一人暮らしの社会人にとって、コンスタントな貯金は結構難しいもの。貯金ができる人の行動パターン、計画性について紹介していきます。
まずは貯金額の見立て・目標をしっかりと立てよう
貯金をする上で大切なことは、まず目標となる金額と期間を決めることです。1年間で30万貯めたい場合、1ヶ月25,000円ずつ貯金することになります。この数字を見ると出来なくもないな、と思いませんか?またここで決めたペースを維持するために、現状の収入金額や月々にかかる費用と照らし合わせることが大切です。現実的な目標を立てることで、無理なく貯金を続けることができます。
逆に、現実的でない数字を立てた場合。例えば1年で100万円貯めるとなると、月々84,000円貯める必要があります。大学新卒の新入社員の平均的な手取りは16〜17万円程度だと言われています。月給の半分程度を貯めなくてはならないとなると、流石に厳しいものでしょう。
一人暮らしなら手取りの1割から始めるのが無難
一人暮らしをしていると、家賃や光熱費だけでかなりの額になり、新入社員は付き合いなどでやたらと交際費がかかってしまいます。一人暮らしで無理なく貯金するには、手取りの1割程度から始めるのが無難と言われています。
手取りが17万円とすると、1割の17,000円を貯金することになります。このペースを維持することができると年間で204,000円。1年後には20万円が貯まっていることになります。目標を明確にすることで、より一層現実的に貯金を続けることができます。
貯金するためのアクションをご紹介
具体的な月々の貯金が決まったら、あとは自分の習慣を変えていきましょう。貯金ができる人の習慣を紹介していきます。
・給料が入った時点で貯金分を分ける
1ヶ月を通して余った分を貯金していくというやり方では、絶対にお金は貯まっていきません。実際に手元にあるお金を、余らせるつもりで消費していこうという考えでは目標額を残すことはなかなか難しいのです。
貯金の目標が決まっている場合、月々に必要な額を給料が入った時点で分けておくことが重要です。手取りが17万で月々17,000円貯金したい場合には、手取り153,000円として考えておく必要があります。
また、給料が振り込まれる講座とは別に貯金用の口座を作って、自動的に天引きされているようにしておくと良いでしょう。貯金額がそのまま通帳に記載されていくのを見ることもでき、しっかり貯金できている感じを味わうこともできます。
・自炊を習慣化させる
食費は生活費の中でもかなりの比重を占め、その費用は馬鹿になりません。外食がメインで自炊を全くしないという人と、常に自炊をしているという人では月々の貯金額が大きく変わってきます。自炊をメインにすることによって一食あたり200円程度に抑えることができ、外食よりも圧倒的に費用を抑えることが可能です。
また、月々の外食は何回まで、いくらまでと決めることによって、無駄遣いをせず計画的にお金を使う習慣をつけることもできます。
・家賃はなるべく安くするとラク
やはり月々で一番負担になってくるのは家賃です。家賃はいわば「固定費」。当月努力して節約していけるものではありません。やはり家を決める段階で賃料の安いところを選んでおくと貯金のしやすさに大きく影響が出てきます。これから引っ越しをしたいと考えている方は、家賃の安い家を検討してはいかがでしょうか?
・交通費を全面的に見直す
地味に積み重なってしまっているのは、交通費です。移動でどんどん交通費が積み重なってしまっている場合、自転車などを検討してみてもよいでしょう。
まとめ
新卒社員のようにお金に余裕がない場合は特に月々にかかる費用、月々に貯める費用をしっかり把握して、計画的に貯金していくことが大切です。しっかりとした現実的な目標を立て、日々の習慣を見直すことで、貯金ができる社会人になっていきましょう。
画像:ぱくたそ