監修:リクナビネクストジャーナル編集部

PC_goodpoint_banner2

Pagetop